安斉かれん 撮影/高梨俊浩

 「ドラマのクランクインとクランクアップの撮影地が一緒だったので、最後はこみ上げてくるものがありましたね。三浦(翔平)さんから“無事に終わってよかったね”っていう言葉をかけていただいて、なんだか安心しちゃいました」

 話題のドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)で主人公のアユを演じ、注目を浴びた安斉かれん(20)。歌手として活動する彼女が、22日に新曲『僕らは強くなれる。』を配信リリース。

松田聖子さんの曲を
よく聴いてます

「これは高校1年生か2年生くらいのときに書いた歌詞なんです。中学時代、私は吹奏楽部に入っていたんですが、そのときに感じていたことを書いたら、自然と応援歌になっていました
 
 エネルギッシュなサウンドと、勇気をくれる真っ直ぐな歌詞。本人もメッセージ性のある歌をよく聴いているのかと思いきや、

「歌詞よりも、リズムやメロディーで好きになることも多くて、ジャンルは洋楽が多いかもしれません。日本のアーティストだと、最近になって松田聖子さんの曲をよく聴きます。ドラマの撮影に向かう車のなかで、爆音で流しながら歌ったり(笑)。特に好きなのは『SWEET MEMORIES』。歌詞が可愛くて好きなんです
 
 幼いころから音楽を身近に感じていた彼女。小学生のときに、父親に連れて行ってもらったザ・ローリング・ストーンズのライブをきっかけにサックスを始めた。

「父はたぶん、自分の影響で私が音楽に興味を持ったってことを知らないと思います。でもこうやって、インタビューで話しているのを見ていたら気付いているかも(笑)。いちいちそういうことって、面と向かって言わないじゃないですか。

 家族はみんな、応援してくれています! 姉はバラエティー番組に出ている私を見て“めっちゃ緊張してるじゃん!”ってメールをくれたり、妹は『M』を見てくれていて、なかでも田中みな実さん演じる礼香にめちゃハマっていました(笑)

 性格や好きな洋服もまったく違う姉と妹だが、喧嘩をすることはあまりない。

「基本仲良しです。でもニンテンドースイッチの『あつ森(あつまれ どうぶつの森)』をプレイしたときに、姉と一緒に妹の島に行ってわざと荒らしたりしてましたね(笑)」

“3人でバンド組もうぜ!”って

 “令和の歌姫”の影響は、地元・藤沢にも。

安斉かれん 撮影/高梨俊浩

「地元の友達には、芸能のお仕事をするっていうことを伝えていなかったんです。話していたのは親友1人にだけ。高校の友達みんながドラマを見て、私が出ていることにとてもびっくりしていて(笑)。リモート飲みをしながら、ドラマ鑑賞会を開いてくれたそうです

 そんな友人たちとの忘れられない“青春エピソード”は?

中学生のころに、ギターをやっている男の子の友達が2人いたんですけど、当時そういう“地元バンド”みたいなものに憧れていました(笑)。“3人でバンド組もうぜ!”って。いま思うとすごく懐かしい(笑)。

 LINEグループを作って、私がピアノ担当で、ベース、ギター兼ボーカルに決まったんですけど“ドラムいないじゃん!”ってなって。“じゃあドラムは高校生になってからスカウトしようか”って話をしてたのにすぐにそのバンドの話はなくなりました……。本当にその場のノリでした(笑)」

新しく○○に挑戦したいと思ってます!
「最近は、ピアノや歌以外の趣味がなくて、“どうしようかな”って思ってて。絵を描いている友達がいるんですけど、私も描いてみようかなって思ってます。画材を集めるところから始めないといけないんですけど……。まったく描けませんが、美術館とか行くの好きなんです……これなんか、ちょっと恥ずかしいな(笑)」

保育園の思い出は“布団”!?
「いま考えるとマイペースで人見知りだったのかな? って思うんですけど、保育園時代はみんながおままごととかしているなかで、先生に“布団出して”ってお願いして、部屋の隅っこで寝ているような子でした(笑)。でもなぜか、立候補したわけではないのにおゆうぎ会で『不思議の国のアリス』のアリスを演じた記憶があります(泣)」

シングル
『僕らは強くなれる。』

7月22日(水)
サブスクリプション限定で配信リリース