唐田えりか

 “芸能界きってのおしどり夫婦”として知られていた杏と東出昌大が別居していたことが『週刊文春』の報道で明らかになり、波紋を呼んでいる。

 別居の原因は東出の3年にもわたる不倫。相手は'18年公開の映画『寝ても覚めても』で東出とともに主演を務めた9歳年下の清純派女優・唐田えりかだった。

「映画の撮影が行われた'17年に急接近。その後、杏さんに不倫がバレて会っていない時期もあったそうですが、今年1月上旬に連絡を取り合っていたことが発覚。さすがの杏さんも堪忍袋の緒が切れて、別居に踏み切ったそうです」(ワイドショースタッフ)

 イクメンのイメージが強かった東出だが、今回の別居報道をきっかけに、イメージとはかけ離れた素顔が明らかになりつつある。

キスプリクラ流出でCM契約終了疑惑

「不倫が発覚した唐田さん以外にも浮気がバレたことが何度もあったそうです。杏さんの交際前から“共演者キラー”として知られ、何度も有名女優と噂になっていました」(芸能プロ関係者)

 唐田もデビュー前から独占欲が強いタイプだったようだ。

通っていた女子高では地味な存在ながらも当時から恋愛体質で、恋人とのイチャつき写真をSNSに投稿していました。有名損保会社のCMで話題になった'17年3月に、その元カレとのキスプリクラがネット上に流出。数か月後にCMの契約が終わったときはそれが原因では? と噂になりました」(高校の同級生)

 奔放な体質のふたりだけに、不倫関係に発展してしまったのも必然だったようだ。早い段階でふたりの関係を気づいていた杏は、昨夏に放送された主演ドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)の現場でもテーマである“不倫”に対し、怒りを露わにしていた。

「リップサービスすることなく、“不倫をする人は理解できない”といった発言を取材などでしていたのが印象的でした。両親の離婚は父親である渡辺謙さんの不倫が原因なので、当時はそのことがトラウマなのかなと思っていたのですが、まさか杏さんも夫に不倫されていたとは……」(日本テレビ関係者)

『週刊女性』のインタビューに登場した際にも、このように語っていた。

≪恋をする気持ちまではわかるけど一線を越えて不倫をしてしまう人の気持ちは、個人的には理解したくないかな≫

 また一部では杏の“ワンオペ育児”が話題になっていた。

『偽装不倫』の撮影期間は育児と両立するために、基本的には午後6時までに撮影が終わるようにスケジュールが組み込まれていました。それも東出さんがほとんど育児を協力しなかったため。それどころか帰宅して温かい料理が用意されていないと怒って、外に食べに行ったり……というモラハラも日常茶飯事だったといいます」(前出・日本テレビ関係者)

 年末年始には関係修復のためか、交際後に一緒に訪れた思い出の地・ベトナムへ家族旅行に出かけていた姿が複数の旅行者に目撃されている。

「東出さんは子どもたちと楽しそうに遊ぶなど、仲よしの家族にしか見えなかったそうです」(スポーツ紙記者)

 杏と東出のように、一度別居した夫婦は修復可能なのか? 夫婦カウンセラーの資格を持つ『総合探偵社AMUSE』の榊原綱一氏に聞くと、

「浮気相手と関係が断ち切れているかどうかがいちばんの問題。修復に向けての別居であれば、一般的には7割くらいは離婚に至らないのでは。今回のケースは浮気していた期間が長いことからも、杏さんのメンタル面も重要になってきます。東出さんが今後、どれだけ誠意ある対応をするかにかかってくるでしょう」

 東出以外にも、妻の妊娠中に夫が浮気した……という話は絶えない。不貞夫にしないためにはどうすればいいのだろう。

「妊娠中は性交渉も少なくなること、出産のために里帰りするケースもあり、夫側に自由な時間が出来てしまう。また子育て中はどうしても子どものことが最優先になってしまうため、旦那さんに関心がなくなってしまうことも危険。子育て中でもしっかりコミュニケーションをとることや夫婦2人だけの時間も作ることが重要です」(榊原氏)

 仮に離婚した場合、不倫相手である唐田に慰謝料は発生するのだろうか? 

慰謝料の相場と杏が得られる慰謝料

「杏さんは唐田さんに対して民法第709条に基づき慰謝料請求権をもつことになります。慰謝料の金額を決める要素として、1.不倫(不貞行為)の年数の長さ、2.不倫(不貞行為)の回数、3.夫婦間の婚姻関係の長さ、4.妊娠中や幼い子どもがいる等の事情、5.離婚をするか(被害の大きさ)、6.慰謝料請求される側の年齢、立場、資産、7.行為者の悪質性(発覚後関係を解消したか、反省をしているかなど)が一例としてあげられます」(弁護士法人『天音総合法律事務所』代表・正木絢生弁護士)

 それを踏まえて、慰謝料を支払う場合の相場をこう語る。

一般的な慰謝料の相場は離婚しない場合で50~100万円。離婚した場合で200~300万円。報道が事実であれば、不倫発覚後も関係を続けていた≪行為者の悪質性≫にあたります。また具体的な年収は不明ですが、同世代よりも稼いでいることが想像できるので、相場よりも高くなるかと思います」(正木弁護士)

 夫である東出はさらに高額な慰謝料になる可能性が高いという。

東出さんはCMやドラマに引っ張りだこの売れっ子俳優さんですからそうとう年収も高いと思われます(上記でいう6.に該当)。もし裁判になった場合には、今ある情報から推測すると杏さんが得られる慰謝料は数千万円にのぼるかと思います」(正木弁護士)

 泥沼の離婚裁判だけは避けたいところだが、どうやら最悪の事態になってしまう可能性は低そうだ。

「東出さんが俳優として今後も活動していくことを考えるならば、この状況下で裁判にもつれこみさらに泥沼化するのは自ら芸能活動の道を断つ結果になってしまう可能性も。これは被害者であるはずの杏さんにも同じことが言え、イメージダウンに繋がる恐れがあるため、今回の騒動は協議離婚で解決する可能性が高いと思います」(正木弁護士)

 杏と同じく、妊娠中に夫の宮崎謙介元議員に不倫をされた経験のある、元衆議院議員の金子恵美氏は彼女をこう心配する。

杏さんはやり直そうと何度も許したのに、裏切り続けて3年も同じ人と関係を持ち続けたのは立派な不倫。うちの夫の火遊びレベルとは違うので、杏さんの苦しさは比じゃないと思います。また不倫が発覚した場合、どれだけ周囲に迷惑をかけるかも想像できないのは東出さんは俳優としても責任感がなさすぎます

 金子氏の場合は、どのように不貞夫を許したのだろうか?

まず私が怒る以上に世論のみなさんが厳しく叱ってくださった。また報道内容と事実が乖離していたことで、夫への怒りよりも“ほっといてよ”という気持ちのほうが強かったんですよね。あと出産した当日に夫の不倫の事実を知ったので、それどころじゃなかった(笑)。杏さんの場合、不倫相手が同業者だけに辛さも倍増だと思います

 杏が幸せになれる結果になることを願うばかりだ。