TAKAHIRO 撮影/佐藤靖彦

「空き時間は、ほぼ釣りをしていました。ある日は地元のおじさんと2~3時間くらい一緒に釣りをしたりして(笑)。ちゃんと島の日光を浴び、その土地の魚を食べ、地元の人と触れ合う。撮影以外の時間も、なるべく島の人でいられるように意識しました」

 EXILEのTAKAHIRO(34)が、島根県・隠岐島で撮影された映画『僕に、会いたかった』(5月10日(金)より全国ロードショー)で、長編映画単独初主演に。

 いつもの華やかなイメージから一転、無精ヒゲを生やした漁師役が新鮮!!

「撮影ではさらに黒いファンデーションを塗って。できあがった姿を初めて見たときは、自分でも“僕じゃないみたい”と驚きました。この格好でいると、全然気づかれないんですよ。釣りに出かけても、地元の人も“見ない顔だね”という感じで普通に受け入れてくれて(笑)」

 そう撮影のエピソードを楽しく話すTAKAHIROだが、今回の役どころはまったくの逆。事故により記憶を失った男・池田徹を演じ、劇中では言葉数も少なく、笑顔もない。

「自分自身とは正反対の性格で、これどうやって撮影するんだろう? と思ったくらい台本もほぼト書き。セリフが少ないってこんなにも難しいんだなと。とにかく必死で、食らいついてやろうという気持ちで臨みました」

 そんな彼を支える母親役を演じたのは、松坂慶子。大先輩ということもあり、最初は緊張していたというが、

すごく気さくな方。とてもキレイな方なので、島でもひときわオーラを放っていました(笑)。でもカメラの前に立つと、“普通のお母さん”になる。すごいなと。座長としてまだひよっこの僕を、現場で引っ張っていってくださったので、ここは肩を借りようと。短い時間でしたが、そんな松坂さんの息子になれたのは、とても光栄でした」

 劇中で描かれる家族の絆と再生。家族との“今”を大切にしたくなる作品だが、TAKAHIROにとって“家族”とは?

「僕にとっては特別なものですし、なくてはならない存在です。親父、おふくろ、祖父、祖母、妹とみんながいる中で育ってきたので。家族は当たり前の存在だと思っていたんです。でも、東京でひとり暮らしをして、その温かみを改めて実感しましたね」

 実は人見知り!?

「僕、こう見えて人見知りで、友達も狭く、深くであまり多くないんです」

 人とのコミュニケーションで大事にしていることは?

「男同士であれば早いうちに下ネタを話すこと! そこが合わないとなかなか友達になれないので(笑)」