姉の佳子さまとご一緒に第41回少年の主張全国大会にご出席された悠仁さま(2019年12月8日)

「悠仁さまは緊張されていたようで、会場で出迎えた関係者への挨拶も、小さな声ではにかまれていました。席に着く際にも、位置を間違えられたようで、佳子さまから指摘される場面もありましたね。

 前半の出場者によるスピーチ中は、口元を細かく動かす場面も見受けられましたが、だんだんと緊張がほぐれたのか、後半はしっかりとした雰囲気で学生の発表に集中されていました」(皇室担当記者)

 12月8日、都内の文化施設で行われた『少年の主張全国大会』に、お姉さまの佳子さまとともに臨席された秋篠宮家の長男・悠仁さま。ご両親がいらっしゃらない行事に出席されるのは今回が初めて。

 会場入り直後は緊張されていたが、全国約50万人の中から選ばれた12人の中学生による将来の夢や、学校生活についての発表が始まると、熱心に耳を傾けられていた。

「小・中学生で構成される沖縄・函館豆記者とお会いになったこともそうですが、悠仁親王殿下が同世代の人たちの主張をお聞きになることは、その人たちの価値観を感じ取るために非常に大事なことです。

 時代に合った皇室のあり方をお考えになっていくうえで、何十年と同じ時間を過ごす同世代の人たちの価値観はその中心になるからです」

 そう話すのは、宮内庁ОBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。『豆記者』との交流は、上皇ご夫妻から天皇・皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻とともに悠仁さまに引き継がれ、今年7月にも接見されている。

ご両親から未来の天皇陛下へ

 今回の大会終了後、佳子さまと悠仁さまは、スピーチをした出場者と懇談もされた。

 耳が不自由な弟のために家族で手話サークルに通ったというエピソードを発表した、福島県代表の中学3年生・石山心南さんは、そのときの様子をこう話す。

「佳子さまから“手話を使う際に大切にされていることは何ですか?”と聞かれました。悠仁さまからは“家族の中でも手話を使うのですか?”と聞かれて“弟は、まだあまり手話を使えないので、『ダメ』といった簡単な手話だけを使っています”と答えました」

悠仁さまは上皇ご夫妻から代々受け継がれた沖縄・函館からの豆記者との交流を(7月31日)

 昨年の西日本豪雨の被害にあった際、家族の温かみを感じたという、島根県代表で中学3年生の矢萩勝希さんは、悠仁さまの“被災地へのお気遣い”を感じたという。

悠仁さまから(西日本豪雨で)“家の中にはどのくらいまで水位が上がりましたか?”と聞かれ、災害の状況にご関心がおありなのだと感じました。佳子さまとご一緒に私の大工の夢を応援するおことばもいただいて、とてもうれしかったです」

 被災状況へのご関心は“ご両親からの影響”が大きいと、前出の山下さんは話す。

「被災者に限らず、障碍者や高齢者など、困難な状況にある人々に心を寄せ続けるのが皇室の姿勢です。まだ中学1年生の悠仁親王殿下が、被災状況や過去の戦争にもご関心がおありなのは、普段からご両親にそれらに関する話を聞いておられるからでしょう。

 ご両親は“国民とともに歩む”というのはどういうことかを、ご自分たちの活動を見せることなどで、悠仁親王殿下に伝えておられるのだと思います」

 “未来の天皇陛下”は、少しずつ歩みを進めている──。