石田純一

《女性とも面識はなく、うち1人が“熱っぽい”と言っていたので、こんな時期に勘弁してほしいなぁと思っていたほどなんです》

 4月22日付のサンケイスポーツで、新型コロナウイルスで入院中の石田純一の独占インタビューが掲載された。

 石田が感染したとみられるのは4月5日に北関東で開催されたゴルフコンペ。企業社長ら8人とコースを回った後に、女性複数が合流しての会食が行われたという。その参加女性に「陽性反応」が出ていたことを受けての発言だった。

「もちろん、ほかの経路から感染した可能性はありますが、そもそもコンペや食事会に参加しなければよかっただけの話。しかも、その後に沖縄に“出張”して、現地にウイルスを拡散させた疑いもあるわけで、かばいきれません」(テレビ局ディレクター)

 ただでさえ総スカン状態だった上に、責任転嫁をするような物言いがさらに火に油を注いでいるのだ。

ポロリと“失言”をしてしまう癖

「仕事やプライベートが上向いてきたときに、ポカをやらかすのが石田さんなんです(苦笑)」

 とは長年にわたり石田の取材を重ねてきた、芸能ジャーナリストの佐々木博之氏だ。

「サービス精神から来るのか、時折、“なぜそんなことを”と思うようなことをポロリと言ってしまうんですよ。“不倫は文化”発言もそうです。本来は“よい文化や文学は不倫から生まれることもある”と話したものですが、これも言わなくていいこと(笑)。たしかに軽率で脇の甘さがありますが、悪気があるわけではないのです」(佐々木氏)

 トレンディ俳優の名をほしいままにしていた石田が、長谷川理恵との不倫が発覚した際に“迷言”を残したのが1996年のこと。それでも翌年、彼は報道番組のメインキャスターに抜擢されたのだった。

「ところが、またも長谷川との“現場”を写真週刊誌におさえられ、わずか1年で番組を降板。3億円あったという年収は1/6に。石田さんは仕事のない日が約3年間ほど続き、借金は8000万円に膨れ上がったといいます」(ワイドショースタッフ)

 その後も「ニセ有栖川事件」に巻き込まれたりしながらも、2000年代半ばごろからはバラエティ番組でバブルキャラがブレイク。再び仕事を軌道に乗せていった。

 そして2009年にプロゴルファーの東尾理子と再婚し、一躍“おしどり夫婦”の代表格に。3人の子どもを授かった石田だが、2017年には自身のコラムで、

《手間がかかることもあって、僕は3人目に必ずしも積極的ではなかった》

 と、またもや余計なひと言でネットを炎上させていた。

「2015年には国会議事堂前の政府への抗議活動に参加し“戦争は文化ではない”と叫んだものの、政治的なイメージを嫌ったスポンサーから抗議があり、いくつかの番組を降板するハメになったと言います。そして翌年、今度は“野党統一候補ならば”と都知事選への出馬意欲を見せたのです。

 この時ばかりは彼をイメージキャラクターに起用してきたパチンコ店“スポンサー”も起用を控えたのです。結局、テレビ局のCM差し替えなどもあって、石田さんはわずか4日で出馬を撤回したのでした(苦笑)」(前出・ワイドショースタッフ)

 それでも“不死鳥”のごとく蘇るのが石田だ。なぜか企業系イベントに呼ばれ続け、2017年末には沖縄県那覇市に韓国料理店をオープンさせる。件(くだん)の出張先だ。

「テレビ局の取材や、芸能人の来店も多い人気店です。周年記念などのイベント時には石田さんもマメに顔を出して、お客さんと握手したり、記念撮影などのサービスをしていますよ。コロナでお店が心配だったのでしょうが、結果的に評判を下げてしまうのでは?」(ローカル局ディレクター)

 その韓国料理店は4月13日から《新型コロナウイルス感染拡大の観点から》として、今も臨時休業が続いている。

“生命力”こそが石田の強み

 国民全体が外出自粛に努めている最中の“不祥事”だ。今回ばかりは、普通ならば芸能人生命が絶たれるほどのピンチに思える。前出の佐々木氏は、

「まず、石田さんはものすごく“生命力が強い”んです。彼と一度でも付き合えばわかるんですが、今回のようによくポカをしますが(笑)、根はいい人なんですよ。

 普段から男性や女性、職業や容姿に関係なく人に対して分け隔てなくやさしく、よくしているので周りには自然と人が集まります。

 加えて、何度か起業しているようにビジネスには敏感で、その筋での人脈も幅広いんですね。そんな人徳と人脈が“生命力の強さ”でもあるのですが、石田さんがピンチにの際には誰かしらが必ず“助けたい”と思わせる人間性を持っているんですね。また、蘇るのではないでしょうか(笑)」

 まずは、その“生命力”をもって新型コロナに打ち勝ってほしい。