木村拓哉

 木村拓哉のボディガードが帰ってくる! '18年1月から放送された『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の続編が4月から始まるのだ。

「木村さんが民間警備会社のボディガード島崎章を演じ、本格的なアクションシーンが話題を呼びました。'19年のTBS系ドラマ『グランメゾン東京』のシェフ役も好評でしたが、身体を張った演技を見たいファンも多いでしょう。

 斎藤工さん、菜々緒さん、間宮祥太朗さんなどのキャストも続投します。木村さんが主演の作品はただでさえ緊張感がありますが、今はコロナウイルスも警戒しないといけませんから現場は大変だと思います」(テレビ誌ライター)

繰り返された“命令”

 すでに撮影は始まっていて、3月上旬には千葉県内のホテルで約50人のエキストラを集めてロケが行われた。

「エキストラや撮影スタッフは、常にマスク着用が義務づけられていて、持っていない人には現場へ入る前にスタッフから手渡されたほどの警戒ぶりです。体温検査もあって、37.3度以上ある人は強制退去させられました」(制作会社関係者)

 とはいえ、ドラマに映るエキストラが全員マスクをしていたら明らかに不自然なため、本番中はマスクをはずさなければならない。

撮影が始まるときはスタッフが“マスクをはずしてください!”。終わると今度は“カット! みなさん、またマスクを着用してください”と叫んでいました。合計で50回以上はこれが繰り返されたでしょうかね。

 撮影現場が宴会場という密閉された空間だったので、これだけマスクを頻繁に着脱していて感染が防げるのかは疑問でしたが……」(同・制作会社関係者)

 別日には、都内の音楽ホールでエキストラを300人ほど使っての、さらなる大規模ロケも。

「世の中は100人規模のライブハウスでのライブも自粛ムードなのに、かなり思い切ったことをやっていますよね。この日もクルーからはマスクをつけたりはずしたりの指示がありました。場を和ませるためか“このドラマの世界では、コロナウイルスは存在しないことになっています!”なんて言っているスタッフもいました」(芸能プロ関係者)

アクション練習の
相手は女性カメラマン

 息詰まる厳戒態勢の現場でも、木村をはじめとした主要キャストたちはマスクをつけずに臨んでいた。木村も2年ぶりの本格アクションだけに、いろいろと試行錯誤を繰り返しているようで、

「凶器を隠し持った敵役の、腕をつかんで倒すシーンがあったんですが、つかみ方をどうするか悩んでいたようです。

 そこで近くにいた女性カメラマンに声をかけたあと、何度も腕をつかんでは“こうかな?”と試していましたね。彼女にもアドバイスを求めていましたよ。さすがに緊張して慌てていましたけどね」(同・芸能プロ関係者)

 そんな緊迫した撮影の待ち時間には、気心の知れた斎藤とよく世間話をしているという。

「この前はニューヨークの話をしていましたね。2人とも仕事やプライベートで訪れることも多いので、かなり具体的な地名も出しながら盛り上がっていましたよ」(前出・制作会社関係者)

 第1弾の平均視聴率は15・2パーセントという高い数字を叩き出した『BG』。

 コロナウイルスの猛威はしばらく続きそうな勢いだが、木村がしっかりと“ガード”してくれるはず!!