(左から)田代まさし、国母和宏

 宮城県警は11月6日、元タレントの田代まさし(63)を、東京・杉並区で覚せい剤を所持していたとして現行犯逮捕した。

 田代は8月23日にも、宮城・塩竈市の宿泊施設で覚せい剤を所持していた容疑でも逮捕され、塩釜警察署に入る予定だという。

田代まさし、また逮捕

 田代といえば、2001年12月、近所の男性宅風呂を覗いたとして、軽犯罪法違反容疑で現行犯逮捕。さらに、自宅から覚せい剤が発見され、覚せい剤取締法違反容疑(使用・所持)で同月、再逮捕されている。

当記事は「日刊大衆」(運営:双葉社)の提供記事です

 以降、複数回にわたり、違法薬物の使用や所持で逮捕や懲役を繰り返し、2014年7月に釈放され、2015年以降は、民間の薬物依存リハビリ施設「ダルク」のスタッフとして社会活動を再開。薬物の危険性を訴える公演や、薬物依存からの回復をサポートする活動を続けてきた。

「今年7月には、Eテレの『バリバラ』に出演し、『教えて☆マーシー先生』と題した特別企画で、薬物依存症の恐ろしさについて語っています。それからわずか4か月での逮捕ということで、関係者の間では驚きの声が上がっています」(スポーツ紙記者)

 田代の逮捕にネットでは「薬物依存から抜けるってのはそれだけ大変ってことなのかな」「やっぱ止められないのか……」「死ぬまで戦いなんだな。絶対手を出しちゃいけないんだな」「まさに、ミニにタコだ」と、田代への批判だけでなく、薬物依存の恐ろしさをあらためて感じたというコメントも投稿されている。

 また同日、厚生労働省麻薬取締部(通称・マトリ)は大麻取締法違反容疑で、バンクーバー五輪スノーボード日本代表でプロスノーボーダーの国母和宏(31)を逮捕したと発表。

 国母は昨年、アメリカから国際郵便で大麻を送り、日本に密輸した疑いがあり、11月6日午前、東京・千代田区の厚労省麻薬取締部に出頭し、逮捕されたという。

コーチとしての評価も高く、2014年のソチ五輪でも日本代表の技術コーチとして参加。平野歩夢選手(20)の銀メダル獲得にも貢献しました。現在は、アメリカ・カリフォルニア州など海外での生活が中心ということで、大麻が身近にある環境にいたため、手を出してしまったのかもしれません。ただ、大麻を日本に密輸するなんて言語道断です」(スポーツライター)

 国母の逮捕を受け、ネットでは「いずれは何かやると思ってた」「真面目にやってるボーダーたちが可哀想。まあ、コイツはやっぱりな‼️って感じだけど」「こうなっても不思議じゃない雰囲気だった」といった、声が上がっている。

田代、国母の逮捕にはどちらも“やっぱり”や“残念”という声が多数上がっていますが、それほど薬物への依存というのは恐ろしく、断ち切るのは難しいということなのでしょうね」(前出のスポーツ紙記者)

 2人にはしっかりと罪を反省し、更生と治療に努めてもらいたい。