左から木下優樹菜、熊田曜子、小倉優子

 夫からのDV被害を訴えたところ、逆に不倫疑惑を雑誌で告白された熊田曜子へのバッシングが止まらない。

「熊田さんのほか、お笑いコンビ・流れ星☆のTAKIUEさんと離婚したシングルマザータレントの小林礼奈さんは、ブログで有名ラーメン店の対応を名指しで批判したことで大炎上するなど、ママタレたちのトラブルが続いています」(スポーツ紙記者)

 2016年の『好きなママタレントランキング』で1位に輝いた木下優樹菜は、2019年に姉が勤務していたタピオカドリンク店に恫喝メッセージを送っていたことが発覚。芸能界引退と離婚を発表し、テレビから消えてしまった。

「同じく同ランキングの常連だった小倉優子さんも昨年別居が報じられたことで、テレビ局としては使いづらくなってしまいました」(テレビ局関係者)

ママタレランキングに異変が

 かつての人気者たちがスキャンダルなどで失速したこともあり、昨年11月に発表された『第5回好きなママタレントランキング』は大きく顔ぶれが変わることに。

1位はDAIGOさんと結婚し、昨年ママになった北川景子さん。2位は杏さん、3位は仲里依紗さん……と、私生活を売りにしていないママ女優が上位を独占する結果に。“ママタレとして活動している人たちではないよね”と疑問の声も多く上がりました」(ネットニュース編集者)

 ベスト10には木村佳乃や榮倉奈々、上戸彩もランクイン。半数以上が積極的にママをアピールしていない女優という結果となった。好感度が下がったわけではない北斗晶も見かける機会が減っているが、コラムニストのペリー荻野さんは人気ママタレの変化をこう分析する。

左から仲里依紗、杏、北川景子

5年前のランキングの上位は、“いかにできるお母さんなのか”という発信が上手な方が多かったですよね。でもママタレとして発信できる内容ってそこまで多くない。アピールネタも次第にかぶるようになり、飽きられてしまったというのもあるのでは。今は世の中の消費サイクルが速くなってきていますしね」

 また、失速したママタレにはこんな共通点が。

「小倉さんや熊田さんはグラビア出身。木下さんはモデル出身ですが、独身時代は3人ともバラエティータレントとして活躍していました。結婚後はタレントとして生き残るために素敵なママをアピールすることで仕事につなげてきた。ただ恫喝騒動や浮気疑惑などを見る限り、本来の性格はまったく違う“ビジネスママタレ”だったのでしょう。ほころびが出て、いいママアピールのメッキが剥がれてしまったという印象ですね」(制作会社関係者)

 またコロナ禍の影響も、ランキングの顔ぶれが変わった一因との声も。

「感染対策でスタジオ収録に呼ぶタレントの数を制限していることもあり、エハラマサヒロさんなど自宅での撮影もOKな家族で活動するタレントの需要が高まっています。そうした人たちは日々の生活をリアルに映してくれるので、家族の仲のよさが伝わりやすい。スタジオでトークするだけの人よりも、発言に説得力が増すので好評なんです」(前出・テレビ局関係者)

東尾理子、北斗晶

 ペリーさんも、「コロナ禍の影響はあるでしょう」と語る。

「以前は親近感のあるタレントが視聴者の共感を得ていましたが、コロナ禍でおうち時間が増えたため、身近な話題は食傷ぎみ。北川さんのように生活感を感じさせず、颯爽と仕事復帰をするママ芸能人に憧れる人が増えたのでは」

 かつては炎上クイーンだった辻希美の好感度がアップしているのも、YouTubeで公開している家族動画が関係しているようだ。

仲里依紗さんや辻さんぐらい夫婦仲のよさをアピールすると、視聴者も逆に嫉妬する気にもならないようで支持されていますね」(前出・制作会社関係者)

バッシング一転「えらい」に変化

 ペリーさんも辻について、

バッシングされ続けた結果、それが親しみに転じたという感じですよね。“あんなに叩かれていたのに、それでも頑張っていて偉い!”と。叩いていたのは誰なんだという感じですが(笑)」

 木下や熊田へのバッシングが過熱したのも、ママタレだからこそと続ける。

子育てを頑張っている部分も含めて応援していただけに、裏切られたと感じる人が多いのでしょう。ママを全面に押し出して活動するということはリスクもあるということですよね」(ペリーさん)

 東尾理子のように、夫の不祥事で仕事を失うケースもあるだけに、デメリットもあるようだ。

“理想の母親”として好感度の高かった三田佳子さんも次男の度重なる逮捕で、完全復帰まで時間がかかりました。最近も熊田さんなどのママタレが続けて炎上しているだけに、コンプライアンスが厳しい今、彼女たちの起用に慎重になっています」(前出・テレビ局関係者)

住谷杏奈が語るママタレ事情

 テレビ業界は生き残りが激しいこともあり、自ら別の世界に活躍の場を移す人も。2006年にお笑い芸人のレイザーラモンHGと結婚。現在は2児の母で事業家として活躍する住谷杏奈も、ママタレントの難しさをこう語る。

すみたに・あんな 数々のプロデュース商品でヒットを飛ばす。'19年には髪質改善トリートメントサロン『東京美髪研究所』をオープンさせた

「何を基準にするかにもよりますが、テレビに出続けるのは時代の流れもあるし、タイミングもあるし、自分の実力以外の部分もある気がするので、大変な時代ですよね」

 そのため彼女自身は、タレント活動に固執するつもりはないようだ。

「私自身はタレントとしての才能はないと思い、結婚後に芸能界を辞めたぐらいなので、今の主人と結婚していなければ現在のようなプロデュース業もやっていないと思います。主人のおかげでブログを読んでくれる人も増えたと思うし、いろいろなタイミングが重なって、現在の活動をやらせてもらっているという感じですね」(住谷)   

 活動するうえでライバルはいないと続ける。

今は一般人のインフルエンサーも増えてきていますし、影響力や発信力があるのは芸能人だけではないですよね。ライバルだと思う人は昔からいませんが、何事も二番煎じではなく、自分で常にアンテナを張って、何かを生み出すという経験は人生において大きな財産になると思います」(住谷)

 家族仲のよさに加え、ビジネスの才能や時代を読むセンスがなければ、ママタレントとして生き残れない?