10分間にわたり熱っぽく祝辞を述べた中尾明慶(『日本工学院八王子専門学校』入学式にて)

《中尾明慶いて眠気ふっ飛んだ》

 4月5日、都内で行われた『日本工学院八王子専門学校』の入学式に特別ゲストとして中尾明慶が登場し、新入生がざわついた!

 同校は東京都八王子市にキャンパスを構え、東京ドーム8個分という広大な敷地の中にある体育館に彼は現れたという。

新入生への祝辞を述べに来てくれました。学生は彼が来ることを知らされていなかったので、そうとう驚いていましたよ。中尾さんは夢を目指すことの大切さを熱く語ってくれて、学生にも大反響でした」(式に出席した保護者)

中尾に気づく人はおらず……

 この学校の卒業生ではない中尾がいったいどういう経緯で祝辞を述べることになったのだろうか。同校のクリエイターズカレッジ カレッジ長の前田大輔さんに話を聞いた。

実は、'12年に中尾さんがこの学校で自主制作映画を作ったことがあったんです。中尾さんが監督を務めて、助監督やカメラマン、照明などを学生が担当しました。そのときに、学生たちと“また何かあったらお願いします”と話していました。

 今回、彼に依頼したのは、そういうご縁があったからなんですよ。ちょうど、3月までNHK連続テレビ小説の『まんぷく』に出演されていたことも決め手になりました」

 当日は、新入生と保護者合わせて約4000人が集まった。意外にも当初、中尾に気づく人はいなかったという。

「来賓の方を3名お招きして、10分間ほど挨拶していただいたのですが、最後が中尾さんでした。来賓の方には自分の番が来るまでステージのイスに座って待っていただきました。本校の体育館には、コンサートのようにアップで映すモニターはありません。ですから、学生たちも遠くから見ているだけでは中尾さんだとわからなかったそうです」(前田さん、以下同)

 会場は予想外のゲストの登場に色めき立ったが、彼が話し始めると真剣に聞き入っていた。

大きな目標や夢よりも、まずは目の前の目標を見つけて達成してほしいとおっしゃっていました。それはご自身の経験を踏まえての話だったようで、自分もハリウッド映画に出演するという大きな目標がありつつも、まずは今年1年間で何ができるかを考えているそうです」

 現在、子育てをしている親としての立場からこんな話も。

「学生には、“この年まで育ててくれた保護者の方に感謝してください”と話していました。一方で、保護者の方には“夢を持った子どもたちを応援してあげてほしい”とも。俳優という職業柄もあるのでしょうが、いっさい紙を見ず、言葉に詰まることもなく、聞いている人の心に寄り添うような話し方でしたよ」

 夢を持って突き進むというのは、まさに『まんぷく』での萬平さんそのもの。中尾の名スピーチは、ルーキーたちの糧になることだろう!