小室圭さん

 秋篠宮家の長女・眞子さまとの結婚が延期となっている小室圭さんが8日、28枚にわたる文書を発表したことが波紋を広げている。

 内訳は4枚の『概略』と24枚の『文書本体』と長文で、ネット上には「長い」「卒論並」といった言葉が放たれた。

国民が気がかりとしている点

 小室さんは文書の目的を、

「私や母と元婚約者の方との間にこれまであったやり取り等について実際の経緯をある程度明らかにすることを通じて、これまで世の中に出回ってきた金銭トラブルと言われている事柄に関する誤った情報をできる範囲で訂正することです。」

 と明確に伝えている。

 そして文章のしまいに、

「色々な事情があったのだということを理解してくださる方が1人でもいらっしゃいましたら幸いです。」

 とつづっているが、この文章が果たしてどれだけの国民に響いたのかはわからない。

 小室さん発のこの文章によって初めて明らかになったのは、小室ファミリーと日本国民との問題認識のズレだ。そのことは小室さんの言葉が証明してしまっている。

 小室さんは、

「一般的には金銭トラブルと呼ばれていますが、切実に名誉の問題でもありましたし、今でも、同じように受け止めています。」

 としているが、これまで一度でも、この問題を小室さんの名誉の問題と受け止めることができたメディアの人間はいるのだろうか。

 援助されたお金でも、借りた金でも、どんなお金でも構わない。それこそ当事者の問題だからだ。

 肝心なことは、その解釈が元婚約者と一時期は家族になろうとした人の間で揉めているという点。もし、本当に眞子さまと結婚したら、将来、国民と寄り添うことが第一とならなければならない小室さんが、たった一人の人ともめて、長年問題解決できなかったという点が、国民の気がかりではないのだろうか。

一般の結婚と違うのは、税金が使われる点

 元婚約者の善意に甘え、小室さんの母はお金を援助してもらったという。

 その際も、

「母は、元婚約者の方が婚約する際に金銭面も全面的にバックアップしてくださるとおっしゃってくださったことがあるとは言え、助けていただきたいとお願いすることに躊躇もあったため、お借りできますかとお願いしたこともありました。また、元婚約者の方が支援をしてくださる際には、本当に(お金を出していただいて)よろしいのですか?、ご無理ではないですか?、大丈夫ですか?と度々お聞きしていました。」

 と、小室さんは母の正当性を訴える。子どもとして当然だし、確認する小室さんの母は何ひとつ間違っていない。

 だが、平気で400万円超のお金を援助してもらうという、その受け入れ体質が、これまで小室さんへのバッシングを生む要因ではなかったのか。そこに対する言及や反省の弁はなかった。簡単に、元婚約者とはいえ赤の他人にお金を借りることができる神経は、一般人の感覚でもいぶかしく思うだろう。まして皇室となれば……だ。

 以前、作家の林真理子さんが週刊誌の連載で、税金を一切使わない形で結婚するなら、というような勧めを書いていたことがあった。結婚は、憲法に保障されたように当事者の合意のみで成立する。一般の結婚と違うのは、税金が使われる点だ。

 ロシアの文豪、ドストエフスキーは、お金に関して「人間として最大の美徳は、上手に金をかき集めることである。つまりどんなことがあっても他人の厄介になるなということだ」と記している。

 上手に金を集められずに他人の厄介になってしまうと、あとで痛い目に遭うこともある。元婚約者の経済的厄介にさえならなければ、小室さんの意味は違っていたのに。

 宮内庁長官が評価した今回の小室さんの文書だが、果たして一般人が抱いている小室さんへの誤解や嫌悪が解消するのだろうか。今後の世論が、それを決める。

〈取材・文/薮入うらら〉