高橋一生

 双子の兄弟が家族を死に追いやった大企業社長に復讐するサスペンスドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』(フジテレビ系)。高橋一生と玉木宏がW主演することでも話題のドラマが、3か月半遅れでようやく放送開始になったのは7月28日。コロナの影響で撮影中断になっていたからだ。

「同じようにコロナの影響を受けたドラマが次々と放送をスタートさせる中、『竜の道』は出演者のスケジュールの調整が難航して、この時期までずれ込んだそうです」(ドラマ制作会社関係者)

 満を持しての初回だったが、視聴率(関東圏)は9・1%と1ケタ発進。その後も第2話が6・9%、第3話は7・3%と高橋、玉木という人気俳優ふたりをそろえた作品にしては、少々寂しい数字のような気もするが……。

「見ている人からの評判は、すごくいいんですけどねぇ(苦笑)」(同・ドラマ制作会社関係者)

高橋が頼にする人物とは?

 コロナにさんざん振り回されたあげく、フタを開けたら大苦戦と踏んだり蹴ったりな高橋。そんな彼がこうした壁にぶつかったときに、必ず頼るある人物がいるという。

「都内にある印鑑屋の店主なんです。前回の東京オリンピック以前からやってる古い印鑑屋で」(高橋の知人)

 印鑑屋? なんでまた!?

占いやスピリチュアルが好きな人の間では有名な、知る人ぞ知るお店で。ここのご主人に印鑑を作ってもらうと、仕事で大成功したり出世できると大評判なんです。店主のことを“開運仙人”なんて呼ぶ人もいて」(前出・知人)

 この店、完全予約制。1日数名ほどしか客をとらない。

印鑑を作る前に、店主が店頭でお客さんひとりひとりの運気や過去、現在、未来を“見る”んです。その鑑定が怖いくらいに当たるんですよ……。中にはかなり厳しいダメ出しをされたり、怒られちゃったり、印鑑を作ってもらえない人もいる。それでも全国からお客さんが殺到していて、“予約が取れるまで5年もかかった”という人もいるくらい」(前出・知人)

 聞けば、誰もが知る有名企業の社長や芸能人も、大勢お忍びで通っているという。

「高橋さんが初めて見てもらったとき、“このままだと一生売れない”と、かなり厳しいことをズバズバ言われたそう。でもアドバイスどおりにして手持ちの印鑑をすべて作り替えたら、本人いわく“一気に人生が開けた!”と。それ以来、高橋さんは店主を“先生”と呼んで、悩み事や困ったことがあると、何かにつけて相談に通っているんだそうです」(前出・知人)

 そんなイメージはないような高橋がハマるほどの“開運仙人”か……。週刊女性も会えるものなら会ってみたい。印鑑屋を訪ねて取材の旨を伝えると、受付の女性が困惑ぎみに、

「昔から取材は全部お断りしているんです。私たちの仕事が立ちゆかないですから……。いっさいお話しできません」

“開運仙人”が記者を鑑定

 すると、やりとりをじっと聞いていた店主が笑顔で記者に語りかけてきた。長い白髪は、たしかに仙人のよう

「何か特別なことをしているというわけではないんですよ。その人に合った印鑑を作っているというだけでね。キミね、ちょっとそこに座りなさい。ええと……生年月日は?」

 突然の展開に驚きつつ、尋ねられるがままに答えると、店主は小声で何やらブツブツ。

「……なるほど……お母さんの実家で……うんうん……そうか……。今日、キミが私のところに来たというのはね、実は取材とは関係ないんだ。お母さんの実家でこれから問題が起きるから、それをご先祖が心配して、ここによこしたというわけなの。問題が起きたら、キミの考えがいちばん正しい解決になるから、自分に自信を持つことだね。あとね、キミは子どもをどんどんつくんなさい。ワッハッハ!」

 これで記者の開運も間違いなし……!?