ジャニーズWEST・重岡大毅

「僕はビッグになりたいの…。亀さんみたいな愛が欲しいの……」

 3月11日に放送された、ドラマ『知らなくていいコト』(日テレ系)の最終回で、ジャニーズWESTの重岡大毅が圧巻の演技を見せた。

ネット上では《重岡クズすぎた》と反響

 同作は吉高由里子が主演を務め、週刊誌記者の舞台裏を描いたお仕事系ヒューマンドラマ。

「さまざまなスキャンダルを暴く架空の雑誌『週刊イースト』で働く主人公の女性記者がある日、自分の父親がかつて世間を騒がせた殺人犯であることを知り、葛藤する物語。吉高さんのほか、上司役の佐々木蔵之介さんや彼女の元恋人役の柄本佑さん、婚約者役の重岡さんなど、豪華なメンバーが出演しました」(テレビ誌ライター)

 週刊誌記者のリアルな裏側が話題になったが、重岡の演技にも注目が集まった。

「彼は吉高さんと婚約していたにも関わらず、彼女が殺人犯の娘だとわかった途端、一方的に別れを告げ、彼女の出生の秘密をほかの週刊誌にリークするなど、歪んだ性格の役柄でした。最終回では、編集部を辞めてベストセラー作家になり大成功しましたが、ネット上では《重岡クズすぎた》と最後まで成長しなかった彼の役を批判する声があがりましたね」(同・テレビ誌ライター)

 作中では、回を重ねるごとに醜さが加速していく“闇落ち”が目立ったが、撮影現場での彼からは闇はいっさい感じられず……。

「普段は、関西弁でおしゃべり。本番前も“細かいことは知らん。出たとこ勝負や!”としきりに冗談を言っていたそうです。吉高さんたちからもイジられて、いつも彼の周りは笑いが絶えなかったといいます」(日本テレビ関係者)

柄本佑に殴られる前にユンケルを一気飲み

 そんなムードメーカーはカメラの前に立つと一変。

「それまでの笑顔が嘘のように、ガラッと表情が変わるんです。気持ちを切り替えるためなのか、本番前はよく役名である“春樹”と書かれた『ユンケル』の栄養ドリンクを飲んでいました。2月26日の放送回では、吉高さんの秘密をバラしたことに激怒した柄本さんに殴られながら、ケラケラとあざけるように笑う場面があったのですが、そのシーンの前にはユンケル3本を一気飲みして、気合を入れていたんですよ」(同・日本テレビ関係者)

 毎回、放送後はネット上で重岡が演じる役柄に対して批判の声があがったが、そうした声も原動力になっていたようで──。

「周囲は、“あそこまで振り切ってしまったら、逆にファンに嫌われてしまうのでは?”と心配していたのですが、当の本人は“みんなからクズって言われるのが気持ちよくなってきた”と喜んでいたそうですよ(笑)」(芸能プロ関係者)

 最後まで、クセのある役を演じきったことで、俳優としての彼を評価する声も。

監督から、“ひと回り成長した”と絶賛されたそうです。これまで、彼は爽やかな好青年役を演じることが多かったのですが、今回、真逆の役に挑戦したことで何か手応えをつかんだのでは」(同・芸能プロ関係者)

 役者としてひと皮むけた“新生・重岡大毅”は“知ったほうがいい”かも!