里美ゆりあ(インスタグラムより)

 白昼堂々の強盗事件がまさかのタワーマンションで起こり、世間は衝撃に包まれた──。

 現場となったのは東京・目黒区内にある高級タワーマンション。10月26日の午前10時半ごろ、30代の女性宅に宅配業者を装った2人組の男がやってきて「金を持っているだろう」「俺は人を刺したこともある」と力づくで押入り、現金約600万円を強奪。その後、車で待っていたもうひとりの男と車で逃走したが、5時間後に神奈川県内で確保された。車内から400万円が見つかったが、残りについてはいまだ不明だという。驚くべきはなんと容疑者は19歳がふたりと17歳と少年だったこと。彼らはおおむね容疑を認めている。

 そして、その翌日には被害者の30代女性が人気セクシー女優の里美ゆりあだということも発覚し、さらなる衝撃を与えた。この日、彼女が複数のテレビ局によるインタビュー取材に応じる様子がたびたび映し出され、「危険な目にあったというのに肝が据わっている」などといった意見も飛び交うことに。

脱税が発覚して以降は生活も変わり……

 そんな里美ゆりあはどんな人物なのかというと、

「2008年にデビューしてから、業界の第一線を走り続ける超有名女優ですが、バラエティー番組にも活躍の場を広げるなど、マルチに活動しています。約2年前からYouTubeチャンネルも開設していますね。

 彼女の私生活がフィーチャーされたのが2016年、数年で2億4500万円の所得隠しが発覚し、国税庁から1億1700万円の追徴課税を支払わされていたことを報じられたときでしょう。それまで、稼いだものはほとんど貯金に回していたそうで、住まいも川崎にある古びたアパートでした。ひとりで生きていくという気持ちからか老後への不安があり、お金を貯め込むタイプだったと聞きます」(映像制作業界関係者)

 確かに脱税を報じられた翌年に『東スポ』の取材に対し、《(税を支払ったあとに)5000万円の貯金がなかったら、本気で死のうと決めていた》とも発言している。脱税後、その“貯蓄体質”に変化が起こったというのは前出の映像制作業界の関係者。

あの脱税の一件で貯金が半分になった彼女は、作品に出るだけでなく、六本木のキャバクラでも働くようになりました。このことは彼女自身もオープンにしている話ですが。そこからは貯蓄ではなく、生活も派手になっていきましたね。高級ブランドのジュエリーや大好きなエルメスのバーキン集めに使うようになりました

SNSでのお誘いに

 犯行現場となったタワーマンションについても、「中古価格でも1億円超え、賃貸でも30万円はするという物件」(不動産関係者)だという。

 今回の容疑をおおむね認めている少年たちだが、今後の捜査の焦点は“なぜ里美の家を狙ったのか”についてだ。結果として600万円もの現金を強奪したわけだが、捜査関係者によれば「家に現金があるとわかっていて侵入したのでは?」という見立ても強い。なぜなら、無差別な犯行であれば、“セキュリティーの強固な”タワーマンションを選ばないからだ。

「里美さんは豪快な人。キャバクラでも接客ぶりから“収入の多さが伺える”一面もみせていたそうです。なんでも作品に出演してもそこまで大金を稼ぐことができないようで、プライベートで会った男性から支援を受けることもあったとか。不特定多数の人を招いたホームパーティーも開くといったことも

 過去にウェブサイトのインタビューで30個以上もあるバーキンのコレクションを披露したりもしていました」(マネー雑誌編集者)

 交友関係が広い彼女だが、“セキュリティーの甘い”一面が──。

もちろんそのオープンな性格は長所なのですが、彼女のもとにはたくさんの“お誘い”がくるそうで、SNSを通じて送られてきた『ひと晩200万円でどうか』という話に乗って返信してしまうといったこともあったそうです。個人情報の取り扱いのゆるさについては、周囲の人間も気を揉んでいるとか」(前出・映像制作業界関係者)

 とりあえず犯人が逮捕されてホッと一息といったところか。