BOYS AND MEN 撮影/佐藤靖彦

 メローなロック調が、「新たなボイメンで新鮮!」と話題のBOYS AND MENのニューシングル『頭の中のフィルム』。5月29日の発売を目の前にして、メンバーの“頭の中の思い出のフィルム”を公開してもらいました。

田村「思い出のフィルム? いっぱいあるなあ。ドラマみたいな胸キュン恋愛話をしてもいい?」

土田タムタムにそんな恋バナがあるなら、どうぞ

田村「中学校で憧れてた先輩から偶然、“田村くんは好きな人、いるの?”って聞かれて。とっさに、先輩の向こう側にいた友達を指さしちゃったわけ。それ以来、ずーっと“〇〇さんが好きなんだって?”って、からかわれ続けたんだけど先輩が中学を卒業した日。家を訪ねて、玄関に出てきた先輩をつかまえて、モジモジしているうちに告白まで5時間。で、結果フラレたっていう話、します?

土田「今、全部話したから!」

勇翔「僕は高校行事かな。マラソン大会で、隣の市とその隣の市の、全学年が一緒になって走ったんだけど」

田村「全部で10人くらい?」

勇翔「そんな少なくないって(笑)。900人くらいが一気に走って、すごい迫力だったことを思い出します」

土田「僕は専門学校でのペーパークラフトの授業。下手すぎて実技テストで最低点をとって悪い見本になった」

辻本「はい! 僕は野球」

本田「でしょうね、辻ちゃんは。野球と野球と、ときどきサッカーでしょ?」

辻本「具体的にはもっとあるし。学生のころはやっぱり練習がむちゃくちゃエラいんで、それを乗り越えてリーグ優勝したことは一生忘れない

本田「それ以来、人生2回戦負けがずっと続いてるもんね」

辻本「誰が2回戦負けじゃ!」

小林「B ONE SOUL(ビーワンソウル)って知ってる?」

辻本人の話聞いてた? ゆーちゃむ、野球にまったく興味ないでしょ」

小林うん。で、B ONE SOULってね、ヒップホッパーのファッションなんだけど、中学のころに流行ってハマった時期があったの。ラッパーみたいな自分が頭に浮かんだ。母親から、“アンタ、サイズ合ってへんで”って」

本田「似合わなそ〜(笑)」

吉原「僕も小、中とやっていた野球のシーンを思い出します。練習場まで自転車で片道1時間半かかるんだけど、あのころは遠いと感じなかった距離は、今思うと信じられない。メンバーと何を話すでもなく1時間半、自転車でタラタラと往復したのが懐かしい」

平松「中学校で応援団長になったこと! それまではバスケ部の誰かが団長になっていたのに、その年は僕がみんなに推されて。本番当日、団員が立ち位置についた瞬間、ザーッと雨が降ってきて、“うわ〜っ、これ絵になるじゃん”って思いながら、三三七拍子ー! って号令をかけたけど、雨音に声が負けてしまい本番がバラバラだった、という」

水野「カッコいいじゃない。僕は大学で失恋した男子を慰めるために、“夕日を見に行こうぜ!”って、名古屋の名港トリトンまで、友達と原付をかっ飛ばしたのが脳裏に焼きついてる

平松「勝さんは似合うね、そういうの。やっぱり変わらないストーリー(※名港トリトンでMV撮影をしたボイメンの楽曲)だね〜」

MVの撮影エピソードを教えて!

 MV(ミュージックビデオ)の監督は品川ヒロシ。内容は、敵に捕らわれた仲間をボイメンが助けにいくハードボイルド。かつて品川が監督・脚本を務めた映画『ドロップ』を彷彿とさせる。

(左から)平松賢人、吉原雅斗、水野勝 撮影/佐藤靖彦

平松「内容も濃いうえに撮影も楽しかったです」

水野「品川さんがみんなのキャラを見抜くのが早くて」

吉原僕は、“ボーッとしてるって言われない?”と

本田「僕は “ちっちゃいね”と言われたけど、やられながらのキメるところはキメたぜ!」

辻本「小林豊が最初に敵に捕まるっていう設定は、既定路線のキャラかも」

(左から)小林豊、本田剛文、辻本達規 撮影/佐藤靖彦

小林「いやいや、僕はストーリーテラーですよ。最初にボコられて、みんなが助けにくる役なんて重要でしょう。これが土田だったら、みんな助けに行かないでしょ?

本田「まあ、ゆーちゃむもギリギリだったけど」

水野「つっちーは下手だったねー。まるでボクシング人形が戦う懐かしのおもちゃみたい、“アチョチョチョチョチョ”って

土田「僕がめちゃくちゃ弱そうだったから、バランスをとっただけだって。って、実際もパンチが下手くそすぎて、上半身肩甲骨から上腕筋まで全部、筋肉痛になりました」

田村「僕はジャンプしてパンチするんだけど、品川さんがこだわって何回も撮り直したので、上半身肩甲骨から上腕筋まで全部、筋肉痛になりました!」

(左から)勇翔、田村侑久、土田拓海 撮影/佐藤靖彦

勇翔「僕は頭突き担当で」

田村「上半身肩甲骨から上腕筋まで全部筋肉痛になりました?」

勇翔「いや、一発撮りだったからなってないです」

土田勇翔は嫌なやつって書いといてください

『頭の中のフィルム』※記事内の画像をクリックするとAmazonのページにジャンプします

<リリース情報>
『頭の中のフィルム』5月29日発売
通常盤 1300円(税込み)ほか
「今回はスリーピースバンド『10-FEET』のTAKUMAさんが書き下ろしてくださった、大人の雰囲気が漂うミディアムナンバーです」(水野)。『ミナミの帝王 ZERO』(関西テレビ系・木曜深夜24:25〜)主題歌

<プロフィール>ぼーいずあんどめん◎2010年に結成された、東海エリア出身・在住のメンバーによるエンターテイメント集団。’16年、「第58回輝く! 日本レコード大賞新人賞」を受賞。ソロとしてもドラマ、映画、バラエティー番組などさまざまな分野で活躍中。

<取材・文/生嶋マキ>