闇営業をして処分を受けた、田村亮、スリムクラブのふたり、宮迫博之

 よしもと芸人の”闇営業騒動”の炎上が止まらない。

「よしもとの所属芸人が、あらためて売れていることが如実にわかりました。というのも騒動の最中、テレビでこの件のコメントするよしもと芸人をチェックするのですが、本当に多い。それと、イベントなどに登場してコメントするよしもと芸人も多い」

 とスポーツ紙芸能記者。

 また放送作家は、若手芸人が喜んでいるという情報を伝える。

「これまで、先輩のお声がけだからどうしても断れないという上下関係というか、義理関係があったんですが、今回の騒動で、“どんな人の集まりですか?”と聞くことができたり、“所属事務所を通さないとまずいんですよ”と拒否することができる。若手芸人には、自分を守る防波堤になる“闇営業騒動”だと受け止めている人もいますよ」

誤報に近いコメント

 テレビ誌ライターからは、こんな情報がもたらされた。

「いろんな人が自由にコメントをしていますが、中には誤報に近いコメントをしている人がいるんです」

 その人とは、テレビやインターネットTVでコメンテーターとして出演している大手有名出版社の編集者だという。そのコメントとは、以下だ。

《出版社が反社会勢力から写真を買ってニュースにするって、どういうビジネスなんだろうと思う。また、反社会勢力が「あいつらギャラもらってましたよ」と嬉々として語る証言を、記事にしている。おまえら反社が何をエラそうに語ってるんだと思うし、それらのコメントをのっけて、金を稼いでいる出版社の社員も、“お前らなんなの、気持ち悪い”、と思う》

「ロジックとしては、“反社会的勢力から写真やネタを買い取る出版社ってどういうことか”、と言っているんです。確かに筋読みとしては、そういう見方もできるんだ、と思いました」(前出・テレビ誌ライター)

 と編集者のコメント力を認め、こう続ける。

私も写真週刊誌に知り合いの編集者がいますが、彼らは金を払ってネタを買っているかどうか話すわけがないんです。まして、反社からネタを買っているというのは、ネタ元を明かすことですから、よけいに口を割るわけがない。

 そのテレビでコメントをした編集者が裏を取れているのならいいのですが、どう考えても取りようがないんです。もし空想のコメントだったら問題は広がりますよ」

 その編集者のコメントは、SNSでも拡散され、出版社が悪者のように扱われているという。

「これは一般論ですが、金を払ってネタを買うケースもあれば、払わないケースもある。それから、ネタ元は、今回の場合、反社じゃないんです。それはちょっと取材をしている人間なら知っていますよ。こういうものって、捜査関係者から流れたりすることもありますからね」(スポーツ紙芸能記者)

 地上波での編集者のコメントが事実無根であれば、謝罪モノであるし、BPO問題にも発展しかねない。

<取材・文/薮入うらら>