TOKIOの長瀬智也と、元メンバーの山口達也氏

 『週刊文春』が報じたTOKIO・長瀬智也(41)の退所問題。来春にも、ジャニーズ事務所を出ることを決意したという。

 音楽好きの長瀬が、音楽活動ができないことでフラストレーションを抱えていることが大きな問題、と『週刊女性PRIME』はその原因を伝えている。

マンション保有で財テクするメンバーも

 昨年9月には関ジャニ∞の錦戸亮(35)、今年3月に中居正広(47)が辞めている。

「かつてのようにジャニーズ事務所を辞めたら干される、という暗黙の掟(おきて)が薄れていることもありますが、長瀬クラスになれば億単位の蓄えもあり当面の生活には困りませんからね」

 とスポーツ紙のジャニーズ元担当記者。続けてこんな内幕を続ける。

「財テクの一端として、都心の一等地にマンションを持っているメンバーもTOKIOにはいます。マンションといっても一部屋ではなく、一棟丸ごとですよ! 不動産業者にすすめられるままに購入したようですが、銀行の融資を受け、家賃でそれを返済する形ですから、持ち出しは一切なし。今は、月に50万~60万円ほど黙っていても入ってくるそうですよ」(プロダクション関係者)

 TOKIOの受難は2年前、2018年4月に元メンバーの山口達也氏が、未成年の女性に対する強制わいせつ容疑で書類送検され、その翌月にはグループ脱退、事務所を退所したことに始まる。

「ジャニーズにはいろんなグループがいますが、本当にグループらしいグループいうのは彼ら、TOKIOだけなんです。メンバーの入れ替わりはありましたが、デビュー前からレッスンが終わると自分たちで原宿の音楽スタジオに集まって、バンドの練習を積んでいたんです。彼らを結びつけているのは音楽なんです」(前出・元担当記者)

サポートメンバーとして迎える案も

 ベースの山口元メンバーの退所で、バンドとしてのTOKIOは崩れた。

 とりわけ音楽に対する思いが強い長瀬にフラストレーションがたまるのは当然で、渋谷のクラブで行われたDJイベントに参加したことが報じられたこともあった。

 前出・元ジャニーズ担当記者は、山口メンバーに関するウルトラCの復帰プランを提言する。TOKIOの関係者にも伝える意向だという。

音楽の世界では、事件を起こして有罪判決を受けても、復帰できている人がいる。最近またやらかした槇原敬之被告(50)も、最初の逮捕から復帰して音楽活動を続けていましたし、元チャゲ&ASKAのASKAもコンサートツアーを再開している。テレビ出演は無理でも、音楽活動ならいんじゃないか。そう考えれば、山口元メンバーを、ライブのサポートメンバーとして迎えればいいんです。

 ジャニーズ事務所としてそれを認めるのは難しというのなら、TOKIOの音楽部分のマネージメントをジャニーズ事務所と切り離せばいい。もし山口元メンバーがしっかり反省して、アルコール断ちができ、被害者が許すのであれば、といういくつもの条件はつきますけどね」

 一度しくじった人に再チャンスがあることを認めることも、社会としては当然のこと。薬物で逮捕された後、槇原被告が作った名曲『世界に一つだけの花』をSMAPに歌わせる決断ができたのは、ジャニーズ事務所によるところが大きい。結果、槇原の名を音楽史に刻むほどのレベルに引き上げた。

 外部のシンガー・ソングライターがやらかしたことと、所属タレントがやらかしたことはまったく違う次元の問題であることは明かだが、山口元メンバーは48歳とまだ若い。元の職場にこだわる必要はないが、復帰のチャンスがあっても悪くない。

<取材・文/薮入うらら>