子煩悩ぶりが伝わってくる一枚(1982年2月22日撮影)

 昭和57年('82年)2月22日撮影。

 今日は、「週刊女性」編集部に眠っていた39年前の写真を紹介したい。

 中面は白黒の週刊誌のため、モノクロ写真なのはご容赦いただきたいのだが、とにかく父・梅宮辰夫さんの娘・アンナへの愛情が伝わってくる写真の数々である。

 この写真を踏まえてご一読いただきたい。

 その梅宮アンナは18日、インスタグラムを更新し、2年前になくなった父・梅宮辰夫さんの顔写真が使われていた野外広告看板で、辰夫さんの顔部分が黒く塗りつぶされていたことについて怒りを綴った。

  広告看板は東京・世田谷区内のビル屋上にあり、辰夫さんは広告主の会社とイメージキャラクター契約を結んでいた。
 
  契約は2020年に終了したが、今回問題になった看板は最近まで残されており、アンナは弁護士を通じて会社側に「この先、まだ、使用したいのであれば、キチンと契約するか、写真を取り下げるか」のいずれかを促していたという。

 会社側の対応が気になり、17日看板を見に行ったところ顔の部分だけが黒塗りになっていることを発見したのだという。

 アンナはインスタで「なんて酷い事をするのだろう。。 何故顔だけ??」「人の写真を黒く塗り潰す行為は、良くありません。どんな事があっても。。」と述べている。

 この件については、広告主側が公式サイトでアンナへ謝罪のメールを送ったとしているが、アンナは20日時点でメールは「来ていない」と食い違いを見せるなど、まだまだくすぶっている模様。

 アンナといえば、最近はご無沙汰だが、お騒がせな恋愛とともに歩んできた芸能人生だった。

 高校生のころからモデルとして活動していたが、'94年タレント羽賀研二との交際が発覚。

 羽賀は初代『いいとも青年隊』でブレイクし、イケメンタレントとして人気を博していたものの、度重なる“ルーズな”女性関係や借金問題などが取りざたされており、アンナへの誠意が疑問視されていた。

 辰夫さんはこの恋愛に当初から反対しており、報道陣の前で羽賀について、「汚い橋」「汚れている」などと痛烈批判。

 '95年羽賀の借金返済のためとして出版された『ペアヌード』写真集にも「そんなもの、見たくない」と吐き捨てていた。

 そして、'99年初頭、『バカップル』などと揶揄されたこのカップルはついに破局を迎える。

 破局理由は、やはり羽賀の借金。住宅ローンや、沖縄の店舗の開店資金などで借金は億単位に膨らんでいた。

「前の年の12月25日、羽賀に連れられて一緒に金融業者に5億円の借金を申し入れたことで、“大事なクリスマスの日に恐ろしい額の金策をしている”ことでアンナは我に返ったのだそうです」(当時取材していたスポーツ紙記者)

辰夫さんこそナンバーワンな理由

梅宮アンナ

 ここで注目したいのは、「みかねた辰夫さんも羽賀に2000万円ともいわれるお金を貸し込んでいたのです」(同)という事実。

 そのことについてアンナは「彼は本当にお父さんに感謝しているのかなって感じがしてきた。これ以上父を悩ませたくない」と一部メディアに話している。

 また、辰夫さんが事業についてアドバイスしたものの羽賀の反応が悪く、それも破局の一因になったという。

 つまり、交際の終盤にはアンナの気持ちは「これだけパパが応援してくれているのに……」と、パパの方に戻っていたのである。

 勝手な解釈かもしれないが、奔放で危なっかしい恋愛をしながらも、基本は「パパこそナンバーワン恋人」な人物と見受けられるのである。

 それが伺える言動はもう一つある。彼女は'01年に一般人Aさんと結婚し長女をもうけたが、'03年に離婚。その離婚時のことである。

 Aさんは結婚当初は実業家という肩書だったが、仕事の実態はなかなかはっきりせず、離婚時の報道では「一向に安定した仕事に就こうとしなかった」と報じられていた。

 そちらも離婚理由の一つだったようだが、それ以上にアンナが強調していたのは、Aさんが“父を超えられなかったこと”だった。アンナが離婚時にワイドショーに語った言葉をそのまま引用する。

「(父は)とにかくマメ。おむつ替えやミルクとか、愛情深く私を育ててくれた。男の人はそういう人じゃなきゃヤダっていうのがあった」

「お仕事は別にいいから、子供の面倒みたら誰もかなわないとか、なにかひとつ、これを任せたら安心っていうのがほしかった」

 父を超えられなかった今までのオトコたち。父の面影を胸に生きるアンナ。今後の人生の幸多からんことを。