りんたろー。

 《やっぱり、かねちーの隣はりんたろーじゃないとね!》

 10月14日に放送された『ABEMA Prime』(AbemaTV)で、EXITの2人が並んで笑顔を見せる姿に、ファンから喜ぶ声が上がった。

 コンビなのだから、2人そろうのは当たり前のように思えるが、りんたろー。は一時期、この番組から姿を消していたのだ─。

 りんたろー。は、いまやテレビで見ない日はないといっても過言ではないほど、多くの番組に引っ張りだこだ。

「EXITは'17年に結成され、“チャラ男キャラ”でブレイク。地上波では5本のレギュラー番組を持ち、昨年4月からAbemaTVで放送されている報道番組『ABEMA Prime』の木曜MCを務めています」(スポーツ紙記者)

 そんな彼が大切な番組を休むようになったのは、今から3か月ほど前のこと。

何の説明もないまま復帰

「7月15日の放送回で、東京オリンピックの作曲を担当した小山田圭吾さんの件で意見を求められて、“過去の彼に石を投げるっていうのが正しいのか”と発言したんです。当時、小山田さんは過去に雑誌のインタビューで“学生時代に陰湿ないじめをしていた”と語っていたことが発覚し、批判されていました。そんな彼を擁護するかのような発言をしたことで、ネット上で炎上してしまったんです。その発言をした翌週の7月22日から当面の間、番組を欠席することを発表したんです」(同・スポーツ紙記者)

小山田圭吾

 突然の“休業”には、視聴者も動揺を隠せなかった。

「番組では欠席する理由に関して、“はずすことのできない仕事が入ったため”と説明していました。ただ、1週間前に発言が炎上していただけに、ネット上では《どう考えても不自然》《りんたろー1人の仕事って何?》という声が上がっていました。結局、10月7日から復帰したものの、彼から詳しい説明はありませんでしたね」(同・スポーツ紙記者)

 休んだタイミングが“炎上”と重なっていたことで、一部のファンの間では“あの発言が原因で番組に出られなくなったのでは?”とささやかれていた。

 実は、その予想は少なからず当たっていて……。

「炎上する理由がわかっていない」周囲の心配

彼が精神的に参ってしまったことが理由だといいます。発言の炎上後に、りんたろー。さんサイドから番組側に“精神的なダメージが大きいので、しばらく出演するのは厳しい”と申し出があったんです。それを受けて、出演を見合わせることになりました」(Abema関係者)

 その後も『アベプラ』以外の番組には出演しており、以前と変わらないように見えたが、内心では75日間“悪夢”を見続けていた。

『アベプラ』はリアルタイムで視聴者が意見をコメント欄に書き込み、出演者も読むことができます。すぐに番組に戻ったら、また批判的な意見を書かれるかもしれない。“戻るのが怖い”という思いが二の足を踏むことになったのだと思います」(同・Abema関係者)

 普段は脚光を浴びることが多いだけに、厳しい言葉が心に突き刺さってしまったのだろうか。

 身長180センチのガッシリした体格で、テレビでの“チャラい”言動からは想像できないかもしれないが、りんたろー。は精神的に弱い面があるという。

「優しくてまじめな性格なので、炎上したことを真剣に受け取って、落ち込んでしまった可能性はありますね。彼は以前、『ベイビーギャング』というコンビを組んでいたのですが、当時の相方が無免許運転で逮捕されても、“彼のためになるなら……”と情状証人として裁判に出廷するほど優しいんです。結局、勝手に裁判に出たことが事務所にバレて、彼もしばらく謹慎することになったのですが、そのときもそうとう落ち込んでいましたよ」(放送作家)

ベイビーギャング

 自分の“見え方”を気にするところもあって……。

「世間からどう見られているかを気にしていて、自分の名前をネットで検索する“エゴサーチ”を頻繁にしています」(同・放送作家)

 繊細な性格であることに加えて、後先考えずに行動してしまうところも今回の事態につながった。

自身のツイッターで一般人に言い返してしまう場面も(りんたろー。のツイッターより)

番組に出ていなかった9月初めに、ツイッターで自分にしつこく絡んでくる一般人に応酬するなど、場当たり的に行動してしまうんです。素直すぎるので、“こういうことを言ったら炎上する”というのがよくわかっていないのかもしれません。芸人の間でも、彼のそうした性格を心配する声が上がっていましたよ」(同・放送作家)

 りんたろー。が精神的な理由で『アベプラ』を“休業”していたことについて、AbemaTVに問い合わせると、

「番組の制作に関わることは回答を控えさせていただいております」

 彼の所属事務所にも問い合わせてみたが、期日までに返答はなかった。

 EXITが得意とする“渋谷系漫才”のように、「お後がヒュイゴー」とはいかないようだ……。