三浦春馬さん(左)と小出恵介(右)

 先月21日に芸能活動の再開を発表した小出恵介。新たにMISIAなどが所属する『リズメディア』と専属契約を結び、再出発を踏み出した彼だが、早くも不穏な空気が漂っている。

インスタに小栗旬との写真をアップ

 小出は2日、自身のインスタグラムを更新。俳優・小栗旬とその兄で元・俳優の了さんとの3ショットとともに「Yeah brothers. I was so happy that I could reunite with you guys」と英文をアップ。再会を喜んだ。小栗とは映画『キサラギ』('07年)で共演、小栗が初めて監督を務めた映画『シュアリー・サムデイ』('10年)では小出が主演を務めるなど、関わりも深い。

小出さんは2017年、未成年との飲酒・交遊が報じられ、無期限の芸能活動停止を発表しました。その翌年に所属事務所との契約が終了し、その後はニューヨークに渡り、演技の勉強をしていたといいます。国内の芸能活動再開となるのは約3年ぶり。来年公開の映画『女たち』に出演することも発表され、再開を待ち望んでいたファンからは喜びの声が上がりました。そんな中で公開された小栗さんとの写真には、早くも再共演を望むコメントが多く寄せられてましたね」(スポーツ紙記者)

 だが、そんな期待の声が上がる一方で、 “まさか”の批判の声が小出に向けられる事態となっている。そこで名前が上がっているのが、今年7月に亡くなった三浦春馬さんだ。

 その理由は、小出がスキャンダルを起こした2017年まで遡る。

 当時、三浦さんは英国へ留学中だった。小出は数々の作品を控えていた売れっ子だったが騒動のせいですべてが白紙となり、(当時の)所属事務所は出演予定だったドラマや映画の代役探しに追われることに。

「その中のひとつ、小出さんが降板となった主演ドラマの代役に選ばれたのが、三浦さんだったといわれています。ただ、ほかの作品については代役の発表がありましたが、こちらは正式に発表されていません。その時期に三浦さんが半年ほど予定していた留学を3か月で切りあげて帰国したことから、“穴埋めのために、三浦さんは留学を中断せざるをえなかったのでは”という憶測が広がりました」(芸能リポーター)

憶測がヒートアップ

 留学帰国後、『週刊女性』(2017年11月7日号)のインタビューでは「短い間でしたが、語学学校に通って大好きな演劇を見たりワークショップに参加したりして。すごくいい経験になりました!」と、とびきりの笑顔で振り返っていた三浦さん。

 しかし、先月掲載された『文春オンライン』の記事(『英国留学時代のルームメイトが振り返る、三浦春馬さんの衝突』)によると、同年の留学中、事務所から直ちに帰国して仕事現場に戻るよう言われ、涙していたという三浦さんの姿がルームメイトによって明かされている。

「いろんなタイミングが一致することから “三浦さんはもっと海外にいたかったのではないか”という話になり、“最後まで留学できていれば、あんなこと(自殺)にならなかった”という憶測にまで広がっていきました。その話がどんどんひとり歩きしていき、まるで小出さんの不祥事が三浦さんの死に関係しているかのような声が一部から上がるようになったのです」(前出・芸能リポーター)

 小出が小栗とのショットをインスタに上げたことを報じたニュースサイトのコメント欄を見てみると、実際、こんな批判的な声がずらりと並んでいる。

《留学を続けられていたら、三浦春馬さんの自死の結論が変わっていたかもしれないと思うと複雑です》

《馬車馬の様に働いて、働いて、死を考えさせられる役ばかり向けられて、春馬君の胸中思うとほんと切ない》

《何でこんなヤツを庇って春馬君が犠牲にならなければならなかったのかっ!》

《小栗兄弟より、三浦春馬さんに対して何か思うことはないのかな》

《春馬君を返して欲しい》

 いまだに三浦さんの死を受け入れられない人は多い。受け入れられないからこそ、何かのせいにしたいのかもしれないが、小出にとっては飛んだとばっちりにようにも思える。そして、ここで名前を出されてしまう三浦さんを思うと、少し気の毒だ。

 だが、怒りの矛先が小出に向けられているのは、それだけが理由ではないよう。

「三浦さんは生前、小栗さんのことを兄のように慕い、小栗さんもまた弟のように三浦さんを可愛がっていました。そんな小栗さんとのショットを、三浦さんの四十九日を前にインスタにアップしたことで“無神経だ”とさらにファンたちの怒りを買ってしまったようです。中には小栗さんを嫌いになったという人まで出てくる事態に。

 芸能人への誹謗中傷が問題視される昨今、こういったコメントに対し、三浦さんはそんな負の感情の連鎖は望んでないという声や、 “ネットの闇を感じる”“その言葉が誰かを殺すことになるかもしれないことに気づいてほしい”といった声もあがっています」(前出・スポーツ紙記者)

 3年という歳月を待って復帰宣言した小出。再出発を誓って早々、前途多難といったところかーー。