カウコンの司会を務める、国分太一と井ノ原快彦

 12月31日から1月1日にかけて行われる、東京ドームでの「ジャニーズカウントダウン」(以下、カウコン)の開催が今年も発表された。年またぎの1時間は、例年どおりフジテレビ系で生中継される予定だ。現在、発表されている出演者は以下のとおり。

TOKIOのいない寂しさ

・KinKi Kids
・V6
・嵐
・NEWS
・関ジャニ∞
・KAT-TUN
・山下智久
・Hey! Say! JUMP
・Kis-My-Ft2
・Sexy Zone
・A.B.C-Z
・ジャニーズWEST
・King&Prince
・SixTONES
・Snow Man
・ふぉ~ゆ~
・ジャニーズJr.

 なおケガで療養中の、ジャニーズWEST濱田崇裕と18歳未満であるSnow Manのラウールの出演がないことも発表されている。

 司会はTOKIO の国分太一とV6の井ノ原快彦が担当するが、V6は出演するものの、国分の所属するTOKIOの出演はない。

 この顔ぶれについて、テレビ誌記者がこう感想をもらす。

昨年、初出演したキンプリに続いて、今回は来年早々にデビューするSixTONESとSnow Manの2組が加わり、一気にフレッシュ感が増す印象ですね。一方で、TOKIOが現時点でも活動していないことに寂しさを感じます。TOKIOはテレビ慣れしたグループですし、カウコンでのカメラアピールがとても印象的でしたからね。なかでも盛り上げ上手の太一さんが司会をやることは、TOKIOの空気感を少しでも残すという思いを感じます。今回もイノッチとコンビを組むので、賑やかになるのではないでしょうか」

 また、カウコンの常連でもあり、ある意味「顔」的な存在だったKinKi Kidsは、単独として2年ぶりとなる京セラドームでの年越しライブを開催するため、中継での出演となる。

「2018年は、突発性難聴の影響で出演できなかった剛の顔写真を貼りつけたジャケットを着て、光一だけが出演しました。2017年は京セラドームからの中継、2016年は事前収録での出演と、ここ数年は東京ドームのステージに立つことはなくなってしまいました。でも、カウコンのオープニングはキンキの『硝子の少年』のイントロから始まり、年明けは新年を祝うとともに誕生日である光一への『おめでとう』がお約束。中継とはいえ、今年もファンにとっては楽しみのひとつだと思います」

キムタクは?マッチは?

 また今回のカウコンは、ジャニー喜多川さんが亡くなって初めてのもの。これまで多くのライブや舞台のプロデューサーを務めてきたジャニーさん亡きいま、どのような演出になるのかも気になるところ。

 カウコンの前後は、同じ東京ドームでHey!Say!JUMPのコンサートが行われているため、装置の流用はありうるのでは、というのはテレビ局関係者。演出についてはこう語る。

「前回は、最後の出演となったタッキー&翼のスペシャルステージを華々しくやりました。今年の紅白やレコ大では、ジャニーさんの追悼コーナーを設けるようですが、カウコンでも追悼の意味を込めた演出があるかもしれません。とはいえ、ジャニーズオンリーで行うコンサートだからこそ、追悼というよりも、ジャニーさんが残したものをより派手に発展させたものになりそうな気もします。現在、帝国劇場で開催されている舞台にも、そういった姿勢が感じられます

 今回のカウコンは、来年末に活動休止となる嵐のデビュー20周年の集大成も期待される。そして、1月のデビューを控えている、滝沢秀明副社長肝煎りのSixTONESとSnow Manのお披露目の場にもなるため、華々しいステージになるのではないかという。

 サプライズが大好きだったジャニーさんの遺志を継ぐ面々だけに、期待値は上がるばかり。が、前出のテレビ局関係者は冷静な目線を向ける。

「来年早々にソロデビューする、キムタクのサプライズ出演なんかがあると、かなり盛り上がると思うのですが、期待は薄いでしょうね。スノスト(Snow ManとSixTONES)がいるので、新たなデビューの発表もないでしょう。マッチのデビュー40周年関連も、出演アナウンスもありませんし、あるとしても次回でしょうね」

 毎年、話題を作るカウコン。2019年の締めくくりと2020年の幕開けを、ジャニーズとともに迎える人は、今回も多いはずーー。

<取材・文/渋谷恭太郎>