写真は3代目バチェラーの友永真也さん、シーズン3参加者の恵さん。バチェラー・ジャパン初のカップルとなった2人。YouTubeチャンネル『しんめぐの日常』では幸せな夫婦生活を配信中。ファイナルローズ予想は白熱!(取材は12月13日)

 アマゾンプライムビデオで配信されている『バチェラー・ジャパン』は、一般応募で集まった複数の女性参加者が、ハイスペックな独身男性(=バチェラー)のパートナーの座を競い合う、人気の婚活サバイバル番組だ。

 次々と繰り広げられるデートや恋愛の駆け引き、ときには激しいバトルが巻き起こり、毎話ラストに行われるローズセレモニーでバラをもらえなかったら即退場。視聴者は“最後に選ばれる女性はいったい誰なのか?”と、考察を楽しみながら夢中になるのである。

 '02年の米国での放送開始から“世界一の恋愛番組”と言われ、'17年についに日本上陸。'18年にシーズン2、'19年にシーズン3と毎年新作が配信され、昨年は男女を逆にした「バチェロレッテ」が配信。

 待ちに待った4作目は配信前の会見でMC陣(今田耕司、藤森慎吾、指原莉乃)が衝撃作と言ったシロモノ。4代目バチェラーを務めたのは、中国出身の実業家・黄皓(コウ コウ)。4か国語を操り複数の会社を経営している、まさにハイスペック男性だ。

「コウくんとはプライベートでも親交がありますが、結末はもちろん聞いてません! 視聴者として楽しんでいます」

 こう話すのは、シーズン3のバチェラー・友永真也さん。同番組をきっかけに出会った岩間恵さんと昨年結婚し、『バチェラー・ジャパン』シリーズ初の出演者同士のゴールインを果たした人物でもある。そんな“しんめぐ”夫妻に、黄皓さんの素顔や出演者ならではの観点など、赤裸々に語ってもらった。

不信感を募らせた6人とのキス!!

4代目バチェラー黄晧(こうこう)さん (c)2020WarnerBros.iInternationalTerevisionProductionLimited

真也 シーズン4は、コウくんと女性の会話のシーンがとにかく多い。これまでのシーズンと比べると、“恋愛を見てる”って感じがしないかも。

 確かに、撮影時期がコロナ禍という理由もあるのか、派手なデートが少なかったですね。でも、今作は女性陣がとても可愛くて、全体的に華やかな印象でした。

真也 あとこれは別にええねんけど、チューがとにかく多かった!

 真也さんがこう言うのも無理はない。これまでのシーズンでキスシーンを見られるのは最終回のみだったにも関わらず、今作のバチェラーは、参加者15人(途中参加2人)のうち6人とキスを交わしている。しかも第3話では、中野綾香さんと“お泊まり”デートまで。

 私たちのときはカメラの前以外での接触は原則禁止だったので、この展開にはびっくりしました(笑)。

 この衝撃的な出来事によって女性間では波乱が起こる。バチェラーに対する不信感を募らせる女性が続出し、自らリタイアを選択する者も現れたほどだ。

真也 この連続チューについては、“僕とは感覚が違うな”というのが正直な感想。経験者として感情移入できるシーンもあったけど、これについてはよくわからなかったですね(笑)。

 番組のルール上、毎話必ず脱落する女性が出るのだが、番組MCの藤森慎吾(オリエンタルラジオ)が、“キスした順に脱落している”という法則を囁くほどだった。

2人が選んだメンバーは……

“おめぐ”を見る友永さんの熱視線は結婚後も健在

 真也さんが、涙を流すほど感情移入したと話すのは、第7話。藤原望未さんが“前の恋人を忘れられない”と、黄さんに本音を打ち明けたシーンだ。

真也 コウくんは最初から藤原さんに恋してたと思うんです。それはコウくんの目や表情を見てたらわかる。視線を追ってみてください。藤原さんを目で追っちゃってるんだもん。でも藤原さん本人からそんなことを言われちゃったら、バラは渡せないですよ。辛すぎる。でも、これこそがリアルやなとも思いました。

 実際に、黄さんは7話で藤原さんを選ばず、秋倉涼子さんと、休井美郷さんの2人をバチェラーの舞台に残した。

 私も、コウくんの中での圧倒的1位は藤原さんだと思っていたので、いなくなった今、どうなるのか本当にわからなくて。

真也 同じく。俺がコウくんの立場やったら帰るもん。

 このインタビューを行ったのは最終回の配信直前。結末を知らない2人に、現時点での予想を聞くと、

真也 秋倉さんかな。番組が始まる前から友達だったというのもあって、“友達から始めようか”って締めるんちゃうかなと。

 私も、秋倉さん。仕事もパーソナルジムトレーナーで似ているし、一緒にいるときのコウくんはリラックスしている。友達から大事なパートナーになりましたってエンドを想像していますね。

 2人から見て、バチェラーの番組内での姿とプライベートでの黄さんとでは違いがあるのだろうか。

真也 正直、番組のほうがいけすかない奴に映ってる。でも実際はとても良い人ですよ。

 直接会ったほうがもっと良さがあるなとは思う。

 黄さんの繊細な一面も。

 世間の反応が気になるみたいですよね。SNSなどを見ていても批判的な声に言い返しているイメージ。SNSにはいろんな意見があるから、気にしてほしくないなとは思います。

真也 そこは俺と真逆ですね。自分のこと悪く言われても、外野の声は何も気にならない。

 知ってる? 真也は、結構みんなからいじられたり、ネタにされてるんだよ。

真也 そうなん? でも、おもろかったらなんでもええわ(笑)。

 真也さんは「あくまでこれはコウくんの物語」と、黄さん本人が思うままにやってくれたらいいと強く語った。黄さんは、“しんめぐ”夫妻のように、バチェラーで真実の愛を掴めるのだろうか。

4代目バチェラー・黄晧(こうこう)さん

 パーソナルトレーニングジムやエステなど複数の企業を経営。英語や中国語など4か国語を操る。「バチェラー」の男女逆転版で'20年に配信された「バチェロレッテ」に参加し、最後の2名に選ばれ、視聴者からの人気を得た。写真はバチェロレッテ出演時のコウさん

プロフィール

(c)2021WarnerBros.iInternationalTerevisionProductionLimited

1. 桑原茉萌(23)/インフルエンサー
女子同士の会話では盛り癖があることが発覚。綾香とのお泊りを許せずリタイアした

2. 林愛美(31)/水着デザイナー
セクシーな水着でアピールしたが初回脱落

3. 休井美郷(30)/パン教室講師
女性人気No.1。そのあざとさに藤森慎吾が警戒したほど

4. 青山明香里(24)/建築事務所・事務
ファーストローズをゲットしたが、「人づて」発言で撃沈

5. 嘉瀬美月(25)/モデル
前半は自信の塊キャラだったが徐々に素のかわいさが

6. 秋倉諒子(30)/パーソナルトレーナー
出演前からコウさんのリアル友人。悪いところがひとつもない

7. 小口桃子(34)/不動産会社・事務
司会者・さっしー(指原莉乃)の友人。見せ場がないまま終わってしまった

8. 松本妃奈子(29)/社会学者
賢さを武器に、と言っていたが見せ場がないまま終了

9. 市橋麗里シェーン(30)/ヘアメイクアーティスト
見せ場がないまま初回脱落

10. 坂入みずき(28)/医師
1度もツーショットデートがないまま終了

11. 白川理桜(27)/アニメーション会社勤務
恋愛未経験と初回で告白。コウさんには重かったのか?

12. 中野綾香(29)/マツエクサロン経営
本物のあざとい女性! お泊りしたけど駆け引きに失敗?

13. 藤原望未(25)/針灸師
コウさんの好みど真ん中! 元カレが忘れられない発言で撃沈

14. 清水香澄(29)/ボディメイクチャンピオン
運動の苦手な休井ちゃんに代わって頑張ったが、選ばれず

15. 松木星良(30)/会社経営
シーズン3にも参加。どちらも序盤に脱落

さらに2話で追加されたメンバーは

16. 木下マリア/会社経営
仕事の話をしてコウさんに拒否られ脱落

17. 李起林(29)/翻訳家
シーズン3では友永さんをビンタ!