NHKは12月15日、大みそかの『第71回 NHK紅白歌合戦』で、嵐が「NHK2020ソング」の『カイト』を歌うことを発表した。

ラストインタビューで何を語った?

当記事は「日刊大衆」(運営:双葉社)の提供記事です

嵐が『紅白』で披露する楽曲も明らかになり、いよいよ活動休止が秒読み段階に入ってきたことを実感しますよね。嵐の5人は雑誌の表紙やインタビュー、グラビアにも精力的に登場していて、ファンのために最後まで全力を尽くしていることがうかがえます」(女性誌ライター)

 大野智(40)、櫻井翔(38)、相葉雅紀(37)、二宮和也(37)、松本潤(37)の5人は、12月9日発売の『週刊ザテレビジョン お正月超特大号!』(KADOKAWA)の表紙も飾っている。

 嵐の活動休止前、『週刊ザテレビジョン』での最後の登場となる誌面では、5人が座談会形式で21年間を振り返っているほか、「嵐であり続けるために大切していることは?」といった質問にそれぞれ回答している。

 櫻井は「嵐であり続けるために大切なこと」として、「それぞれがそれぞれを思いやること」と語り、「言葉にしなくても“今日はこんな感じかな”っていうのがわかるようになってきたタイミングがきっとどこかであった。誰かの様子を見て、思いやりながら過ごした時間も僕たちは多かったと思う」と話している。

 また、大野は「5人がみんな“気ぃ遣い”だと思う」と話したほか、「“相手を思いやる”に通じることかもしれないけど、5人が常に内(嵐)に向いて過ごしていることだと思う」とし、「結局は“お互いを信じ合っている”ことが大きいんじゃないかな」と述べている。

 相葉は「メンバーそれぞれが嵐というものを大切にしていたからこそ、自然と出来上がっていったと思う」と話し、「メンバーの意見がそろわなければやらないし、誰かが無理やり意見を押しとおすことも絶対になかった」と語った。

3人とも言い方こそ違いますが、嵐であり続けるために大切なことは“お互いに思いやること”や“気を遣うこと”だと、共通したことを語っていますよね」(前出の女性誌ライター)

 2019年11月、二宮が元フリーアナウンサーの女性との結婚を発表した際、大野、櫻井、松本の3人が猛反対したと報じられた。

その理由は当初、発表の時期が20周年ツアーの真っただ中だったことや、活動休止を待たずに二宮が結婚を強行したからだと言われてきました。また、他のメンバーにも交際相手がいるにもかかわらず、二宮だけが結婚を許されたことも要因ではないかという声もあった。ただ、櫻井、大野、相葉のインタビューでの発言を読むと、それだけではないのかもしれませんよね」(前出の女性誌ライター)

二宮の結婚で崩れかけた絆だが……

 櫻井は今年1月の『週刊文春』(文藝春秋)に、大学の同級生で元テレビ局員の一般女性との「ベトナム&ハワイ婚前旅行」を撮られている。相葉には8年近く交際している女性の存在が明らかになっている。そして、大野は今年10月の『週刊文春』でシングルマザーのA子さんとの6年にわたる本気愛があったことが報じられ、ファンを中心に衝撃が走った。

二宮だけが、自分の都合を優先させて結婚に突き進んだことに、他のメンバーは怒りを示したのでは、という見方がありました。ただ、今年の10月に大野の過去の熱愛が『週刊文春』で報じられ、大野はA子さんと結婚して自由な生活を送りたいと悩みに悩んだ末、芸能界からの引退も覚悟してメンバーに活動休止を申し出ていたことが明らかになったんです」(女性誌記者)

 しかし、大野には「嵐でいる限りは結婚しない」という思いがあり、A子さんとは入籍には至らなかったようだ。

結局、大野とA子さんは2019年1月の活動休止会見前に破局してしまったということですが、そんな大野の苦悩をしり目に、二宮がその年の11月に結婚を発表した。大野とA子さんの関係を知る櫻井、相葉、松本は、二宮の結婚を手放しで祝福できなかったといいます」(前出の女性誌記者)

 特に、松本は大野の悩みをよく知っていたため、二宮が大野の気持ちに配慮することなく結婚を強行したことに怒ったと、『週刊文春』では伝えている。

「ただ、メンバーが怒っていた理由はそれだけではなく、櫻井、大野、相葉が2020年12月の『週刊ザテレビジョン』のインタビューで話していた“相手への思いやり”が、当時の二宮に感じられなかったからなのかもしれません。結婚発表のタイミングやそれぞれの恋人の存在も、怒りの理由ではあったのでしょうが、21年の嵐の歴史の中で築き上げてきた信頼関係、嵐内でのルールが、二宮の結婚を機に揺らいでしまった、と。

 猛反対した大野、櫻井、松本と、二宮の調整役を担ったという相葉も、二宮の結婚には納得していなかったと報じられています。相葉は誰よりも嵐というグループを愛しているからこそ、二宮の、5人が長い時間をかけて築き上げた絆を破るような行動に納得できなかったのかもしれませんね。

 ただ、二宮の結婚後の数か月は強い不仲説が報じられた嵐ですが、二宮結婚時の騒動から1年が経過し、今ではわだかまりもすっかりなくなり、ラスト瞬間に向けて5人で邁進していますよね」(前同)

 活動休止後も、絆は変わらない。最高のフィナーレを目指して、5人で突き進んでほしい。