紗栄子

 モデルでタレント、実業家としての顔も持つ紗栄子さん(34)。先日、新進気鋭のアーティストYOSHIさん(18)とのお付き合いについて、『週刊女性』で報じられました。

 ことの経緯は、2020年3月、大型台風被災地復興プロジェクト『YOUR RESTAURANT』で出会ったことがキッカケです。被災地を回る中で、当時17歳だったYOSHIさんが紗栄子さんに好意を抱き、紗栄子さんもだんだんとアプローチにかたむき、お付き合いが始まったというのです。

 しかしこの関係は、周囲の反対や立場の違いなどもあったようで、秋ごろには終わりを迎えたといいます。現在YOSHIさんは破局の影響なのか塞ぎ込んでおり、SNSも更新がストップ。リリース予定だったアルバムも制作が間に合わない状態だといいます。

 お付き合いの真相は分かりませんが、多くの人が注目したのは、紗栄子さんの女性としての魅力ではないでしょうか。

スマホで撮影したYOSHIの画像を見せる紗栄子(『YOURRESTAURANT』プレスリリースより)

 デビュー当時、普通のタレントさんという印象から始まった彼女。あれよあれよとプロ野球選手ダルビッシュ有さん(34)とデキちゃった婚したと思ったら、離婚後はアパレルブランドを展開したり、当時、ZOZOの社長だった前澤友作さん(45)と交際宣言をしたりと、芸能人の域を超える存在に。そして気づけば、実業家タレントとして活躍するようになりました。

 離婚後の彼女には批判の声も大きかったものの、炎上や批判も可憐にスルーし独自のセンスを磨いてビジネスを続けました。そして、社会活動もおこない続けた彼女には、今では同世代のファンが多くつき、インフルエンサーとしての立場を確固たるものにしています。

 そんな彼女を「魔性の女」と呼ぶ人も多いようですが、過去に「魔性の女」と呼ばれた人と比べてみると、備えている魅力が異なり、それが派手に見える恋愛遍歴や彼女の人気にも関係しているように思います。

左から葉月里緒奈、高岡早紀、斉藤由貴

 例えば魔性の女として名前が上がりやすい、高岡早紀さん(48)や斉藤由貴さん(54)葉月里緒奈さん(45)のイメージを考えてみると、

・はかない美しさ
・守ってあげたくなる
・自分の満足を大切にした生き方

 といった印象が浮かびます。

 一方で、紗栄子さんといえば、美しさは兼ね備えているものの、はかない美しさというよりも、前向きでエネルギッシュな美しさが印象的です。

 ビジネスも多方面で活躍する姿からは、強い自立した女性としての魅力を感じます。また寄付や被災地支援といった活動も積極的におこなう彼女からは、自分の満足だけでなく、社会に対する還元といった、貢献を望む優しさも感じるかもしれません。

・エネルギッシュな美しさ
・自立した女性としての強さ
・社会貢献を大切にした生き方

 こうして彼女の魅力を書き出すと、恋愛遍歴こそ注目を集めるものの、その魔性の女っぷりは、いわゆるイメージされる従来のものと大きく異なることがわかります。

自立心の強い男性=エネルギッシュな女性を求めがち?

「お金持ちと結婚する女性」と聞くと、多くの方が玉の輿といった年収差や立場の差を飛び越えるものを想像すると思います。

2007年ダルビッシュ有と紗栄子は入籍した

 もちろんそういった結婚や恋愛もありますが、いわゆるお金持ちと恋愛できる機会が多い女性というのは、当然自身がお金持ちであったり、同じようなビジネスをしている女性であったりすることが多いです。

 ダルビッシュさんと紗栄子さんの関係は玉の輿婚に近いものだったかもしれませんが、前澤さんとの恋愛は事業を営む者同士、惹かれる部分があったのかもしれません。

 またYOSHIさんとの関係も、年齢差に目がいきがちですが、彼女が発するエネルギッシュなオーラに、感性豊かなYOSHIさんが惹かれてしまった可能性は十分あるでしょう。

 魔性なんて言葉には「女性から男性を戦略的に落とす」みたいな印象で語られがちですが、美しく自立心が強く、自分らしくビジネスも人生も進める女性だったら、誰だって魅力を感じて引き寄せられてしまうものです。

 一時は批判も多かった紗栄子さんの印象が今はこうして変わったことは、元々あったエネルギッシュさが正しくビジネスの成果としても出て、また世間にもきちんと伝わるようになったことも、大きいのかもしれません。

 YOSHIさんとのお付き合いにより、彼女のキャリアに、また1つ派手なトピックスが加わりました。独自の魅力を備えた彼女は、一体どこへ向かうのでしょうか。

おおしま・りえ(コラムニスト・イラストレーター)
10代より水商売やプロ雀士などを経験後、20代で結婚と離婚をへてコラムニストとして活動を開始。自身の体験や取材、心理学の知識をもちいて、恋愛や親子問題をはじめ、広く人間関係についての情報を発信。読む人の新たな気づきにつながるコンテンツ制作をモットーとしている。Twitter(https://twitter.com/@utena0518)