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 オンラインだからって難しいことはナシ。スマホにLINEのアプリが入っていれば、誰でもすぐできて超楽しい「リモート飲み」。さらに映えテクをおさえて、盛りに盛っちゃおう!

リモート飲みで映えよう!

 LINEやビデオ会議システムアプリ『Zoom』などを使ったリモート飲み会、略して“リモ飲み”が人気だ。コロナの影響で会えない人にも会え、自宅でお酒やおつまみを用意すればいいので居酒屋より経済的。なんならノーメイクでも加工しちゃえば大丈夫、といいことずくめ。しかし、ビデオ通話にあまり慣れていない週女世代。リモ飲みを楽しめるだろうか──。

 セルフィースマホ研究家の富永彩乃さんに、最新リモ飲み事情を聞いた!

若い世代には、いろんな機能がついているZoomが人気。私もリモ飲みの映像をYouTubeやツイキャスでライブ配信して、投げ銭をもらったりしていますよ

 さすが上級者! だが、そんな富永さんも最近、アメリカ人であるパートナーの家族からイースターの“Zoom礼拝”に誘われ、驚いたそう。

こんな使い方もあるのか、とビックリでした。自粛の中、オンライン結婚式を挙げた夫婦もいると聞きました

 飲み会以外にも、会議から結婚式までいろんな使い方ができるのがスゴイ。読者世代にも使いこなせる?

リモート慣れしていない人にはLINEがオススメ。最初に参加者のグループを作ってから、ビデオ通話ボタンを押せば始まる。超簡単です」

 LINEならいつも使っているし安心♪ と思いきや、注意ポイントもある。

初心者には大人数は向きません。しゃべるタイミングがわからず、ひと言も話せない人も出てくる。3人がベストです。あと最近では“ズムハラ”(Zoomハラスメント)なんて言葉も出てきた。“外出自粛だから家にいるでしょ?”などと、相手が断りづらい状況でグイグイ誘うのはNGです

 誘う側は“リモ飲みするから都合よければ入ってきて”と、「出入り自由な飲み会」的に開催する心配りを!

 盛り上がる映えテクとマナーを覚えれば、時間も場所も気にせず楽しめるのが“リモ飲み”のいいところ。

 まずは、初心者同士で機能をいじりつつ、レッツ・リモ飲み♪

プロが教える映えテクと注意点!

(1)初心者なら手軽&ラクに盛れる「スマホでLINE」が正解!

 Zoomなどリモ飲みツールはいろいろあるけど、ビギナーには難しそう!

LINEのビデオ通話がオススメ。PCがなくても、スマホで気軽にできるのが魅力ですね。通話画面左下の笑顔マークをタッチすれば、自分の顔を加工したり面白い変身ができる『エフェクト機能』が使え、それだけでも盛り上がれます♪」(富永さん、以下同)

 肌質をきれいに見せたり、猫耳をつけたり、変顔にしたりと遊べる機能満載。しかも操作は簡単! まずは気軽にトライしよう。

(2)美しい人もそうでない人も。盛るならとにかく光が重要!

 LINEのエフェクト機能でメイク補正をしたり、Zoomの「外見を補正する」機能を使ってみたり……それらの効果をさらにアップさせたいなら、顔に光を当てることが重要だ。まずは正面からしっかりライトが当たるように座る。

当たった光がよくまわるよう、トップスは白が基本! レフ板がわりに、白い紙やハンカチなどをテーブルやひざの上に置くのもアリ。日中のリモ飲みであれば、逆光にならないように、窓に向かって座って

(3)さらにガチ盛りするなら強力アイテム装備で映える!

手ぶらで話せて、かつ盛れる! 三脚タイプの自撮り棒がオススメです

 低い位置に置くスマホスタンドだとカメラが上向きになって、中高年のゆるいあごのラインを直撃! その点、脚が伸ばせる三脚タイプなら、上から撮れるので上目遣いもバッチリ&小顔効果もバツグン。また、白い服くらいでは照明が足りない人は専用ライトをゲットしよう。

クリップ式のリングライトなら、パソコンにもスマホにも使えますよ

(4)リモ飲みのおつまみをみんなでそろえると盛り上がる!

 仲間と飲食店で飲むときは同じ皿のものをシェアすることが多いだろう。リモ飲みでも同様に、スタート前に「同じおつまみ」を決めておくと居酒屋気分が出せる! 例えば同じ店の宅配メニューや、同じコンビニの新作お菓子。リモートで同じ味を楽しめば、不思議な一体感が生まれるとか。

自粛前からオンライン飲みで、いろいろ試した“ガチ勢”にいま人気のスタイル。予想以上に楽しいですよ!

(5)トークのテーマや時間制限を設けてからスタートすべし!

 ふだんの飲み会なら終電きっかけでお開きにできても、電車の時間カンケーなしのリモ飲みは、ダラダラ長くなりがち!

「例えば“自粛期間中にチャレンジしたこと”や“夫へのグチ”、“最近見た映画”など、最初にトークのテーマを決めましょう。そして、終了時間も決めておくことも大事。会話にメリハリがつくし、切り上げやすくなりますよ! 私も初めはルールを作らず飲んで、朝になっちゃったり……リモ飲みでお酒の量が増えましたね(笑)」

【注意】こんな女は嫌われる!

 手軽にできるリモ飲み。でも、マナーを知らないとお誘いが来なくなるかも!? 最初に気をつけないといけないのは、予告なしのビデオ通話。まずメールなどで「これからビデオ通話していい?」と確認するのが常識だ。また、通話中の勝手なスクショや動画撮影もNG。ましてや、それをSNSに無断でアップするのは完全にアウトだ。“盛れてない写真をアップされた”などトラブルの原因に。ほかにも、高いお酒やグラス、高級インテリアなど、店飲みで自慢できないものを“映え狙い”でこれ見よがしに使うと、マウント女子として不評を買う。ほどよく映えて!

PROFILE●富永彩乃さん●セルフィーの達人。国内・海外のモバイルを中心に取材するITジャーナリスト。セルフィーに特化した文化やアイテムを、独自に研究し発信している。インスタグラム:https://www.instagram.com/AyanoTDO/

(取材・文/安川ヤス子)