夜な夜な銀座に出現した、手越祐也(2017年)

 9→8→7→6→4→3

 こんなメンバー数の変遷をたどりながらも活動継続できているグループも、ほかにそうないのではないだろうか。

“山Pと愉快な仲間たち”扱いだった

 外出自粛を求められる中で女性とのパーティー開催が週刊文春に報じられたことで、NEWSのメンバー・手越祐也のすべての芸能活動の中止が発表された。グループは残る3人での活動で存続させていくことになったが、手越は退所するとの報道も一部にある。

 2003年9月に9人組グループという当時、最大人数のグループとして結成されたにも関わらず、年内に森内貴寛(現・ONE OK ROCKのボーカルTaka)が学業専念のため早々に脱退、'05年には内博貴が未成年飲酒で無期限謹慎、翌年に草野博紀も飲酒による芸能活動の自粛となり、2人を除く6人で活動することになった。

 そして2011年、山下智久と錦戸亮がそれぞれの活動に専念するためにグループを脱退し、それ以降、現在の4人での活動が続いていた。

「もともとNEWSは、Jr.時代に圧倒的な人気があった山Pのいるグループということで、“山Pと愉快な仲間たち”と言われてきました。4人になったときも、山Pと関ジャニと掛け持ちで活躍し、主演ドラマも多数あった錦戸のダブル脱退で、ハンバーグプレートの付け合わせだけが残った、と揶揄(やゆ)されたこともありました」

 と、ある芸能ジャーナリストは語る。

 しかし、“4人NEWS”としての再出発第一弾となったシングル『チャンカパーナ』がいきなりヒットする。

「キャッチーなメロディーと、意味はわからなくても印象的な“チャンカパーナ”というフレーズの強さ。これによって、これまでの山P所属時代のイメージを一新、4人のNEWSを印象付けることができました。その直後、野外コンサートの中止に関し、ファンが“暴走”し騒動を起こしたことで、ヒット曲をもじりNEWSファンのことを“パーナさん”といじり気味に呼ばれるなど、いろんな意味でお騒がせの多いグループです(笑)」(同前)

 手越は『世界の果てまでイッテQ!』などのバラエティー番組、小山慶一郎は『news every.』(どちらも日本テレビ系)の第1部メインキャスター、加藤シゲアキは小説家デビューするなど、個人の活動も並行して充実し、順調な再始動ではあった。しかし、手越に女性スキャンダルがたびたび報じられ、そして'18年には小山と加藤が未成年と飲酒したことが発覚し、小山はキャスター降板と芸能活動の一時自粛など、4人での活動時代も、やはりトラブルの多いグループであることは変わりなかった。

真摯なまっすーが救われる時代へ

「デビュー時期やメンバーの年齢も近く、そしてグループ脱退者も多いので、よくKAT-TUNと比較されることもあります。手越が脱退すれば、くしくも両グループ3人ずつになることから、ネットでは“合体しちゃえばいいのに”と冗談を飛ばされたりもしていますね(笑)」(スポーツ紙記者)

 NEWSもKAT-TUNも、これだけの減員を繰り返しながらも解散とはならずグループ活動を存続している。現在、NEWSはグループのレギュラー番組はないが、増田は手越とのユニット『テゴマス』でのラジオ番組、小山と加藤の2人がバラエティー『NEWSな2人』(TBS系)に出演中。前出の記者は、

「ジャニーズでここ20年ほどで解散したデビューグループは、SMAPしかいないんです。残るメンバーに存続の意思があれば、どんな形になってもグループは存続するというスタイルのようですね」

 と、3人でNEWSの活動を継続すると発表した理由に迫る。

「グループは残すけれども、あくまでも個人メインというスタイルなんでしょう。グループ活動の実態がずっとない少年隊や、『鉄腕DASH』などグループ番組は継続するものの、山口達也脱退後は一度も音楽活動を行なっていないTOKIOなどの例もあります。現在活動自粛中のSnow Manの岩本照、そして昨年謹慎となったHiHi Jetsのメンバーなど、近年のジャニーズ 事務所は、社会的なモラルに反する行動にはかなり厳しい処分を下しています。逆にいえば、仕事に対して真摯な姿勢を見せるタレントが報われるようになっています」

 それを裏付けているのが、NEWSの増田貴久ではないだろうか。数々の騒動を起こしたNEWSの中で、唯一、ノースキャンダルなのが彼だ。前出の記者が続ける。

「もともとファンの数も多くスキャンダルとも縁遠いまっすーが、『ゴチバトル』の新メンバーに選ばれたり、フジのネタ番組のレギュラーになっていたりと、“いい仕事”を振り分けてもらっているようにも感じます。SNS中心の世界になり、好感度の高いタレントがますます求められる時代に合わせた方針転換ではないでしょうか」

 手越が離脱し、3人でのグループ活動でどのようなパフォーマンスを見せてくれるかは全くわからないが、『チャンカパーナ』のような「神風」が吹く可能性だって十分あるはずだ。

〈取材・文/渋谷恭太郎〉