嵐・二宮和也

「視聴者の皆様、ご迷惑をお掛けした西島秀俊様、二宮和也様、関係者の皆様にお詫び申し上げます」

 11月13日、そんな謝罪文をホームページに掲載したのは、日本テレビ系の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』だ。

 10月20日に放送された同番組での内容について、23日後に謝罪文を掲載したわけだが、番組内で何があったのだろうか。

二宮が出産に立ち会った!?

 10月20日放送回では、現在放送中のドラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系)で主演を務める西島秀俊(50)がゲスト出演。そこでのやり取りについてテレビ誌ライターはこう話す。

「この日の『笑コラ』では、名物の『スペシャルゲストクイズ』がありました。西島さんはそのスペシャルゲストが誰なのかを当てる“パネラー”として回答することになったんです」

 番組コーナーのひとつ『スペシャルゲストクイズ』とは、街の人にスペシャルゲストの印象を聞いて、そのコメントからゲストが誰なのかを導きだすというもの。街角インタビューのVTRを見て、出演者が早押しで当てるクイズだ。

 この日のVTRでは、「歌がうまい」「声が低い」「踊りもうまい」といったコメントや、なかには「渋谷で見たことあるけど“わぁー”とはならなかった」というものも。だが、西島をはじめとするパネラー陣はなかなか正解にたどり着けない。

 そこで、スペシャルゲスト本人が“スペシャルヒント”として「人生最大の失敗」エピソードを披露することに。

妻の出産に立ち合うなか、手を握りながら励ましていたが、分娩室にあるテレビが気になり、つい観入ってしまっていたところ、妻に険しい顔でにらまれてしまったというものでした」(前出・テレビ誌ライター)

 もちろん、姿を見せずボイスチェンジャーで声も変えているため、パネラーには誰がゲストなのかまだわかっていない。

 このエピソードを受け、西島は「二宮くん」と回答。しかし、これは不正解。

 これに対して、番組MCの所ジョージ(66)が「二宮くんも。でも“わぁ~”っとなるんじゃないですかね」とコメント。すると、西島が「いや、でも普段は(スマホゲームの)“パズドラ”みたいなTシャツ着てる」と返した。

 最終的に、スペシャルゲストはチョコレートプラネットで、「人生最大の失敗」エピソードは松尾駿(39)のものだったことが明かされる。しかし、この一連のやりとりにネットはザワつきを見せることに……。

《二宮くんの出産立ち会いとか本人が言っていないのに西島さんがバラしちゃっていいの?》
《櫻井くん相葉くんの結婚で祝福ムードだからってニノの出産の時の話まで放送するの?ツラい》

 前述のテレビ誌ライターはこう話す。

「嵐の二宮和也(38)さんと西島さんは2017年公開の映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』での共演以来、親しくなり家族ぐるみの付き合いをしていると言われています。

 この放送を受けて、二宮ファンの西島さんおよび日テレに対するSNS上での大ブーイングが止まらなくなります。出産立ち会いエピソードに“そんなこと、知りたくなかった……”とショックを受け、二宮さんに失望するファンも出たようです」

 この反応を受けてなのか、今になって次のような謝罪文が掲載されたわけだ。

日テレが掲載した謝罪文

 10月20日放送内容についてのお詫び

 10月20日に放送したスペシャルゲストを当てるクイズの中で、出演者および関係者の皆様にご迷惑をおかけし、視聴者の皆様に事実誤認をさせる放送内容がありました。

 このクイズは、スペシャルゲストのイメージについての街頭インタビューやご本人たちからのヒントをもとに、ゲストは誰であるかを、スタジオパネラーが早押し形式で当てるコーナーです。

 そのコーナーのパネラーとして西島秀俊様にご出演頂きました。その中で、「スペシャルゲストが妻の出産に立ち会った時のエピソード」のヒントのあとに西島秀俊様の「二宮くん」という回答を放送しましたが、実際は「身近な人で相談したい人。全部良い感じに返してくれそう」という街頭インタビューヒントを受けての回答でした。

 視聴者の皆様、ご迷惑をお掛けした西島秀俊様、二宮和也様、関係者の皆様にお詫び申し上げます。

 西島が二宮を連想したのは、「出産立会いエピソード」ではなく「身近な人で相談したい人。全部良い感じに返してくれそう」という街角インタビューからだという。

「謝罪文通りの流れがあったのなら、そのまま放送してもいい内容ですし、なぜその部分をカットして、わざわざ出産立会いエピソードと繋げたのか。そんな編集をする意図がまるでわからないですよね」(テレビ局関係者)

 日本テレビに《謝罪がなぜ今のタイミングなのか》、《事実誤認をするような編集になってしまった経緯》について問い合わせるも、期日までに回答は得られなかった。

 番組ホームページに謝罪文が掲載されると、二宮ファンの間では「良かった、西島さん、ニノのプライベート勝手に話しちゃう人じゃなくて」「西島さんいい人じゃん。編集前と後じゃ全然印象変わるから『笑コラ』にドン引き」といった声が上がっている。

 一方で、日テレの謝罪文に対する疑惑の声も上がっている。前出のテレビ局関係者もこう話す。

「二宮さんのファンの怒りを鎮めるために、一連のやりとりで矛盾が生じない“身近な人で相談したい人”から連想したことにしたのかもしれません。日テレ側にとっては苦肉の策ですよね……」

 いずれにせよ、今回の放送で二宮、西島に対し迷惑をかけ、ファンの心情をかき乱したことは違いない。そんな物議を醸した10月20日の放送回は有料配信サービス「Hulu」からこっそりと消えていた。