ドラマの打ち上げに参加した、(左から)工藤阿須加、広末涼子、賀来賢人

『東京ドラマアウォード2019』でグランプリに輝いた『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』の半年後を描き、話題を集めた賀来賢人主演のドラマ『ニッポンノワール―刑事Yの反乱―』(日本テレビ系)。警察の地下組織・ニッポンノワールに人体実験されていた遊佐清春(賀来賢人)が超人化する───という衝撃的なラストで幕を閉じたが、最終回放送の数時間前、出演者たちはクリスマス色に染まった銀座にあるレストランにいた。

「この日は、ドラマの打ち上げが行われたんです。ヒロイン役の広末涼子さんは周囲を気にしてか帽子を目深にかぶっての入店でしたが、主演の賀来賢人さんや捜査一課長役の北村一輝さんは特に変装をせず、堂々とされていたのが印象的でした」(打ち上げに参加した関係者)

『今日から俺は!!』以降、株が爆上がりの賀来賢人

 視聴率こそ初回から7.8%発進……と物足りない数字だったが、日本テレビは賀来を高く評価しているようだ。

「'15年に新設された『日曜ドラマ』枠ですが、映画化もされた『デスノート』以降、平均視聴率ひとケタの作品が続き、同枠の廃止の噂も流れるほど苦戦を強いられてきました。その流れを変えたのが、賀来さんが主演した『今日から俺は!!』。平均視聴率こそ9.9%と惜しくもふたケタには届きませんでしたが、最終回は12.6%をマーク。その後の『3年A組』、『あなたの番です』に弾みをつけました。

 日テレは『今日から俺は!!』メンバーを高く評価しており、囲い込みに入っています。今作は視聴率こそ苦戦しましたが、『今日から俺は!!』とは真逆に近いハードボイルドな演技を見せた、賀来の評価はむしろ上がったようです」(日本テレビ関係者)

 12月上旬にクランクアップした賀来は、早くも代表作『今日から俺は!!』の劇場版の撮影に入っており、群馬県などでロケが予定されている。この日は多忙を極める彼にとっても、つかの間の息抜きとなったようだ。

「本人もツイッターで≪こんなに話し合いチームで作った作品は初めてでした。濃かった。あっという間≫と書いていたように、かなり充実した撮影現場だったようで、笑顔の絶えない打ち上げになりましたね。ご家族を気遣ってか、広末さんは一次会でご帰宅されましたが、スタッフと笑顔でハグするほどノリノリでしたよ」(前出・打ち上げの参加者)

 その後、賀来を含めた出演者とスタッフは近くにあるスポーツバーに移動。終電を過ぎても帰る人はほとんどおらず、深夜までドラマの余韻を楽しんでいた。