'17年9月3日、婚約内定会見での眞子さまと小室圭さん

 9月16日、小室圭さんが今月末をめどに帰国し、眞子さまとのおふたりで記者会見を開くと複数のメディアが報じた。小室さんの帰国は、実に3年ぶりとなる。

『週刊女性』は、以前から「小室さんは帰国して記者会見を行うべき」との声が宮内庁内部で上がっており、会見の日程が調整されていることを報じていた。

小室さん帰国後のスケジュール

「今年4月、小室さんは母親が抱える金銭トラブルの経緯などを説明する文書を公表しました。そのころ宮内庁幹部から“小室さんが次やるべきことは当然会見だ”との声が上がっていたのです。

 これは間違いなく秋篠宮さまのご意向です。当時殿下は“小室文書”に対して一定の評価を与えており、小室さんが会見を開きやすい状況をお作りになっていました。

 婚約延期から3年半、小室さんに対する不信感を募らせ続けた国民に、自分の口から結婚報告を行ってケジメをつけてほしいというのが殿下の“最後の願い”なのです」(秋篠宮家関係者)

 実際、昨年のお誕生日に際しての会見で秋篠宮さまは「実際に結婚するという段階になったら、もちろん、今までの経緯とかそういうことも含めてきちんと話すということは、私は大事なことだと思っています」と述べられている。

 今回の帰国報道を受けて、おふたりの今後の動きを皇室担当記者が解説する。

「小室さんが今月末にアメリカから帰国後、2週間の自主隔離を行います。神奈川県横浜市の自宅マンションには母親と祖父が住んでおり、警備のセキュリティーにも不安があるので、おそらくホテルなどに滞在されるでしょう。

 隔離終了後に眞子さまと再会され、会見の準備を行います。会見までの間に秋篠宮ご夫妻と面会される可能性も高いと思います。10月中旬ごろにおふたりで会見を行った後、婚姻届を公的機関に提出することで眞子さまは自動的に皇籍を離脱して“小室眞子”に。

 その後、小室さんは先にアメリカへ発ち、眞子さまは都内のマンションにお住まいを移します。その間にパスポート作成や諸々の準備を整えた後に渡米して小室さんと新婚生活を送る、といったスケジュールになるでしょう」

 肝心なのは、小室さんが帰国する最大の理由となる記者会見について。秋篠宮さまや宮内庁は、どんな内容が求められているのだろうか。

「まずはこれまでの騒動に関して、国民に対する謝罪の言葉を述べてほしいと殿下はお考えのはずです。そして改めて、母親と元婚約者との間にある金銭トラブルのこれまでの経緯を細かく説明することが必須でしょう。

 秋篠宮ご夫妻に“借金ではない”と主張し続けた挙句、再三求められていたトラブル解決への行動をなかなか取らなかったのは何故なのか。加えて、解決金の支払いを元婚約者に提示しているが今はどのような状況なのか。婚約延期となった最大の原因なわけですから、いちばん重きを置いて回答するべきです」(宮内庁関係者)

 さらに、婚約延期されてから週刊誌などで報じられてきた、数々の小室さん親子に関する疑惑についても問われる可能性がある。

会見における最大の肝は“アドリブ質問”

「母親の佳代さんは、元婚約者との婚約中や、その前に交際していた男性と同棲中にも、死別した夫の遺族年金を受け取っていたという疑惑が浮上しています。

 ほかにも、佳代さんが勤務する洋菓子店を『適応障害』を理由に1年半ほど休職するに伴って傷病手当金を受け取っていたにもかかわらず、軽井沢にある知人の喫茶レストランで働いていたという“不正受給”の疑惑も。

 小室さん本人に関しては、就職するためにNYの法律事務所に送っていた履歴書に書かれたアメリカ留学中のインターン歴を“詐称”していたとも報じられています。佳代さんの件は当人のことではないのでかわせるかもしれませんが、小室さん本人の疑惑は答える必要があるでしょう」(前出・皇室担当記者)

圭さんが留学前の'17年夏はおしゃれな服装で堂々と外出していたが(右)、昨年6月に目撃した小室佳代さんは“完全防備”の格好で

 異例尽くしで前代未聞の会見を前に、参加する記者たちにも大きなプレッシャーがかかる。なぜなら、皇室の方々が隣席される会見の形式は決まっており、質問数も限られるからだ。

「天皇陛下や秋篠宮さまのお誕生日会見は、毎年全5問に回答される形です。その後に2〜3問、関連質問として記者からアドリブで質問が出されて、それにお答えになります。このたび行われるであろう眞子さまと小室さんの共同会見も、おそらく事前に宮内記者会から提出された5問程度にお答えになると思います。

 新聞社やテレビ局が所属する宮内記者会は、国民が小室さんに抱く数々の疑惑に答えられるような質問を5問に集約しなければならない。正直言って、5問だけでは国民が納得できる会見になるとは思えません。

 したがって、最大のチャンスは関連質問になるでしょう。この問いはアドリブで出されるので、小室さんも事前に答えを用意することはできません。2〜3問設けられる可能性があるこの関連質問で、いかに小室さんの人柄や疑惑に関して真に迫る質問ができるかが肝となるでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 小室さんと眞子さまの“ケジメ会見”は、国民の心を動かすことはできるのだろうか。