川越達也

 テレビ番組『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)の名物コーナー『美食アカデミー』が3年ぶりに復活。そこには辛口コメントと時折見せる笑顔がまぶしいあの男、川越達也(47)の姿もあった。

「東京・代官山に高級イタリアン店を構え、イケメンシェフとして一世を風靡。その笑顔は“川越スマイル”と呼ばれ、キムチの監修からCDデビューまで絶大な人気を誇りました」(料理誌ライター)

 だが、人気絶頂だった'13年、あの“水問題”で一転した。

“水800円事件”と現場での評判

「グルメ評価サイトで川越さんの店は“勝手に水を出されて会計に800円つけられた”と書かれた。それに対し、“年収300万、400万の人が高級店に行っても(中略)わからない”と反論。多くのファンを敵に回しました」(前出・料理誌ライター)

 業界内での評判も、あまりよくなかったという。

当時の彼はテング。コラボ商品のPR撮影中、あと1カットのところで“まだ終わらないの?”と不機嫌に。メイクルームにこもり1時間以上、全スタッフを待たせたんです。早く終わらせたいのはみんな一緒。売れっ子なのに、周りへの気遣いがないな、と思いました」(広告代理店社員)

 '14年以降、徐々に表舞台から姿を消していった川越。

3年前、週刊誌の直撃に“世間にはもう、自分を忘れてほしい”と語っていました。実際、所属していた芸能事務所も2年ほど前に辞めています」(芸能プロ関係者)

 昨年放映のテレビ番組で、この3年ほどは“長野県で育児をしていた”と語った川越。だが、都内にあるカルチャースクールであの“スマイル”を見たという目撃証言も。

カルチャースクールでの川越シェフは……

昨年6月まで、半年に1度くらいイタリア料理の講師をしていました。そこまで人気ではなかったけれど、何度も通う“常連”の中高年女性がいました。私が受講したときにはサービスでステーキを焼いてくれたり、いい先生でしたよ。でも、もう忙しくなるからって教室はやらないみたいです」(受講生)

 忙しくなる理由……実は番組復帰以外にも、昨年12月に“新ブランド”として東京・銀座に創作フレンチ店『m』をオープンしたのだ。

彼の名がついたスペシャリテコースは2万円超と高価ですが、有名シェフなので、妥当な値段設定だと思います」(飲食店関係者)

 やはり気になるのは“水の値段”。だが、『m』を訪れると、平日20時にもかかわらず、テナントの入ったビル全体が真っ暗。貼り紙は“コロナによる臨時休業”を告げていた。

 川越の近況をよく知るテレビ関係者によると、

いまの番組は“自分が世に出たきっかけだったから”と恩返し的な気持ちでやっているそうです。番組出演とレストラン業務で、東京の仕事に本格復帰するつもりだったのでしょう。ただ、レストランのほうは……コロナでは、どうにもならないですよね

 とのこと。銀座のほかにも中目黒に新店をオープンする予定の川越。コロナの影響で、すべてが“水”の泡にならないかが心配だ──。