熊田曜子

「私、血液型も嘘つきますよ。魂、テレビに売っていますから!」

 6月9日に放送された『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)で、このように語ったのは熊田曜子だ。

「ゲスト出演した彼女は、テレビに出続ける方法を熱弁。番組出演の際にいちばん気にしていることについては“スタッフさんの評価”といった回答もしていました。タレントとしての心意気は素晴らしいかもしれませんが、現在、彼女はテレビ番組プロデューサーとの不倫疑惑が持ち上がっていますからね。タイミングはよくないでしょう」(制作会社関係者)

 熊田の離婚をめぐる騒動は、1か月たった今でも収束のめどが立っていない。

「5月18日の未明、2012年に結婚した夫であるAさんから暴力をふるわれたとして110番通報。Aさんは暴行容疑で現行犯逮捕されました。現在は離婚に向けて動き出していますが、3人の子どもは熊田さんと一緒に暮らしています」(スポーツ紙記者)

 報道当初は“DV被害を受けて離婚”と、熊田に対して同情や応援の声が集まったが、後に釈放されたAさんが週刊誌の取材に答えたことで状況は一変する。

「Aさんは、熊田さんが知人と電話している際の音声をリーク。それには熊田さんの声で“証拠は絶対つかんでない”や“絶対ツーショットは撮られてない”といった浮気をほのめかす会話でした。さらに熊田が所有する“大人のオモチャ”を鑑定し、夫以外の精液が検出されたといった情報もメディアに提供するなど反撃の手を休めませんでした」(同・スポーツ紙記者)

元カレとの交際中も浮気疑惑

 ドロ沼と化した離婚劇だが、この様子を冷ややかに見ている男性がいる。都内に住む会社員のBさんだ。

15年ほど前から彼女とは知り合いだったんです。それで10年前に2人で食事に行くことになりまして。食事の提案は彼女からでした。ある日の夜、食事をして帰るところで“家に泊まっていきなよ”と。それで彼女の家に行き、そういう関係になって付き合うことになりました

 Bさんは渦中の熊田の元カレなのだ。このとき熊田はAさんと結婚する以前のため、不倫ではない。今回の騒動は夫であるAさんが熊田の不倫を疑ったことから始まっているが、それは元カレであるBさんも同様で……。

「当時、私も彼女の浮気を疑いまして……。旦那さんも“この人だ”みたいに目星をつけているようですが、僕もそういう人がいました。携帯メールのやりとりなんかを見てですね。それで彼女を問い詰めると口論のような感じになってしまいました」(Bさん、以下同)

 ここで熊田は、今回と同じ行動に出る。

Bさんに届いた警告書。文中には“交際をしていた”と書かれている

「当時、彼女のマンションのすぐ近くに警察署があったんです。それで警察署に逃げ込むように入り、私がストーキングのようなことをしていると警察に主張したんです。私の意見は通らず、警察からは“関わらないように”と口頭で警告を受けました」

 110番通報と警察署への駆け込みとでは多少の違いはあるが、行動の目的は一緒だ。

「今回、話す気になったのは、私と同じことを旦那さんにしていたから。かわいそうに思ったからです。私と彼女は当時未婚ですし、子どももいませんでした。しかし、現在の彼女は結婚しており、子どももいます。それでまた同じことをやるというのは……」

 Bさんと熊田の関係は警察への駆け込みで終わりを迎えたが、数年前に進展(?)を見せた。

「彼女のインスタグラムにダイレクトメッセージを送ったんです。すると、警察から警告書が届きまして」

元カレをストーカー扱い

 Bさんとの交際や、警察署に駆け込んだ件について熊田側に事実確認を行うと、代理人の弁護士から以下のような回答があった。

「2010年から2011年ごろ、目黒警察へ被害相談した事実はございます。これは当時、すでに当社を退職していた元マネージャーのB氏が、熊田に対しストーカー行為を行っていたため、当該ストーカー行為について被害相談を行ったものです。B氏と熊田が交際していた事実はいっさいなく、B氏の一方的な好意とストーカー行為があったのみです。その後、B氏から熊田の夫であるA氏に対し、Facebookのメッセンジャーで“嫁は元気かい?”とのコンタクトがあったことから、その際には高輪警察署に相談し、高輪警察署からB氏に対し、熊田への接近禁止に関する警告を行ってもらったとのことです」

 交際の事実はないと言うが、当時警察から送られた警告書には、熊田の名前(本名のため夫の姓)とともに《平成22年5月頃から○○曜子と交際をしていた》と記載され、皮肉にも熊田がBさんと付き合っていたことを裏付ける書類となっている。

 熊田の代理人弁護士からの回答について再度Bさんに話を聞くと、

「そのような文章は送っていませんし、そういった行為もしていません。この件を別の雑誌に話した際は、同じく代理人の弁護士からの回答では私との交際自体を認めていました。今回になって“交際の事実はない”と言ってくるのも意味がわかりません」

SNSでは、仕事や料理の投稿ばかりで、離婚にはいっさい触れていない

 こちらもお互いの言い分が真っ向から食い違う。しかし、連日の暴露合戦で熊田の精神状態は限界に近づいているようだ。

いらだつ母親に子どもは

 娘が通うインターナショナルスクールの保護者によると、

「騒動後は、子どもたちの送り迎えは熊田さんがしています。最初は彼女に対して同情や心配の声もありましたが、不倫疑惑の音声が流出してからは、表立って応援する人が少なくなっていって……。今では腫れ物に触るような扱いになってしまっています」

 居心地の悪さから、徐々に熊田の心にも余裕がなくなっているようだ。

目に見えていらだっていて、お子さんも熊田さんが怖いのか少し距離を取っているように見えました。あのままじゃお子さんがかわいそうです……」(同・インターの保護者)

 今なお続く夫婦同士のいがみ合い。どちらが勝ったとしても、いちばんの被害者は子どもたちかもしれない。