眞子さま('18年10月)と秋篠宮さま('20年2月)

「26日が入籍日になるとは全く予想しませんでした……。

 23日は眞子さまがお誕生日を迎えられるため、当日は宮内庁がご本人の近影を公表したり、宮内記者会に対して、この1年での出来事と近況を報告するレクチャーを行う会が必要となります。

 そういった宮内庁の事情と、眞子さまがかねてから30歳までの結婚にこだわっておられたことを鑑みて“入籍は23日までに済ませるだろう”というのが大方の予想だったのです」(皇室担当記者)

「これ以上は耐えられない」

 眞子さまと小室圭さんは、10月26日に結婚されると正式に発表された。ただ、その入籍日に驚きを隠せない皇室担当の報道陣。

 このことについて、事情を知る宮内庁関係者は、

「眞子さまは今秋の結婚にこだわっておられたが“30歳になるまでに”というお気持ちではなかった」

 と、26日が入籍日になった理由を次のように明かす。

「10月中の結婚は、眞子さまが譲れなかった部分が大きいです。しかし、23日以降であれば、11月や12月など、小室さんが受験したNY司法試験の合否が出た後、アメリカ生活の準備をしっかりとなされてからの入籍でもよかったはず。

 どうやら、先日宮内庁が公表したように『複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)』だと診断された眞子さまは“これ以上の批判には耐えられない”というご心境で、早く皇室を離脱されたかったという思いが強かったようです。

 10月17日までは『国際陶磁器フェスティバル美濃'21』の名誉総裁を務めていらっしゃるので、17日までの入籍はない。10月のうちで18日以降の『大安』は20日と26日だけです。皇室は吉凶を占う『六曜』を重んじることから、26日を入籍日に選ばれたのでしょう」

『大安』であるならば、20日の方がお誕生日に際する稼働がなくなるため、宮内庁側からしても都合がよかったはず。なぜ、20日を避けられたのか。

20日は上皇后陛下、美智子さまの87歳のお誕生日です。同日にご自分が入籍すれば、国民の注目がおばあさまの慶事に向かなくなるおそれがあるので避けられたでしょう。これまでも皇室の方々のお誕生日には、ほかの行事が重なることがないように気を遣われてきたのが皇室の慣例ですからね。

 10月中に結婚されたかったのは、秋篠宮さまのお誕生日が11月30日に控えているから。お父さまのお誕生日には事前に行われる記者会見の内容が公になります。

 眞子さまのご結婚問題について最終的なコメントを出されるのは間違いありません。そのときには眞子さまが渡米しており、騒動がひと段落していることが望ましい。日本にいればご本人に取材が殺到したり、国民感情を刺激しかねませんから。

 そういった理由で、パスポートやビザの取得で1か月必要だと考えれば、10月中の入籍はマストになるのです」

「結婚を認めた」ことになるおそれ

 入籍日と同日に予定される、眞子さまとの共同会見のために帰国された小室さん。“義父母”となる秋篠宮ご夫妻との面会は果たされるのか。

「“普通なら”小室さんからご夫妻へのご挨拶は当然あって然るべきですが、どうやら暗雲が立ちこめています……」

 そう話すのは秋篠宮家関係者。

「小室さんが秋篠宮ご夫妻と面会する“機会”自体がなくなってしまったのです。会見は入籍後に行われるとのことですが、婚約内定会見やお誕生日会見が行われてきた赤坂後用地内の『赤坂東邸』は使えません。ここは皇室の方々が使用することが前提であり、慣例です。

 入籍後の眞子さまは民間人なので会見で皇室関連の施設は使えず、都内にある高級ホテルなどの外部施設が使われることでしょう。小室さんがご夫妻と面会するなら、入籍前に『赤坂東邸』で会見を行う機会しかないと言われていましたが、その可能性は事実上なくなってしまったのです。

 おそらく、あくまで民間人となった“小室眞子さん”としての会見を望まれたのは秋篠宮家の当主である殿下なのだと思います

今年9月も昨年に引き続き、紀子さまはお誕生日に公表された文書で「長女の気持ちをできるだけ尊重したい」と綴られた

 昨年のお誕生日会見で“今までの経緯をきちんと話すべき”と述べられているとおり、殿下はおふたりにケジメをつけるための会見を求められてきたようだ。

ただ、殿下としては憲法で保障されている結婚の権利は認めざるを得ないにしろ、家同士の問題である婚約は認めていないことから、皇室関連の施設で会見を開くことは許されなかったのでしょう。だからこそ、入籍後の会見になったということです。

 国民感情を踏まえると、小室さんが秋篠宮ご夫妻に挨拶するためだけに秋篠宮邸を訪問すれば“秋篠宮さまが小室さんとの結婚を認めた”となりかねません。秋篠宮ご夫妻としては、結果的に小室さんとの面会を“拒否”しなければならないという非常に難しい状況にあると思います」(同・前)

 秋篠宮ご夫妻に挨拶してもしなくても、国民感情を刺激してしまうおそれのある小室さん。義父母に対して、どのように筋を通すのだろうか。