映画『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』制作報告会見での渡部建('18年5月)

「ルール違反も甚だしい」

 お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が憤慨したのは、11月22日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)でのことだ。

フライング報道は違法?

 今年6月に複数の女性との“多目的トイレ不倫”が報じられ、活動を自粛しているアンジャッシュの渡部建。そんな彼が大みそか恒例の日本テレビ系バラエティー番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の『笑ってはいけない』シリーズに出演すると一部で報じられた。

この番組は、事前に誰がゲストで出演するか知らされていない松本さんらレギュラー陣のリアクションも魅力のひとつです。松本さんは報道を受けて11月22日放送の『ワイドナショー』で“収録前にネットニュースで知らされる。考えられないですよ”と激怒したんです」(スポーツ紙記者)

 その後も『笑ってはいけない』関連の報道は続き、11月23日には『東スポweb』が『渡部建が“不倫三銃士”結成か』と題した記事を配信。それに対して、松本が《めちゃくちゃガセです。面白くないよ。東スポ》とツイートして、怒りをあらわにしている。

 そもそも、一連の“フライング”報道は法律的にルール違反なのだろうか――。アディーレ法律事務所の長井健一弁護士が解説する。

「業界のルール違反かもしれませんが、法律違反とはなりません。刑事事件としては業務妨害などが考えられますが、故意に業務を妨害する意思もないでしょうから犯罪としては成立しません。

 民事事件としては、不法行為として損害賠償請求が考えられます。ですが、違法行為とも言い難いですし、損害の有無や報道と損害の因果関係の立証も難しく、認められる可能性は低いと思います

 と、刑事、民事どの罪にも該当しないと明言。

 肝心の視聴者は、渡部の復帰報道をどう見ているのか。

《半年で復帰なんて早すぎる》
《見たくない》
《報道が出てから逃げ回ってまずは会見が先じゃないの?》

 などの厳しい声がSNS上で相次いでいる。

'17年に“アパ不倫”をした袴田吉彦、'19年に“4WD不倫”をした原田龍二が禊(みそぎ)として出演した『笑ってはいけない』シリーズこの2人の登場は爆笑をさらいました。渡部も3匹目のドジョウを狙ったのだと思いますが、彼の不倫は生々しすぎて笑えない。収録は11月18日にすんでいるということですが……」(前出・スポーツ紙記者)

 ルール違反かどうかはさておき、このままでは渡部が登場しても“笑えない”!?