直撃を受ける中田敦彦(2018年)

すでに活動の場をテレビよりもネットに移していましたが、4月からはテレビはもちろん、ネット上でも今後は“顔を出さない”というんです」(スポーツ紙記者)

 この“顔出し引退”宣言が物議を醸しているオリエンタルラジオの中田敦彦。

「ただ、月額980円で5000人以上いるネット上の会員制サロンには、今後も顔を出すというのですが……。まるで“信者ビジネスの典型”ともいわれています」(同・スポーツ紙記者)

 昨年末、相方の藤森慎吾と一緒に吉本興業との契約を終了。2月には単身シンガポールに移住し、3月22日に妻の福田萌も、7歳の長女と4歳の長男を連れて慌ただしくシンガポール入りした。

顔出し引退の理由を本人が語っています。まず、テレビに出なくても稼げるようになった。また、顔が知られて、トラブルに巻き込まれたときのリスクが大きいという問題。そして、今やっているYouTubeの内容が、顔を出さなくても影響はなく、“コンテンツ”の中身で勝負できていると判断したようです」(ウェブメディア編集者)

千葉県の実家で父が語ったこと

 つまり自分のペースで、自分の言うことに耳を傾けてくれる人たちと新しいことをしていきたい、という。

「確かに藤森さんは芸能関係者やマスコミともうまく付き合っていけるタイプですが、あっちゃんは自分を追いかけるマスコミが大嫌い。自分が写真を撮られるのはもちろん、家族写真を特に嫌がっていた」(ワイドショーデスク)

 国内だと、プライバシーを守り切るのは至難の業。最近はYouTubeでも、炎上の機会が増えている。

「今やYouTubeは多くの芸能人が流れてきて飽和状態に。中田さんが新たに目をつけたのは、月額600円の会員制音声メディアです」(前出・ウェブ編集者)

 心配の声があがっているのは、コンビの相方のほう。

藤森慎吾('12年)

「藤森さんは、'25年に武道館ライブをするという中田さんの言葉に感動してついていくことを決めたそうですが、最近の中田さんは40歳で引退するとも公言。吉本退社を“早まったのでは”とも言われています」(前出・デスク)

 妻と子どもや仕事の相棒を、突き進むわが道に付き添わせる中田を両親はどのように見ているのか。千葉県内の実家を訪ねると、

親が何を言っても、やりたいことがあれば反発します。親が望むことと本人のやりたいことは違いますので

 と、顔は中田にソックリだが、寡黙でまじめそうな父親が答えてくれた。これまで盆暮れには顔を見せてくれていたという孫とも会えないが、

LINEで連絡とれるし、時差もないのでiPadで顔も見れます。コロナが落ち着けば、こちらからシンガポールに行く楽しみもあります

 ただ父親世代なら、テレビをつければ息子が出ていたのはうれしかったのでは?

それはね、テレビで見られなくなるのは、ちょっと寂しい気もします。でも、本人が決めたこと。ウチは本人任せの放任主義で、今回も相談もなければ、話してもいません。親として不安がないと言えばウソになりますが、そこは祈って、トライアンドエラーでやっていくしかない

 父親が漏らした本音に、中田は耳を傾けるのか。