米倉涼子

「私、失敗しないので!」

 決めゼリフとともに、どんな難しい手術もこなす米倉涼子演じる、女医が活躍する人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)が絶好調だ!

「2012年の初回放送からシリーズ化されて、7作目となります。今回も、西田敏行さんや岸部一徳さんらおなじみのメンバーがそろっています。平均視聴率は15%を超え、今期のドラマで断トツの数字ですよ」(スポーツ紙記者)

 米倉は毎回、『叙々苑』の焼き肉弁当など、豪華な差し入れをすることでも有名だ。今回は、新型コロナウイルス対策も考慮している。

「有名店の高級かりんとうを差し入れてます。袋で小分けされてますし、配るときはフェイスシールドと手袋、アルコール消毒をして抜かりありません」(テレビ朝日関係者)

 細かい気遣いも欠かさない米倉だが、最近ある“悩み”を抱えていて─。

周囲に、“さすがにもうヒールを履くのはキツくなってきた……”って冗談交じりにこぼしているんです。毎回、ハイヒールで颯爽と歩くシーンがありますが、長時間履き続けていますからね……」(同・テレビ朝日関係者)

 いつしか“女の武器”であるハイヒールによって、身体が悲鳴をあげるように。

「腰や首が痛くなってしまうことも多いみたいです。彼女が履いているものは特にかかとが高いので、腰の負担になっているのではないでしょうか」(同・テレビ朝日関係者)

40代は腰痛や肩こりになりやすい

 米倉のように、ハイヒールを履くことで首や腰を痛める人は多いのだろうか。久我山整形外科ペインクリニックの佐々木政幸院長は、もともとハイヒールは身体に負担がかかりやすいと指摘する。

『ドクターX』ではヒールを履きこなす米倉涼子だが…

ヒールの高さにもよりますが、履くとかかとが高くなり、重心が崩れてしまうんです。かかとが高くなれば、ひざを曲げたり、腰を反るなど、どこかでひずみが出る。そんなふうにバランスを保つために力を入れ続ければ、腰痛や肩こりにつながります。特に、(米倉と同じ40代は)10〜20代に比べると、そうした痛みを感じやすくなります

 ただ、いまやハイヒールは大門未知子の代名詞になりつつあるので、履かないわけにもいかない。何か対策はないのだろうか。

筋肉は同じ作業をすると疲労が蓄積するので、撮影の合間に腰を動かしたり、屈伸をしたり、靴を脱いで足首を動かすのがいいです。ハイヒールは、足にもストレスがかかるので、それをリフレッシュする動きを取り入れるのが大切です」(佐々木院長)

 実は、このことを知ってか知らずか、すでに撮影現場では実践しているようだ。

「ときどき、休憩中に壁に手をついて、足を開いてストレッチしていますよ。いま思えば、腰痛対策だったのかも」(前出・テレビ朝日関係者)

 痛みを感じるといち早く対応する─。やっぱり米倉は“失敗しない”!?