東出昌大

「彼氏なし・婚活に疲れた派遣社員」。

 杏が4年ぶりに主演する連続ドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系・7月10日スタート)で演じる役どころだ。東村アキコ氏の同名の漫画が原作で、独身女性が人妻と偽り不倫の恋にはまっていくというストーリーだが、現実とは真逆。

 杏の姉を演じるのは仲間由紀恵。プライベートでは、どちらも双子のママで、仲間は昨年6月に出産したばかり。一方の杏は2017年に第3子を出産、まだまだ育児にてんてこ舞いだ。

ふたりが共演するのは初めてですが、撮影の合間には育児話で盛り上がるほど意気投合していますね。双子のママというのもそうですが、夫が俳優というので、いろいろと話題は尽きないようです」(ドラマ関係者)

 杏が仕事に専念している間、子どもたちの面倒を見ているのは、夫の東出昌大だ。出産前から育児に関して話し合って決めたのは「何でも夫婦で協力すること」だったという。

もともと料理が好きな東出は、家族の食事を作るのはもちろん、子どもたちの入浴から、部屋の掃除やゴミ出しなど、主婦と同じようにこなせるそうです。そんなサポートがあるおかげで、杏ちゃんも女優業に専念できるのかもしれません」(芸能関係者)

 だが、そんな東出が一つだけ気になっていることがあるという。

「実は義父の渡辺謙さんが何よりも楽しみにしているのが阪神の応援と孫に会うこと。

 東出は『お父さんいつでも顔を見にきてください』と言っているそうですが、杏ちゃんのお母さんも時々お手伝いにきてくれて……。2人がブッキングしないように気を使うのが大変だそうです」(同前)

 渡辺は6月6日放送の『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)に出演し、ロスでの生活や帰国した際の生活の拠点・軽井沢での暮らしぶり、東日本大震災を機に宮城県気仙沼で復興のために始めたカフェについての思いを語った。

「息子の大とも仲がよく、時間が合えば飲みに行ったりもするそうですが、東出とも本当の息子のように仲がいいようです。でも、孫と東出に会いたいとはいえ、そのせいで彼に気を使わせるのも、と渡辺も気軽には会いに行かないようですね」(同)

 育児と家事と家庭内の忖度、東出の気配りは、“プロチチ”並みだ。

<取材・文/小窪誠子>