高橋一生

 上白石萌音の王道ラブコメにTOKIO・長瀬智也のジャニーズラスト主演……など、なにかと話題作の多い今期のドラマ。その中で、いちばん注目を集めているのは、綾瀬はるか主演の『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)だろう。

「第1話の視聴率は16・8%。この数字は今クールのドラマの中でトップです」(テレビ局関係者)

 綾瀬演じる女性刑事がふとしたはずみで、連続殺人鬼の男と“魂”が“入れ替わって”しまい立場と人生が逆転、2人の運命が交錯していく─というストーリー。つまり、綾瀬は殺人鬼の男になりきって演技する、一方の殺人鬼の男は女刑事になりきって演技する……というちょっと頭がこんがらがりそうな設定なのだが、この殺人鬼役を務めているのが高橋一生だ。

「この『天国と地獄』での一生さんの人気がすごいんです。正直、主演の綾瀬さんを食ってしまうくらいに(苦笑)」(制作会社関係者)

 どういうこと?

ドラマの撮影現場で起こった“事件”

一生さんの“中身が女性に入れ替わってしまった男性”の演技が、とにかくかわいすぎるんです。例えば“女性刑事が入れ替わって初めて男の身体で入浴”するシーン。思わず自分の股間をのぞき込んでしまって“……ハッ……見ちゃったぁぁ……!!”と泣き出しそうになったり(笑)。乙女になりきっている一生さんにドハマりする女性が続出しています」(同・制作会社関係者)

 SNS上には高橋の乙女っぷりを絶賛する声、声、声。

《かわいい……高橋一生が可愛い……》

《乙女高橋一生、最高かよ》

《本当に入れ替わってるんじゃないかってくらいすごい》

 視聴者にそう錯覚させてしまうほどの高橋の演技。そこには、プロフェッショナルの矜持が込められていた。

一生さんがよく言うのは、“見ている人の心に届く芝居をしたい”ということ。だからそのためなら、制作側のどんな要求にも全力で応えてくれる。若いころは、やりたいと思った仕事ができないことが多かったそうで。不遇の時代があったからこそ、芝居には徹底的にこだわるんです」(ドラマプロデューサー)

 そんな高橋だからこそ、なのだろう。数年前に放送されたあるドラマの撮影現場でこんな“事件”が起きたという。

監督にキレたことがあったんです。監督の撮影方法や演出方針が、一生さんはじめ出演者と全然噛み合わなくて」(前出・制作会社関係者)

 それでも、なんとか撮影は進んでいたのだが、

あまりにも適当な監督の指示に、とうとう一生さんが“コレ、どういう意味があって撮るんですか?”と尋ねたんです。すると監督が“どういう意味ってさぁ……”と笑いだした。その瞬間、一生さんが“笑いごとじゃねえから! 真剣に仕事してんだよ!”と叱り飛ばし、監督は固まっちゃって(笑)」(同・制作会社関係者)

 監督も心を入れ替えた!?