羽田空港からNY行きの飛行機に乗り込む小室圭さんと眞子さん夫妻('21年11月14日)

「11月30日、56歳になられる秋篠宮さまのお誕生日会見の内容が公になります。例年どおり、テレビ局と新聞社が所属する宮内記者会から事前に提出された全5問に回答される見込みです。

 3年9か月にわたった眞子さんの結婚騒動に対する現在のお気持ちや、10月26日に出された“皇室としては類例を見ない結婚”というコメントについても問われることでしょう」(秋篠宮家関係者)

 結婚後も小室眞子さんと圭さんへの注目が薄れることはなく、むしろ関心は高まった。

宮内庁長官も「不合格」を報道で知った

「渡米までは都心の高級サービスアパートメントを仮住まいとしながら、小室夫妻が外出する際にはタクシーにSPが同乗し、後続には警護車両もつく厚遇ぶり。常に10人の警察官が警護していました。

 VIP扱いのふたりの一挙手一投足が注目される中、圭さんがNY州の司法試験にまさかの不合格だったことも明らかに。圭さんは現在、法務助手としてNY州の法律事務所『L』に在籍していますが、弁護士の年収が約2200万円に対して法務助手は600万円ほど。

 早くも将来設計に想定外のことが起こったため、秋篠宮さまの会見では、このことに触れられる可能性もあります」(皇室ジャーナリスト)

 圭さんが受験した今年7月のNY州司法試験の全体合格率は63%、初めての受験者にいたっては78%にのぼった。

『フォーダム大学ロースクール』の1年目は、若干名しか選ばれない『マーティン奨学金』を獲得している小室さん。これは授業料や寮費、教科書や参考書、航空券まですべての費用が免除されるもの。

 さらに、今年行われたNY州弁護士会が主催した論文コンペで優勝していることから、合格は確実視されていた。

「11月11日に行われた定例会見で、宮内庁の西村泰彦長官は圭さんの試験不合格を認めたうえで“次回またチャレンジするようですから頑張ってもらいたいと思います”と発言。実は、西村長官も不合格を報道で知ったそうなのですが、合格が既定路線だといわれていただけに愕然としたことは想像に難くありません」(宮内庁関係者)

 圭さんの“優秀ぶり”からは予想しえなかった不合格の理由について、NY州の弁護士資格を持つ清原博さんに話を聞いてみると、

「あくまで私の臆測ですが、“NYに生活の拠点をつくってほしい”という眞子さんの思いに応えるため、“絶対に合格しなければならない”という強いプレッシャーにより、普段の実力を発揮できなかったのかもしれません。オリンピックなどでも、強いプレッシャーで本来のパフォーマンスを発揮できないことがありますからね」

小室圭さん“恩師”の娘に直撃

 一方で、圭さんの母親・佳代さんは息子の“失策”の可能性を危惧していたという。

「圭くんが留学してからですが、佳代さんが、“うちの子は受験に弱いのよ”って話していて。過去に受験に失敗したことがあったのかも」(佳代さんの知人)

 来年2月の試験に合格したとしても弁護士登録ができる6月までは、引き続き法務助手のまま。いきなり苦難を強いられる小室さん夫妻だが、圭さんは恩師への“借金問題”も浮上している。

「アメリカ留学中、かつて日本で勤務していた『奥野総合法律事務所』から、毎月の生活費用などを援助してもらっていました。その額は3年間で計1000万円ほどだといわれています。これは給与ではなく“貸与”されていたお金だそうです。法務助手としての年収ではNYでの生活をしながらお金を返済することは不可能でしょう」(前出・宮内庁関係者)

今年の誕生日会見では眞子さんの結婚騒動にどんなコメントを?(写真は昨年のお誕生日会見)

 そこで『週刊女性』は11月上旬、圭さんへの金銭的援助の現状を知るため、奥野所長の自宅を何度か訪ねるも長らく不在。近くに住む娘に所長へ取り次いでもらおうとしたが、

「お役に立てずに申し訳ないですが、すべての取材関係は事務所にお願いしておりますので申し訳ございません」

 結局、所長本人とコンタクトをとることはできなかった。弁護士試験に落ちてしまった圭さんのNYライフは、前途多難である。

「仕事と司法試験の勉強を両立することは、かなり厳しいと思います。前回の試験は勉強に集中できる環境でしたが、現在は眞子さんと結婚して家庭を持ち、NY州で法務助手としての勤務もあります。

 仕事の手を抜くわけにはいかず、勉強時間を確保することは難しくなり、さらにはロースクールで学んだ内容も次第に記憶から薄れていきます。受験者の合格率が7月よりも2月のほうが20%も低いと言われているのは、多くの受験者が仕事で勉強に集中できないことと、ロースクールの卒業から時間が経過してしまうからです」(清原さん)

 再び不合格になると、就労ビザや、事務所からの雇用問題も生じる。

「アメリカ留学中の圭さんは学生ビザを取得していましたが、これはロースクール卒業後から1年間で有効期限を迎えるため、来年5月までに就労ビザを取得する必要があります。就職先の『L』としては、司法試験に合格する前提で彼を受け入れたはずですから、今回の試験不合格はアテがはずれてしまった形です。

 1回目の受験よりも合格率が下がる来年2月の試験が不合格だった場合、『L』から解雇される可能性があるほど、NY州の法曹界はシビア。最悪の場合、試験に不合格で解雇、それによって就労ビザも取得できずに来年5月に強制帰国も……」(前出・皇室ジャーナリスト)

世帯収入は2000万円

 収入面も含めて崖っぷちに立たされている圭さんを支えるのはやはり、眞子さんの“内助の功”のようで─。

NYでの就職活動に苦戦していたといわれる圭さんを『L』が採用したのは“元プリンセスの夫であるメリット”を多少なりとも意識しているからだと思います。

 例えば、仕事でクライアントになりうる人々が集まるパーティーなどに眞子さんが同席すれば、周囲から当然注目される。皇室は、その伝統と歴史の長さから世界中から尊敬の念を抱かれています。眞子さんとの交流を求めるクライアントがいれば、圭さんとしては絶好の営業チャンス。

'19年12月、新浜鴨場で在日の海外大使夫妻らを接待した眞子さん。NYのパーティーでも、この経験を発揮するのだろうか

 眞子さんとしても“夫の仕事のためになるなら”と、培ってきた英語力と皇族時代の国際親善の経験を発揮されることでしょう。『L』としては、法務助手以上に特別なメリットを感じる小室さんを雇用し続けるでしょうから、ビザの取得も容易になるかと」(NY州の法律事務所関係者)

 一部メディアでは、圭さんが日本で勤務していた際、仕事の会食の席に当時皇族だった眞子さんを同席させたと報じられたことがある。眞子さんをパーティーや会食に同伴させることで、仕事相手からの信用は増すだろう。

「収入面でも眞子さんが現地の博物館に就職し、家計を助けていく見通しです。アメリカ中部大西洋岸の学芸員の平均年収は約1400万円で、圭さんと合わせて世帯年収はおよそ2000万円となる。

 物価や家賃の高いNY州では2000万円でもぎりぎりの生活です。おふたりは圭さんの就職先近くの賃貸住宅で生活するそうなので、圭さんが司法試験に合格するまでは眞子さんの収入に頼りながら生活していくのだと思います」(前出・秋篠宮家関係者)

 NYでも“眞子さんの威光”はいかんなく発揮されそうだ。