夫婦で娘の学校行事に参加した森田剛と宮沢りえ。今後は、家族の時間を優先か(2018年)

《何度も6人だけで話し合いを重ね、それぞれが一人の男として、大きな決断をすることになりました》

 3月12日、V6から衝撃的な発表が!

「今年11月1日で、森田剛さんがジャニーズ事務所を退所し、グループは解散します。森田さん以外のメンバーは事務所に残り、個々で活動を続けます」(スポーツ紙記者)

 1995年にデビューしたV6は、目立った不祥事もなく、メンバーが1人も欠けず、昨年25周年を迎えた。しかし、“不穏な動き”も─。

「大みそかにフジ系で放送された『ジャニーズカウントダウン2020-2021~東京の街から歌でつながる生放送~』に毎年出ていたV6が出場しなかったんです。アニバーサリーイヤーを迎えた彼らが“落選”したことで、ファンから心配する声があがっていましたよ」(V6ファンの女性)

 6人が別々の道を歩くことになったのは、森田剛のひと言に端を発した。

「彼が“ジャニーズ事務所を離れた環境で、役者としてチャレンジしたい”とほかのメンバーに相談。2019年の春ごろから、何度も話し合いを重ね、決断に至ったといいます。25周年の配信ライブを終え、発表に至ったのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

 森田といえば、ジャニーズJr.時代は三宅健とともに“剛健コンビ”として人気を博し、デビュー後は多くの話題作に出演。ここ数年は、舞台を中心に俳優として高く評価されていた。私生活では、2018年に宮沢りえと結婚するなど、公私にわたって順風満帆に見えたが……。

森田との子どもを欲しがった

りえさんの精神状態を心配していました。彼女には、前の夫との間にできた娘さんがいるのですが、森田さんとの子どもをとにかく欲しがっていたんです。ただ、彼女は40代半ばで妊娠が難しくなる年齢のため、都内の産婦人科で不妊治療を受けたものの、なかなか結果が出ず、焦っていたそうです」(森田の知人)

 大切なパートナーが悩んでいる姿を見て、森田の脳裏にはこんな考えが思い浮かんだ。

3年ほど前から、周囲に“彼女のそばにいたいから、もっと家族で過ごす時間を増やしたい”と漏らしていましたよ。仕事をセーブして、りえさんのことを支えようと思ったのでしょう。実際、結婚後は1年に1回舞台に出る程度で、ドラマや映画には出演していませんでしたからね」(同・森田の知人)

 さらに、大女優が身近にいることで、仕事に対する考え方も変化していった。

「昨年ぐらいから“森田さんが退所するのではないか”という噂はありました。もともと、彼は芝居への情熱が強いほうでしたが、りえさんと結婚したことで“役者”という仕事への興味や意欲がより強くなった気がします。彼女は女優として『日本アカデミー賞』や『ブルーリボン賞』など、数々の権威ある賞レースを制していますからね。そんな人と一緒に生活していたら、影響も受けるでしょう」(芸能プロ関係者)

 役者としての矜持が強まる一方で、“本業”に対する情熱は薄れていく─。

「アイドルとして活動することが苦痛になっていたようです。周囲には、“アイドルとして見られたくない”と口癖のように言っていましたし、40歳を過ぎても、歌って踊り続けることに疑問を感じていた。“もっと芝居を突きつめて評価されたい”という思いが、日に日に強くなっていったといいます」(舞台関係者)

 幼いころから仕事をしてきた思い出深い場所から離れてまで、新しい道に進もうとしたのは、“アイドルではなく、ひとりの役者として見てほしい”という思いだったのかもしれない。

 2019年にジャニー喜多川社長が亡くなって以来、中居正広や元関ジャニ∞の錦戸亮、山下智久、元NEWSの手越祐也など、事務所を去るメンバーが後を絶たないが、最近はさらなるピンチを迎えている。

(上)3月末で“独立”するTOKIO(下)活動休止中の嵐

「これまで最前線を走っていたグループが次々に離れてしまっているんです。嵐は昨年末でグループでの活動を休止し、TOKIOは4月から『株式会社TOKIO』を設立して“独立”します。V6も解散するので、事務所の屋台骨が揺らいでしまいますよ」(テレビ局関係者)

次に解散がウワサされる2人組

 そうした状況が続いたためか、“あの年長グループ”を心配する声も。

「ファンの間では、“KinKi Kidsも解散するのではないか?”と言われているんです。きっかけは、一部のメディアで堂本剛さんが今年6月で退所する可能性があると報じられたこと。彼らに限ってそんなことはないと思いますが、V6も目立ったトラブルがなかったのにもかかわらず、解散することになったので、何が起きてもおかしくありませんよ」(同・テレビ局関係者)

 ファンの心配が杞憂に終わることを願いたいが、キンキにもV6と同じ“不穏な動き”が出ていて─。

「彼らも昨年末の『カウコン』に出なかったんです。もともと、『カウコン』は1996年から阪神・淡路大震災の復興チャリティーイベントとして始まりました。TOKIOとV6、キンキは合同グループ『J-FRIENDS』としてイベントを盛り上げてきた古株。TOKIOは山口達也さんの“事件”以降出ていませんが、伝統的イベントの創始者ともいえる2組が出なかったのは偶然なのでしょうか……」(レコード会社関係者)

 これまで、ジャニーズはピンチのときは、最前線でベテランのグループを中心に“WAになる”ことで乗り越えてきた。今回の“緊急事態”も一致団結して解決してくれると信じたい!