宮里彰容疑者(本人インスタグラムより)

 猟奇的なストーカー医師の素顔が明らかになった。

 20代の女性に連続して353回メッセージを送ったとして、さいたま市の医師、宮里彰容疑者(53)が4月9日にストーカー規制法違反の疑いで逮捕された。

1日あたり約40通、10日間連続で送りつける

「3月30日から今月8日までの間、容疑者は東京・丸の内にある飲食店の女性従業員に対して、恋愛感情が満たされなかった恨みから、女性に嫌がらせのメッセージを送信していました」(テレビ局記者)

 容疑者は事件直前の3月29日に「店で女性とトラブルになった」と自ら110番通報していた。その際に警察官から、女性に連絡しないよう警告を受けていたにもかかわらず、ストーカー行為に及んだ。

 調べに対し容疑者は、「何も言いません」と供述している。

 送信時刻は昼夜を問わず、1日あたり約40通ものメッセージを10日間連続で送っていたという執拗さ。

 今年の3月まで『さいたま記念病院』で内科医として勤務していた容疑者は、さいたま市内の病院職員専用アパートで暮らしていた。

 アパートにはほかの医師も住んでいるが、容疑者の素行について聞くと、名前が出た瞬間に誰もが表情を強張らせ、

「何も話せません……」

 と、かたくなに言及を拒んだ。病院から箝口令(かんこうれい)でも敷かれているのだろうか──。

さいたま市内にある病院職員専用の自宅アパート。木造20年で、ポストには医療者向けの定期購読雑誌がはさまれていた

 病院にも問い合わせたが、

「勤務態度に問題があったという報告は受けていません。アパートも、現在退去の準備をしているようです」

 沖縄出身の容疑者は地元の高校を出た後、1992年に琉球大学医学部を卒業。

「高校時代は部活にも入らず、勉強ばかりしていました。

 クラスで浮いていたわけではなく、阪神タイガースが優勝した話で盛り上がった記憶があります」(高校の同級生)

 大学卒業後は自治医科大学で血液内科の医師になった。

 その後は外資系の製薬会社などを転々とし、2019年から前職の病院で勤務していたようだ。

交番で女性警察官に暴行を加えて“逮捕”

 容疑者はどんな人物なのか。旧知の医師によると、

「以前、宮里さんのほうから“クリニックを開設したい”と相談を受けたことがあります。新しいことを学ぶのに貪欲(どんよく)な一方で、つかみどころがなく、変わった人という印象」

 2012年には医療関係の会社を設立しているが、HPは存在せず、経営実態は不明。

 さいたま記念病院に勤務していたときは、職員用アパートが本店として登記されていた。

 かつて結婚していた時期もあったようだが、5年ほど前に離婚している。

 女性と交流を持ちたかったのか、SNS上では見知らぬ女性に「私は医師です」と突然リプライを送り、医療知識をひけらかすようなコメントを送っていた。

 ほかにも、「貧乳系コスプレOL」を自称する女性のアカウントにちょっかいを出している様子も確認できた(相手からの反応はなし)。

 さらに、過去には物騒な事件も起こしていたようで……。

「容疑者は、2017年3月に暴行で逮捕されたことがあるんです」(前出・記者)

 いったい、何をしたのか。

「都内にある無人の交番で電話機を投げ落として破壊。かけつけた女性警察官に注意された。すると突然、警察官に襲いかかり、馬乗りになって暴行を加えた。

 警察官は全治2週間のケガを負いましたが、本人は“正当防衛だった”と意味不明な言い訳をしていた」(同・前)

宮里容疑者に投げ落とされた電話機

 医師とは思えない危険行為だが、それでも医師免許を剥奪されることはなく、釈放後も医療に従事し続けた。

タワマンに住民票を移す謎の行動

 さらに週刊女性が取材を進めると、この交番のそばにあるタワーマンションをめぐり、新たな“余罪”の疑惑も発覚した。

 容疑者は犯行直前、このタワマンの高層階に住民票を移し、3月25日には会社の本店も移転登記していた。

交番のそばにある、容疑者が偽りの住居登録をしていたタワマン。入り口には常時、警備員が立つ

 昨年、不倫が発覚したあの大物女優も住人のひとりという高級物件で、3LDKの部屋の販売価格は1億円以上。

 登記によると、容疑者の部屋は不動産会社「A社」の所有で、まるで賃貸契約を結んだかのようになっている。

 しかし、実態はまったく違っていた──。

「確かにこの部屋は弊社の物件ですが、現在販売中で、賃貸物件でもありませんよ。当然、今は誰も住んでおりません」

 そう語るA社。いったいどういうことなのか。先ほどの容疑者の会社登記を見せると驚いた様子で、

「この方は部屋の購入を検討して先月、銀行にローンを申請していましたが、通らなかったようです。

 それで契約には至らなかったのですが、どうやらその後、勝手に住民票を移し、会社の本店としても登記していたようです」

 部屋の持ち主であるA社も知らない間に、虚偽の住居申請がされていたようだ。

 居住していない住所に住民票を移すことは「公正証書原本不実記載等罪」にあたり、事実なら今後、容疑者は罪を問われる可能性がある。

 ストーカー行為の舞台裏で、余罪の疑惑が発覚した容疑者。

 なぜ、医師にもかかわらず、このような犯罪を繰り返してしまうのか。沖縄県に住む父親に尋ねたが、

「息子は何年も沖縄に帰っておらず、何もわかりません」

 他人を傷つけても反省しない人間に、医師を名乗る資格はないだろう。