板垣李光人 撮影/山田智絵

「今回演じるのは、メイクもファッションも大好きなジェンダーレス男子。僕もプライベートではその日のテンションに合わせてメイクしたり洋服を選ぶのが好きなので、すごく自分に近い人間ですね。

 ただ、僕の場合困るのは、選んだファッションがフェミニンな装いのときは女性と間違えられることがあって。特に問題なのがトイレ。自分はいいんですけど、周りの人が女性が入ってきたかと思って“えっ!?”みたいな雰囲気になるのが申し訳ないんです(笑)。なので、外出先ではカフェの男女兼用のトイレとかを利用するようにしています」

板垣李光人 撮影/山田智絵

2歳でモデルデビュー

 昨年末公開された映画『約束のネバーランド』ではメインキャストの1人を演じ、その美少年ぶりが話題に。『花燃ゆ』に続き2度目となる大河ドラマ『青天を衝け』では、慶喜(草なぎ剛)の異母弟となる徳川昭武役に抜擢。

 4月からは仕事熱心な等身大の女性と、ファッションやメイクを自由に楽しむ男性の恋模様を描く『カラフラブル』で吉川愛とW主演を務めるなど、幅広い作品に引っ張りだこの注目俳優・板垣李光人。まだ19歳だがそのキャリアは長く、2歳からモデルをしていたそう。

「最初は親に連れて行かれてモデルをやっていたと思うんですが、嫌だったらやめさせる両親なので最初から楽しかったんだと思います。だから、昔から人に見られるというのが自然なことというか、カメラの前に立っても緊張しないし、普通のことという感覚なんです。生活の一部って感じがします」

板垣李光人 撮影/山田智絵

俳優への目覚めと挑戦してみたい役

 現在の事務所に入ったのは小学校5年生のとき。そのころ見たドラマ作品で俳優という仕事に興味を持ち始めた。

「昔はアンパンマンとかドラえもんとかをよく見ていましたが、小学校も高学年になるとドラマを少しずつ見るように。好きだったのは『ごくせん』や『ROOKIES』の再放送。土日の夕方とかによくやっていたんです。

 すごくアツい作品だったし、当時の気持ちとしては、演技とわかっていても怒って泣いたりできるのが不思議だったんでしょうね。そこからモデル以外に、演技というジャンルにも興味を持ち始めたと思います」

 それ以来、映画やドラマ、舞台に出演し経験を積んできた板垣が、いま挑戦してみたい役がコレ。

「殺し屋をやりたいんです。だって、役でしか経験できないじゃないですか(笑)。殺し屋たちの世界を描いた蜷川実花監督の映画『Dinerダイナー』とか好きなんです。衣装やメイクがすごい作り込まれていて、独特の世界観で。もしやらせていただけるなら、メイクや衣装も自分で提案して挑戦してみたいです!」

“李光人”の由来を教えて!

「ドイツ語で光という意味なんです。といっても、両親ともドイツにゆかりがあるわけでもなく、つけた理由も知らないんです。最初は絶対に“りひと”って読まれないですね。でも逆に、1度読んでいただいたら、絶対に覚えていただけるのがメリットです(笑)」

板垣李光人 撮影/山田智絵

知らずにやってしまうクセ!

「よく気づけば身体が左右にふらふらと揺れてます。だから小さい地震はあまり気づかないんです、自分が揺れているのか地面なのかわからず(笑)。小さいころからよく注意されているので気をつけていますが、家にいるときは油断して揺れてたりしています」

いたがき・りひと
 2002年1月28日生まれ。AB型。『板垣李光人オフィシャルカレンダー2021.4-2022.3』が3月28日発売。映画『ゾッキ』が4月2日全国公開。特技はイラストを描くこと

『カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。〜』

4月1日スタート
プラチナイト モクドラF

『カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。〜』
読売テレビ・日本テレビ系 木曜 夜11時59分〜