高橋メアリージュン

《マスクするなとは言いません。マスク反対派でもないです。私もしてるし。予防できる事もあるでしょう。ただ、選ぶ権利は守られてほしい。マスクする事によって体調を崩しては元も子もない》

 女優の高橋メアリージュンが更新した自身のインスタグラムが物議を醸している。昨年から続くコロナ禍において、「マスク装着してない方は入店できません」「マスクは鼻までしっかりと覆って下さい」と、すっかり“マスク着用”が常識となっている現状に《あれ?マスクって強制だっけ?と不思議に思うわけです》と疑問を抱いたようだ。

 芸能リポーターが彼女に起きた騒動を解説する。

「なんでも、自身も“マスクを鼻まで覆うと酸欠になる”という彼女。そこから皮膚が過敏な人や体調が悪くなる人もいること、さらにはマスク漬け生活によって子どもたちが他の病気になる可能性を心配しては、“マスクする人もマスクしない人も守られてほしい”と持論を展開したのです。

 彼女のインスタには、特に子をも持つ母親から賛同の声が多く寄せられ、一方で文面を記事にしたウェブニュースのコメント欄には“店にも客を選ぶ権利はある”“それでも感染が怖くて鼻までマスクする”と、否定的に受け止められています。何かと“誤解されやすい”彼女だけに、今回も火がついてしまったのでしょうか」

 日本人の父親とフィリピン人の母親を持ち、エキゾチックな顔立ちと抜群のスタイルで『CanCam』専属モデルを務め、近年は様々な役柄をこなすバイプレーヤー女優として活躍する高橋。一方で、歯に衣着せぬ物言いと、物怖じしない勝ち気な“Sキャラ”がウケてバラエティー番組でも重宝されている。

義弟の試合相手に“因縁”をつけた

 そんな性格からか、SNSで炎上することもしばしば。昨年12月には、妹の高橋ユウの夫でキックボクサーの卜部弘嵩が『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』に出場した際にツイッターを更新。卜部は計量で体重超過した上に、対戦相手の才賀紀左衛門に対する攻撃がローブロー判定を取られて反則負け。

 高橋は試合後に《あんなにも自分自身に厳しい人が悔しかったよね》などと、批判に晒される義弟を庇ったのだ。ここまではよかったのだが、翌日、

《お芝居させてもらってるお陰か、人が「今お芝居しているな」というのが分かってしまう時がある。本当に泣きたい時や辛い時は我慢しようとする。それでも溢れ出てくるものがあって胸に響く。例え涙が出なくても。自ら泣きにいく人は本当は泣いていない事が多い》

 などと前後に脈絡のない意味深なツイート。これが卜部との試合で、“大袈裟に痛がってローブローを訴えた才賀への皮肉ではないか”と捉えられて、間も無く炎上してしまったのだ。

「試合相手に“因縁”をつけた上に、さらに炎上上等とばかりに“自分に嘘ついたり、自分を裏切ることはしたくない”と、その後も火に油を注いだのです。彼女なりに言いたいことがあったのでしょうが、たとえ指摘されても普通はスルーなり、話題を逸らすなりするところを、逆に“煽っていく”とは余程の負けず嫌いなのか。

 おそらくは、深く思慮せずに思ったことをすぐに口にしてしまうタイプなのでしょうが、SNS上では得策と言えません。以前にも口が災いして、嵐ファンから総スカンそ食らったことがありました」(ウェブニュース・ライター)

 2018年8月放送の『VS嵐』に出演した際に、自身が留学していた際のニックネームが“MJ”だったことを明かしては、松本潤を前にして「よくよく考えてみたら松本潤さんって、ジュン・マツモトだからMJじゃなくて“JM”じゃないですか」。確かにその通りなのだが、この発言に一部のファンからは批判の嵐が巻き起こった。

 慌ててツイッターで、《『あんたもよくよく考えたらMTやん』ってツッコミを期待して言っただけ》《松本潤さんは日本で一番有名なMJですよって伝えたかっただけ》と釈明するも後の祭り。こちらもネットニュースとなって、騒動が広く世間に知られることとなったのだ。

小心者で気にしいな性格

 芸能プロダクションのマネージャーは「実は本当の彼女は、表向きのキャラとは違う」と明かす。

「Sキャラとは裏腹に、自分に自信がなく、小心者で気にしいですよ。自分のSNSに寄せられたコメントは全て目を通しているらしく、誤解されて批判的なことが書かれると、居ても立ってもいられずに本意を伝えたくなる性格なのでしょう。加えて思ったことをうまく文章で伝え切れていないようにも見受けられますし、本当はSNSにはあまり向いていないのかも(苦笑)。

 それでいて“マスク着用”もそうですが、“フードロス”などの社会問題に興味を持って取り組むような正義感を持っています。それ自体は素晴らしいことですが、これをSNSで発信となると少々冷や冷やしますね」

 これまでの騒動を反省してか、はたまた思った以上に“バズった”ことを気にしたのか、冒頭の“マスク着用”に関する投稿には【追記】として次のような文面も書き加えられていた。

《でもマナー良くお願いします。(接客されるお店の事情もある事を想像しながら)誰かを責めたりするんじゃなくて。尊重し合いたい》
《コロナでの死者も出てほしくないしマスクを外せない事が原因での死者も出てほしくない。もちろん他の事が原因でも》

 ちょっとした投稿で炎上し、誹謗中傷にもつながりかねないSNS。芸能人にとっては仕事でもあるだけに、やめたくともやめられないか。