(写真左から)梨花、藤原紀香、米倉涼子、長谷川理恵

 '90年代にファッション雑誌『CanCam』(小学館)のトップモデルとして時代を牽引した米倉涼子(45)、藤原紀香(49)、長谷川理恵(47)、梨花(48)

 今秋から『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の続編がスタートする米倉はモデルから人気女優へと転身を果たし、順風満帆かと思えるキャリアを得ている。しかし最近出演したバラエティ番組では、突っ張ったお肌に比べて口元のマリオネットライン(口の両端から顎にかけてのシワ)が目立ち、その違和感がネットで話題に。

 一方、ヨガインストラクターとしても活躍中の長谷川理恵や、ハワイに移住した梨花は健康に気を配るスポーティーな毎日をインスタグラムで披露。以前とまったく変わらないスタイルを保っているが、反面、顔のシワっぽさが目立ってきているような。

 そして2016年に片岡愛之助と結婚した藤原紀香は梨園の奥様業を頑張る一方、メディアに登場するたびに独自のファッション&美容道を公開し、オンリーワンの存在感を放っている。

 とはいえ相変わらずの美貌・スタイルをキープしているように見える4人だが、その真実は? 「整形ポリス」こと、毎日ポリスのごとく有名人の顔やボディ、プチ整形疑惑にまで鋭く目を光らせている、ネットウォッチが趣味のOL・プラ美と美容ライター・イム子のアラフォーコンビが元カリスマモデルたちの若見え具合を調査!

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イム子:この間久しぶりに『CanCam』を読んだんだけど、私たちが当時憧れてた米倉や紀香はもうアラフィフなんだよね~!

プラ美:読者もモデルもいつまでも女子大生世代じゃないのね。現実が苦しいので誰か劣化してないか検索しちゃおうかしら……。

イム子:やめなさいよ! この間、紀香さまのブログを見たけど頬もパンパンで20代と変わらない輪郭をキープしてたわよ。

プラ美:でも、シワやたるみが目立つ人もちらほら……。そして服装が昭和のままの人も……。

イム子:いい女は人の粗探しより、美しさを見習うものよ! よし、憎いほどの美肌の持ち主の美容外科医に私が最新アンチエイジング事情を聞いてくるわ!

今回のターゲット:米倉涼子・藤原紀香・長谷川理恵・梨花
「アラフィフになった元カリスマモデル、現在の若見えランキングは?」

回答者:美容整形外科『高須クリニック入谷英里医師

イム子:米倉涼子さん、藤原紀香さん、長谷川理恵さん、梨花さん。彼女たちは同時期にカリスマ的な人気を誇った4人ですが、それぞれのお顔の分析をお願いします!

入谷先生米倉さんは最近、またお若くなった印象がありますね。一時期は輪郭のたるみが目立った気がしましたが……。

米倉涼子(左/2003年・28歳、右/現在・本人のインスタグラムより)

イム子:そういえば以前、ネットで「ほうれい線にヒアルロン酸でも入れた?」なんて噂もありましたね。

入谷先生:年齢的に入れてもまったくおかしくないと思いますよ。ただ、もしヒアルロン酸注入をされているなら、入れすぎて不自然になることは気をつけたほうがいいかも。「いかにも入れた顔」は痛々しい印象を与えますから。今は口の脇の三重になったシワが気になるかな。これはお若いころから兆候があるので、ヒアルロン酸を注入してこまめにケアするときれいな状態が保てると思います。

紀香の顔は老けにくいタイプ

イム子:ヒアルロン酸は大人気ですが、患者側からすると入れる量などはわからないものなのでクリニック選びも大事ですね。では藤原さんはいかがでしょうか?

藤原紀香(左/2001年・30歳、右/現在・本人のオフィシャルブログより)

入谷先生:藤原さんは米倉さんと同じ印象で、今もプロで現役! という強さを感じますね。お顔は頬骨がもともと高く、丸顔で老けにくいタイプでしょう。それと出産されてないことも大きいかもしれません。女性ホルモンの変化や体重の増減がないので、若いころから変わらないハリを保っているのではと思います。

 あえて気になる点を言うなら、もう少しリップのボリュームを出してもいいかな。それと将来、頬が垂れてブルドッグ化しそうなので、引き締め効果のある「ウルセラ」などで定期ケアするのがおすすめです。あとはご趣味かもしれませんが、髪型や服装がちょっとエレガントというか昭和というか……。

イム子:確かに。お顔がおきれいなだけに、年齢不詳に見えますね。

長谷川理恵(左/2004年・31歳、右/現在・本人のインスタグラムより)

入谷先生:でも梨園の妻らしいかも! その点、20代は藤原さんと同系列のファッションだった長谷川さんはかなりナチュラル化しましたね~。お顔はもともとあったシワが太く目立っていることと、笑ったときに歯茎が露出する「ガミースマイル」っぽさが気になります。これはスポーツにハマって紫外線を多く浴びたことと、お痩せになったせいかも。

イム子:やはり極端な減量と紫外線は美の敵ですね。梨花さんも似たタイプではありませんか?

梨花(左/2003年・30歳、右/現在・本人のインスタグラムより)

入谷先生:ライフスタイルも近そうですね。加えて、梨花さんは欧米系のクォーターなので、先天的にシミ・シワができやすく、皮膚がしぼみやすいというのはあるでしょう。とはいえファッションやヘアメイクで自分の個性を引き立てるのがお上手ですね。長谷川さんや梨花さんのように、健康的でありのまま年を重ねることも素敵だと思います。

若見え度をランクづけすると?

イム子:では、ズバリ彼女たちの若さ度をランクづけすると?

入谷先生顔のハリがある順で藤原さん、米倉さん、梨花さん、ワーストは長谷川さんかな。長谷川さんは口元が痩せて顔が骨っぽくなったこと、目がくぼんだことで老けて見えてしまっていますね。

イム子:みなさんもう少しで50歳ということで、美女も見た目が変化する年代なのかもしれませんね。では、4人が、今後老化で注意すべき点、オススメのケア方法を教えてください。

入谷先生ライフスタイルの趣味嗜好は人それぞれですが、美容的にはナチュラルすぎる生活は老けを早めます。例えば紫外線や食生活。紫外線対策として、日焼け止めは1年中塗るつもりでいることと、日傘やカーディガンなどでケアすること。あとはきちんと睡眠を取り、食生活もバランスよくすること。それと加齢による顔のくぼみは「ヒアルロン酸」などの注入系で膨らみを戻し、そのあとは美肌系の点滴(美肌点滴や光治療(フォトフェイシャルでケアすると、いつもきれいな状態でいられると思います。

イム子:美にこまめな対策は欠かせませんね! 私も毎日意識しようと思います。


今回お話を伺ったのは…
入谷英里先生
杏林大学医学部卒業。昭和大学臨床研修センター、昭和大学形成外科、美容外科クリニックを経て2013年より『高須クリニック』に勤務。東京院・横浜院を担当し、女性医師の目線からアンチエイジングから女性器の悩みまで、幅広い相談に応じている