木村佳乃 映画『記憶にございません!』レッドカーペット舞台挨拶(2019年) 撮影/吉岡竜紀

 8月中旬の夕方、この日は小・中学生向けの英会話スクール夏キャンプの最終日。会場にわが子を迎えに来た親たちの中に、木村佳乃(43)・東山紀之(52)夫妻の姿があった。

木村佳乃のパワフルさの背景

この数日間の夏キャンプはレクリエーションも日常会話もすべてが英語で行われて、日本にいながら子どもは“英語漬け”の日々を体験できるもの。木村さんは小学2年生のお嬢さんを通わせていたようです。キャンプと言っても日帰りなので、木村さんが送り迎えをしていましたよ」(通わせたママのひとり)

 木村は女優として着実にキャリアを積みながら、'10年にヒガシと結婚。現在は7歳と6歳の姉妹の母親である。

木村さんは長女のときは産後5か月で、次女のときは産後2か月でドラマ出演するほどの“バリキャリ”ママ。子どもに働く母の背中を見せて、何かを感じてほしいという思いから早々に仕事復帰をしたそうです」(芸能プロ関係者)

 ヒガシの助けもあって、育児、家事、仕事の両立をなんとかこなしてきたという。

東山さんは、娘さんの運動会があるとビデオカメラで熱心に撮影するなど子煩悩。料理も得意で、家事にも積極的です」(同・芸能プロ関係者)

 パワフルな生き方を貫く木村に、大きく影響を与えたのは中学生時代の経験だった。

彼女はロンドン生まれですが、3歳までしかいなかったため英語はまったく身につかなかったんです。そんな中、父親の転勤で中学生からいきなりロンドンでの生活が再び始まって言葉が通じずに苦しんだそうです」(木村の知人)

 木村を救ったのは、親もとを数か月間離れて、毎日“英語漬け”の日々を送ったスパルタキャンプだった。

「この経験がポジティブさの原点だとか。今では英語が堪能で、8月に放送されたBSプレミアムのドラマ『ホーム・スイート東京』では、彼女が英語のセリフと、自ら吹き替えした日本語のセリフもこなすという二か国語放送に挑戦しました」(スポーツ紙記者)

2015年8月、木村佳乃主演映画『嫌な女』ロケに、東山紀之が陣中見舞いに

 子どもたちにも自分のように自由でポジティブに生きてほしい──。そんな思いから娘をこの夏キャンプに参加させたのだろう。バイリンガル教育にはママ友の相田翔子(49)も共感しているようで、

相田さんの長女は、木村さんの長女と同じ小学校の同級生。娘同士も仲よしで、相田さんの長女もこの夏キャンプに参加されていましたよ。合宿中も2人はいつも一緒だったとか」(前出・木村の知人)

 過去のインタビューでは、娘にどう育ってほしいかという問いにこう答えている。

《できれば、一生続けることのできる、生きがいのある仕事を見つけてほしい》

 9月13日公開の中井貴一主演の映画『記憶にございません!』にも出演し、女優としても絶好調。“パワフル”ママは、子どもの可能性を広げる教育にも奔走中だ!