沢尻エリカの逮捕で“疑惑の目”を向けられた片瀬那奈を直撃(2019年12月初旬)

《研音グループを離れ、新たなスタートをきることになりました》

 9月30日、片瀬那奈が事務所を退所することを発表した。今後はフリーで活動していくという。片瀬といえば、少し前に“ある疑惑”で世間を騒がせた。

7月に『週刊文春』で、片瀬さんと同棲していた恋人がコカインを所持し、麻薬取締法違反の容疑で逮捕されたと報じられました。片瀬さんも自宅を家宅捜索され、尿検査を受けたといいます。違法薬物は発見されず、検査結果も陰性でしたが、当時フジ系のドラマ『彼女はキレイだった』に出演していたので、関係者はヒヤヒヤでしたよ」(スポーツ紙記者)

 片瀬はファッション誌『JJ』の専属モデルを経て‘99年に女優デビュー。多くのドラマや映画、バラエティーに出演し、情報番組『シューイチ』の総合司会も務めるなど、仕事は順風満帆だった。

 しかし、“あの人”の事件で、歯車が狂い始める――。

「'19年に沢尻エリカさんが麻薬取締法違反の容疑で逮捕されました。その際、プライベートで仲のよかった片瀬さんも疑われることに。ネット上に、沢尻さんと一緒にクラブで踊る動画が流出したことが原因だったといいます。片瀬さんの所属事務所には、テレビ局や広告代理店から“本当に彼女は大丈夫なんですか?”と問い合わせが殺到したといいます」(テレビ局関係者)

 当時、週刊女性では片瀬が疑いを晴らすため、自ら尿検査と毛髪鑑定をし、両方とも陰性だったことを報じている。今回、2度目の“疑惑”が取りざたされたことで、事務所も冷ややかな目を向けるようになった。

「沢尻さんの件で疑われた際、片瀬さんは事務所に“絶対にやってないから信じて欲しい”“今後、二度とこんなことはないようにする”と懇願したそうです。しかし、今度は同棲していた男性が薬物を所持していた。検査結果は陰性だったとはいえ、かなり“グレー”ですよ」(同・テレビ局関係者)

 二度目の疑いがかけられる発端となった『週刊文春』の報道をめぐって、事務所と片瀬の関係に亀裂が入る“事件”が。

「事務所が本人に事実関係を確認したところ、当初“恋人とは別れたし、家宅捜索も受けてない”と話していました。ところが、改めて確認すると、報道内容を認めた。事務所からすると、“ウソ”をつかれたことになります。これまで築き上げてきた信頼関係が根底から崩れてしまったんです」(同・テレビ局関係者)

 今回の退所は双方話し合った末に出した結論だったのだろうが、“円満”とは言い難い。

事実上のクビに近いですよ。事務所からすれば、二度も仕事に支障をきたす事態を起こしたわけですから。さらに、ウソをつかれたことで、事務所内に片瀬さんを引き留める声は少なかったといいます。ただ、仕事先への影響を考えて、『彼女は‐』の撮影が終わってから退所することになったのでしょう」(芸能プロ関係者)

 今後、フリーで芸能活動を続ける片瀬の先行きは、決して明るいものではない。

「テレビ局内では“片瀬さんは使わないほうがいいのでは?”という声があがっています。万が一、逮捕された場合、代役を探すなど対応に追われますからね。いまは、コロナ禍で予算も縮小し、キャスティングも“リスク”を避ける傾向にあるので、ドラマは難しいと思います。また、今回の件で、イメージも悪化したので、CMも難しいでしょう」(同・芸能プロ関係者)

 次にニュースで片瀬の名前を目にするのは、新しい仕事が決まったときか、それとも……。