新型コロナウイルス拡大の影響を受け、嵐が北京コンサートの開催を断念することが発表された。

松本のワンマン体勢に驚きの声

 5月15日と16日には国立競技場でのコンサートも予定されているが、開催についてはまだ明らかになっていない。

「2020年いっぱいの活動休止まであと9か月。2021年以降は嵐の5人がそろう場面はしばらく見られなくなるという中、今年の国内でのコンサート開催について、心配しているファンも少なくはないでしょう。

 テレワークなど外出を控えることが推奨されている今、嵐ファンにとっては、Netflixで配信されているドキュメンタリーが心の慰めになっているのではないでしょうか」(芸能記者)

 2019年12月31日から配信が始まった5人に密着したドキュメンタリー『ARASHI‘s Diary -Voyage-』。2月29日に配信された第3話、第4話にはドームツアーを控えた5人の様子が収められている。

当記事は「日刊大衆」(運営:双葉社)の提供記事です

 3月5日発売の『女性セブン』(小学館)では、第3話と第4話を見た嵐ファンのコメントを掲載。

 嵐ファンは、「あそこまで松潤がすべてを決めながら、嵐はやってきたんだと。4人VS1人に見えるほど、ほかのメンバーとの違いが際立っていました」と、松本潤(36)が、大野智(39)、櫻井翔(38)、相葉雅紀(37)、二宮和也(36)の4人を引っ張っていることで、嵐は成り立っていることに驚いたと語っている。


「ツアー初日の“楽しもうぜ”と円陣を組んで気合いを入れる声出しも、“レーザー減らそう”と会場の照明を変更するのを決めるのも松本です。松本が嵐のコンサートの演出を担当しているということは広く知られていますが、あそこまで松本のワンマン体制だというのは確かに驚きました。


 昨年11月に結婚を発表した二宮に最も怒っていたのは松本だという報道もありましたが、それはそれだけ嵐というグループ、ファンのことを考えていたからではないでしょうか」(前出の芸能記者)

活動休止前、嵐は“満身創痍”?

 ラストイヤーとなる今年もドームツアーが予定されていると言われているが、新型コロナウイルスの影響で、コンサート日程にも変更が迫られる可能性もある。

 芸能プロ関係者は話す。

「一部では、こなすことができなかった日程は2021年以降に延長するのでは、という声も上がっています。ただ、松本含め5人は“2020年の12月31日までだから”という思いでいるから、昨年の活動休止発表から現在まで頑張ることができているのではないでしょうか。

 松本は仕事面では4人から孤立し、孤高の存在です。ただ、二宮のせいで5人の足並みは今バラバラ。そんな嵐をまとめ、ファンのために演出にも必死になっている松本にも“あと1年だから”という思いはあるでしょう


 二宮は活動休止前に結婚を発表したため、グループ内で孤立しているという報道もある。


「二宮も“あと1年の辛抱”だと考えている可能性は高い。結婚後、予想以上の四面楚歌状態に対し、近い関係者に“限界”と漏らしていたそうですからね。

 さらに、“自分の嵐としての活動を一旦終えたい”と切り出し、活動休止の発端となったリーダーの大野も今、精神的にも相当疲弊していて、ギリギリの状態だといいます。当然、活動休止が決まった際、“あと2年なら”という思いでいたはず。

 また、『週刊文春』(文藝春秋)に、2週にわたって“婚前旅行”が報じられた櫻井も、すでに2021年の結婚の日程を決めているのでは、ともささやかれています。メンバーの中では唯一二宮とも言葉を交わし、調整役に徹しているという相葉も、この関係性が2021年以降も続くとなると、精神的に疲弊してしまうのは必至。

 嵐は5人が5人とも満身創痍の状態で、年末の活動休止までを走り切ることになるはず。そのため、コロナウイルスの影響で当初の日程をこなすことができなくても、2020年いっぱいでの活動休止というのは変わることはないでしょう。

 コロナウイルスの終息後、今まで以上の強行軍でスケジュールを消化していくことになるのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

 新型コロナウイルスで日本中が混乱状態の中、嵐は年末まで走り切ることができるのだろうか――?