眞子さまと秋篠宮さま

「入籍後の眞子さまは“渡米するまでの間、都内マンションなどの一般住宅に滞在される”などと報じられましたが、この“退居”を指示されたのは、ほかならぬ秋篠宮さまだったそうです。

 おふたりで海外旅行に行かれたり、殿下の研究者仲間との会合に眞子さまを連れていかれるほど信頼し合い、本当に仲のいい父娘だったのに、どうしてこうなってしまったのか……」(宮内庁関係者)

 眞子さまと小室圭さんの結婚問題が、怒涛のクライマックスを迎えようとしている。

「急ぐことが吉」の日に入籍へ

「小室さんは、9月27日の夕方に着く飛行機で帰国する予定です。海外からの渡航なので2週間の自主隔離を行なった後、そう間を空けずに眞子さまとのツーショット会見が開かれる予定です。

 おふたりの入籍日の最有力は10月22日。10月20日はおばあさまである美智子さまのお誕生日で、最後は皇族としてお祝いされたいとの思いがおありのようです。ですので、それまでに入籍はされないでしょう。

 23日は以前から目処にされていたと言われる節目の30歳となられるお誕生日です。眞子さまのお誕生日当日には近影やご様子を宮内庁が提出しなければならず、23日以降の入籍は考えづらい。

 したがって、美智子さまのお誕生日との間である10月21日と22日の2日間が候補となりますが、21日は吉凶を占う六曜でいうところの『赤口』にあたります。皇室では六曜を考慮する傾向があり、結婚式などのお祝い行事は縁起が悪いとされる『赤口』は避けられるので、必然的に22日が入籍日になると推測できます」(秋篠宮家関係者)

 加えて11月30日、この秋篠宮さまのお誕生日には、事前に行われる会見の内容が公となる。眞子さまは入籍してから1か月ほどの期間でパスポートを取得し、殿下の会見までには渡米され、会見で殿下が結婚問題に関して総括的なおことばを述べられるというのが理想的な形なのだ。

 ちなみに入籍が予想される22日は「急ぐことが吉」「早く行うことで幸運に結びつく」とされる『先勝』である。入籍前の眞子さまが皇族としての“最後の大仕事”なのが、小室さんとの共同会見ということになる。会見形式はこれまでのものとほとんど変わらないそうだ。

「陛下や秋篠宮さまが、お誕生日に際して行われる記者会見と同様の形式になる可能性が非常に高いです。

 新聞社とテレビ局が所属する宮内記者会が事前にいくつか質問を提出し、それらに対する回答を会見で述べられる、という形です。その後、おふたりのご回答を踏まえ、アドリブで記者から2〜3問の関連質問が投げられる流れになるでしょう。

 もしくは、事前に質問は提出されず、おふたりが婚約延期されてから結婚に至るまでの経緯や思いを一方的に述べられた後、記者からアドリブで質問がいくつか問われる形のどちらかになるかと思います」(皇嗣職関係者)

「一般住宅」に住む多くのデメリット

 おふたりの“シナリオどおり”に進むであろう会見。しかも、この会見で披露される回答内容のほとんどは眞子さまが“執筆”されるという。

実は、4年前の婚約内定会見でおふたりが述べられた回答のほとんどは、眞子さまがお考えになったそうです。その“原稿”を小室さんは必死に暗記して練習を重ねて本番に臨んだといいます。

 当日、予行練習どおりに会見を終えた小室さんが退出する際、ほっと胸をなで下ろした彼の表情を見た眞子さまが“ちゃんと最後までやり遂げたね”と、にこやかに見つめられていました。

 眞子さまが用意された原稿を小室さんがきちんと話せたことに安心されたのだと思います。今回の会見もおそらく、眞子さまが作られた原稿をおふたりで暗記してから臨まれるのでしょう」(同・前)

小室さんと眞子さま('17年9月)

 最後のケジメとしての会見を終えて入籍された後、民間人となる眞子さまは秋篠宮邸を出て都内のマンションなどに引っ越される見通し。それは、秋篠宮邸などの皇室のお住まいは、皇族だけが住むことが可能という法律が存在するためである。

 しかし、一時期だけのお住まいとして眞子さまが一般住宅を利用されるにしてはデメリットが多すぎる。

「宮邸は皇室の用に供するための国有財産ですから、法的には皇族以外の人が住むことはできません。ただ、宮内庁がそこまで厳密に運営すると、一般家庭に嫁いだ元皇族が、実家である宮邸に泊ったり、天皇が静養中の御用邸で一緒に過ごしたりすることも許されないということになりかねません。

 眞子内親王殿下の場合、渡米されるまでが1か月程度なら、今のまま宮邸にいらっしゃればいいのではないかと思います。もし、入籍後すぐに宮邸をお出になって、マンションなどにお住まいになるのであれば、法的な理由以外に何かほかの理由もあるのではないでしょうか

 そう話すのは、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。

 法的には皇族以外が宿泊できないとしても、秋篠宮邸は眞子さまにとって唯一のご実家である。渡米までの期間であれば、滞在していいという意見も当然あるだろう。

眞子さまとの勘当も辞さない殿下

宮邸をお出になって、一般のマンションなどにお住まいになると、現在の状況からして、警視庁か県警かはわかりませんが、相当厳重な警備を敷かざるを得ないでしょう。また公金を使っていると批判されるのは目に見えています。

 お住まいの場所にはマスコミが大勢張り付き、近隣住民にも負担をかけることになるでしょうから、渡米までは宮邸にいらっしゃった方がいいと思っています。

 ただ、眞子内親王殿下の荷物は一般の女性よりも多いでしょうから、それらを宮邸で保管できないなら、どこかに移さないといけないでしょうし、帰国時の住居のことも考えて、宮邸以外の場所が必要なのかもしれません」(山下さん)

 これまで公務の際に着用してこられた洋服や、春と秋に行われる『園遊会』と海外への公式訪問でお召しになった着物や帽子、勤務されている博物館やご自身の研究資料など、眞子さまは一般人よりも遥かに所有されている荷物が多い。そういった所有物を保管しておく日本の拠点が必要である可能性があるということ。

 そして実は、前出の山下さんが話す通り、眞子さまがお住まいを出ざる得ない理由があったのだーー。冒頭の宮内庁関係者が明かす。

'18年11月、お誕生日会見で秋篠宮さまは「現状では納采の儀は行えない」との意思を表明された

秋篠宮さまが最も気にされているのは国民感情です。だからこそ、眞子さまの入籍後はすぐに宮邸から出るように示されたのでしょう。これ以上、娘の結婚問題で皇室にダメージを与えることはできないとお考えなのです。

 眞子さまは入籍後に戸籍を取得して民間人となるのに、そのまま宮邸に残られた場合、“皇族ではない人間がなぜまだ住んでいるんだ!”と、世間から猛バッシングを受けることは目に見えています。

 殿下としては、ご夫妻の反対を押し切って異例尽くしの結婚を選ばれた眞子さまとは“勘当した”というイメージを残すためにも、秋篠宮邸での滞在を認められなかったのかもしれません。

 今後は皇室にまつわる行事にも眞子さまと小室さんが出席されることも許さず、一定期間は“皇室を出禁”の状態にされるかもしれません。ただ、愛する長女との縁を断絶するという、父親としてこれ以上の悲しい選択はありませんよね……

 小室さんとのご結婚しか見えておられない眞子さま。親の心、子知らずとはこのことなのだろうか……。