イラスト/高松啓二

 世界的に大人気な有名セレブは言うこともやることもケタ違い!? 思わず誰かに言いたくなる、ニュースやウワサまで、現地からフレッシュでホットなネタをお届けします!

スカーレット・ヨハンソンが第2子を出産

イラスト/高松啓二

 スカーレット・ヨハンソン(36)が第2子を出産した。父親は、昨年秋に結婚したお相手コリン・ジョスト(39)。びっくりだったのは、彼女が妊娠していたと誰も知らなかったこと。それが可能だったのは、コロナによるパンデミックの状況下だから。

 彼女はこの夏公開の『ブラック・ウィドウ』の宣伝でかなり取材を受けていたが、インタビューはヴァーチャル(つまり上半身しか映らない)、レッドカーペットはなしだったため、隠し通せたというわけ。

『ブラック・ウィドウ』といえば、彼女はまた、この映画が配信直行になったことで経済損失が出たと、ディズニーを提訴したばかりでもある。赤ちゃん産んだばかりだからって、ナメるなよということ!

●スカーレット・ヨハンソン
 ニューヨーク生まれ。出演作に『ロスト・イン・トランスレーション』『ゴースト・イン・ザ・シェル』など多数。長女の父は2度目の夫ロマン・ドリアック。最初の夫はライアン・レイノルズ。

スタローン、LAの豪邸を売りに出す

イラスト/高松啓二

 シルベスター・スタローン(75)が、ビバリーヒルズの豪邸を売りに出している。値段はなんと8500万ドル。日本円にしておよそ93億円だ。彼が90年代に購入したその家は、LAを一望できる素晴らしい眺めを持つ。

 土地は3600坪の広さで、家には8つのベッドルーム、9つのバスルーム、ジム、サウナ、スチームルーム、プール、試写室、シガールーム、8台を収容できるガレージがあるとのこと。ロッキーの彫刻も飾られているが、それはさすがに付いてこない様子。彼はフロリダにも家を所有しており、今後はそちらを拠点にすることに決めたようだ。

 ロッキーが住んでいた家に住みたいなら(そしてそれだけのお金があるなら)、今がチャンス!

●シルベスター・スタローン
 ニューヨーク生まれ。無名時代に自ら脚本を書き下ろし、主演した『ロッキー』で世界的スターに。その他の代表作に『ランボー』『エクスペンダブルズ』シリーズなど。

ニコール・キッドマンの新作、トラブル続き

イラスト/高松啓二

 現在製作中のニコール・キッドマン(54)主演ドラマ『Expats』がトラブルに見舞われている。まず地元の人が違和感を覚えたのは、香港に住む裕福な白人たちを描くというテーマ。今、民主主義の危機に瀕(ひん)している香港で、わざわざそんな話を語るのかと反発したのだ。

 次に、入国直後に街を歩き回っているニコールの姿が目撃され、批判が爆発。香港では入国者全員に21日の隔離が義務付けられているのに、「セレブは特別扱いなのか?」と人々は怒ったのである。

 いざ撮影が始まると、今度はニコールとルル・ワン監督が現場で衝突したとの噂が出た。そのせいでニコールは途中で香港を去ったとの報道も出ている。ただし、ドラマを配信するAmazonによると、ニコールはほかの作品も抱えているので最初からそういうスケジュールになっていたとのこと。はたして真実は?

ニコール・キッドマン
 
ハワイ生まれ、シドニー育ち。トム・クルーズと共演した『デイズ・オブ・サンダー』でブレイク。『めぐりあう時間たち』でオスカー受賞。再婚相手で歌手のキース・アーバンとの間に2人の娘を授かった。

ケリー・クラークソン、泥沼離婚もなんとか財産死守

イラスト/高松啓二

 泥沼離婚に苦しむケリー・クラークソン(39)に、やっと朗報が訪れた。ケリーよりずっと稼ぎが少ない元夫ブランドン・ブラックストックは、婚前契約を無効にしてほしいと願い出ていたが、裁判所が認めなかったのだ。

 モンタナの別荘を気に入り、勝手に住み着いていたブランドンは、ケリーのお金で買ったその家を出ていかなければならなくなった。それでもケリーは元配偶者サポートとして毎月彼に15万ドル(約1650万円)を払う義務がある(注:慰謝料ではない。離婚においてどちらが有責かという考え方をしないアメリカでは、稼ぎが多いほうが少ないほうに払う)。

 ブランドンは彼女の元マネージャーの息子。ふたりがカップルになってからはブランドンがマネージャーを引き継いだが、破局で彼はケリーから解雇された。無職でもそれだけ月収あるならラッキーと認めようね。

●ケリー・クラークソン
 
テキサス州生まれ。初代『アメリカン・アイドル』優勝者として歌手デビュー。グラミー賞に輝く人気歌手だが、コンテスト番組やトーク番組などテレビでも大活躍。2児の母。

〈取材・文/猿渡由紀〉
 LA在住映画ジャーナリスト。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。LAをベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場レポート記事、ハリウッド事情のコラムを、多くの雑誌や新聞、ウェブサイトに寄稿。米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

〈イラスト/高松啓二〉
 映画をこよなく愛する、30年以上のキャリアを持つイラストレーター。独特で繊細なタッチで描かれた雰囲気のある映画スターのイラストやペーパークラフトで、映画雑誌や書籍の表紙を多く飾る。雑誌、ウェブサイトなどでイラストコラムを執筆中。似顔絵教室の講師なども行っている。