『第36回ベストジーニスト2019』での出川哲朗('19年10月)

 モデルでタレントのマリエ(33)の衝撃の暴露をしてから、1か月が経とうとしている。

 4月4日、マリエはインスタグラムでライブ配信を行い、15年前の18歳当時、島田紳助氏(65)に枕営業を強要されたと告白。さらに、その場には出川哲朗(57)やお笑いコンビ・やるせなすも同席しており、「いいじゃん、マリエちゃんやりなよ」と煽っていたとも暴露した。

マリエの暴露で出川激怒!?

当記事は「日刊大衆」(運営:双葉社)の提供記事です

 ライブ配信では、「出川さんがテレビに出てるのも大嫌いだし、出川さんがCMに出てるのもマジで許せない」と出川を名指しで批判したのだ。

 これを受けて4月9日、出川が所属するマセキ芸能社は事務所社長の名前でコメントを発表。

「先日SNSの生配信で女性タレントが発言された内容について出川本人に確認したところ、番組の収録後の打ち上げで出演者、事務所関係者、番組スタッフなど大勢がいる場では同席したことが一度ありましたが、プライベートで食事に行ったことは一度もなく、お騒がせしているような事実はないと申しております」と説明している。

 また、やるせなすの所属事務所も、出川の所属事務所と同様の、マリエの告発を否定するコメントを出している。

 出川、やるせなすサイドのコメント発表後、マリエはインスタで「私は嘘をつかない」と投稿して反論したほか、週刊誌の直撃に対しても「私は嘘を言っていない」「インスタも“全部真実です”って言っているので」と主張した。

「4月24日にはマリエが東京・代官山でトークイベントに登壇しましたが、イベント後の取材陣の前でもこの件に触れることはありませんでした。最初に行った4月4日のライブ配信での告発が最も詳細で、それ以降は具体的な情報を出していない。現在まで“肩透かし”のような状態が続いています。

 最初のライブ配信で、マリエはかなり酒に酔っている様子でした。そのため、酒の勢いで言ってしまったのではないか、ともささやかれています。また、配信の場で隣に座っていた交際相手だというアパレル会社経営者の男性に促されてしゃべってしまったのではないか、とも芸能関係者の間では言われています」(女性誌記者)

 今回のマリエの告発で最もダメージを受けているのは、枕営業を強要したとされる紳助氏ではなく、今や好感度抜群の人気タレントとなった出川であることは間違いない。

 お笑いプロ関係者は、

紳助さんは2011年に芸能界から引退していますからね。もちろん、自身や周囲が受けたショックは大きいでしょうが、仕事におけるダメージはないですよね。一方の出川さんが受けた被害は甚大。『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)などに出演し、子どもやファミリー層に愛されるタレントですからね……

 と話し、こう続けるのだ。

実は、出川さんは現在も、マリエさんの告発に大激怒しているといいます。暴露動画から1か月経ちますが、出川さんは周囲の関係者に対し、マリエさんの告発行為に怒っていることを明かし、その理由として、自分に仕事でかかわる人たちにめちゃくちゃ迷惑がかかってしまって申し訳ない、と話しているといいます。

 4月9日に事務所社長の名前で出したコメントにしても、事の経緯、コメントを読む限りは事務所サイドが出川さんを守るために出したように思えますよね。しかし、実際はそうではなく、出川さん本人が、マリエさんが告発したようなことは“マジでない”と断言し、怒りも露わにしたので、しっかりと否定するコメントを出した、ということのようなんです

 4月9日のマセキ芸能社のコメントを受け、4月11日にマリエはインスタグラムを更新。「そうですその日の打ち上げの出来事でした。私は嘘をつきません」と投稿しているが……。

 問題の打ち上げは、2003年4月から2008年3月まで放送された『世界バリバリ☆バリュー』(TBS系)でのことだとされる。同番組では紳助氏がMCを務め、パネラーとして出川とマリエ、レポーターとしてやるせなすが出演していた。

出川さんが“本当にそんなことはなかった”と主張しているのは、番組の打ち上げにはめちゃくちゃたくさんの人が参加していたからだそう。よくよく考えてみれば、そんなにたくさん人がいる席で、マリエさんが告発したようなやりとりをすることは容易ではないですよね。100%周囲に聞かれますからね。

 15年前の当時、セクハラやパワハラなどコンプライアンスの基準、感覚が現在より緩かったというのはあるでしょうが、さすがに多くの人に聞かれる場所で、マリエさんが告発したようなえげつないやりとりを繰り広げられるとは考えにくい。

 出川さんサイドもやるせなすサイドも、マリエさんとは“一度打ち上げの場に同席したことはある”とは認めています。ただ、大勢の関係者がいる席で枕営業を推奨するような言動をするわけがない。出川さんサイドは15年前だろうが、そんなことは絶対になかったと断言できる、と。

 本当に事実無根のことで、かつそれで多くの仕事関係者に被害をもたらしてしまっているから、彼女に対して真剣に怒っているといいます」(前出のお笑いプロ関係者)

 事実無根であれば、出川サイドがマリエを名誉棄損などで訴えることもできそうだが、

マリエさんの主張が事実かどうかはさておいて、出川さんに大きな損害で出ているならば、名誉棄損が成立するようです。

 事実無根ならなおさら、出川さんとしては強硬な姿勢を取りたいところかもしれませんが、枕営業を迫られたという“被害者”の立場にあるマリエさんを、今や強い影響力を持つ人気タレントの出川さんサイドが訴えたら、マリエさんをさらなる窮地に追いやることになる。訴えたところで、出川さんのイメージがさらに悪くなってしまいかねないと。

 加えて、騒動が長期化するのは必至で、プラスになることはほぼありません。そのため、事務所も出川さんもこれ以上、反論はしない、かかわらないというスタンスなのではないでしょうか」(前同)

 マリエは以前に行われたインタビューで、5月初旬にも本を出版するという話をしていた。いまだ具体的な話は聞こえてこないが、出版予定というその本の中に、マリエの第二・第三の矢は仕込まれているのだろうか――。