妻の“奔放”な行動に振り回される安倍首相。それでも離れないのは“惚れた弱み”!?

 史上最長の在職期間を誇る安倍晋三首相。その妻であるアッキーこと昭恵夫人も、最も長くファーストレディーをやっていることになる。

 が、周知のとおり、この人はお騒がせレディーでもある。

 先日も、コロナ対策に苦慮する夫が大きなイベントの自粛を呼びかけるなか、2泊3日のスキー旅行を計画し、夫に止められていたことが報じられた。その名も『私をスキーに連れてかなくても行くわよ』ツアー。バブル期にヒットした映画『私をスキーに連れてって』をもじったもので、当初は地域活性化が目的だったが、最近は彼女と有志によるお忍び旅行のようになっているらしい。

 また、昨年の即位礼正殿の儀ではミニスカート姿で出席して、ドレスコード的にどうなのかと議論を呼んだ。そして、あのモリカケ問題でも、トラブルメーカーぶりを発揮。森友学園にも加計学園にも名誉職を引き受けるかたちで絡んだ時期があることが判明した。

 その真相は藪の中とはいえ、妻をかばいたかった安倍首相が、

「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」

 と国会で発言し、事態がますます混迷化したのは記憶に新しい。

 とまあ、世が世なら「傾城(けいせい)の美女」とも呼ばれかねないアッキー。スケールは違うが、昔、唐の玄宗皇帝の寵愛(ちょうあい)を受け、国を滅亡寸前にした楊貴妃のようでもある。

 しかも、'15年には、浮気(?)現場もスクープされた。知人たちとバーで飲んでいるうちに大ファンだという布袋寅泰を電話で呼び出し、デレデレ状態に。相手の肩に頭をのせたり、首筋にキスしたりという姿を店中の人に目撃されてしまった。

 もともと、酔うとハメをはずしがちで、安倍夫妻とトランプ大統領夫妻との会食では、ひとりだけ泥酔してしまったこともある彼女。この浮気報道についても「主人は笑っていましたよ~」と、大したことではなかったとする発言をしていた。その反応が事実だったかどうかはともかく、安倍首相はかつて、こんなオノロケを披露したことがある。のちに育休不倫騒動を起こす宮崎謙介が独身だったころ、結婚のススメを語るなかで、

「うちみたいにピュアなのがいいんだよ。(有権者との交流で感動して)自然と涙を流すんだ」

 と、絶賛していたというのだ。

 では、彼女はファーストレディーとしてどうありたいと考えているのか。実は4年前、こんな持論を口にしていた。

「“政治家の妻はこうあるべき”とか“総理夫人はこうあるべき”というものを私は取り払っていきたいと思っているんです。もうちょっとその枠からはずれて、何をしても大丈夫なんだよと、いろいろなことをやっていけたらいいなと思っています。まあ、そのせいでいろいろと言われてしまうんですが(笑)

 なんと、世間の常識からズレて見える姿こそ、彼女の理想像だったというわけだ。安倍首相が悲願とする憲法改正を前に足踏みを続けるのを尻目に、アッキーは着々と自分の夢を実現していた──!?

(文/宝泉薫)


宝泉薫 ◎アイドル、2次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。近著に『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)、『平成の死 追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)