9月下旬、周囲を警戒しつつ長女を見送りに出る熊田曜子

 2021年も残るところあと数日。やっとコロナの終息が見えはじめてきたが、オミクロン株の出現により再び不穏な日々が続いている。2021年の下半期を振り返ってみると、東京五輪開催や総裁選、眞子さんの結婚など、大きな出来事があった。また芸能界では数々のスキャンダルや、心が痛い社会ニュースも多発した。そこで『週刊女性』と『週刊女性PRIME』が追い続けた下半期のスクープの中から、厳選した記事を再掲する。

 今年5月、夫からDVを受けたと110番通報して始まった熊田曜子の離婚騒動。彼女の浮気疑惑なども明らかになり、いまだ解決の糸口が見つからない中で、またも“通報”によってトラブルが起きていた。孫に会いたい一心の義母に対して110番通報をしたのだという。家事や育児を手伝ってもらっていた義母に、熊田が非情な仕打ちをしたわけーー(週刊女性2021年10月12日号)。

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《明日は敬老の日 贈り物は子供達がイラストを描いたお皿(中略)めちゃくちゃ可愛いお皿が出来た》

 9月19日に、自身のSNSでこのように投稿したのは熊田曜子。一見、微笑ましい家族との日常のように見えるが、彼女はいまだ“ドロ沼離婚劇”の真っただ中にいる。

「今年5月、会社経営者の夫・Aさんから暴行を受けたと警察へ通報。離婚に向け、3人の娘を連れて自宅のすぐ近くで別居を始めました。逮捕されたAさんは、釈放後に暴行していないとメディアを通して主張。併せて、彼女の不倫を疑って以前から集めていた音声データの存在を明かしました」(スポーツ紙記者)

 7月には景品表示法に触れるハーブ茶の広告塔を務めていたことが発覚。イメージダウンで仕事は激減し、8月には別居後に住んでいた高級マンションからの転居を余儀なくされる。廉価なマンションに、母親とともに引っ越すことになった。

「一連の騒動で熊田さんはいまだにテレビには出演できていませんが、ファッションショーの仕事など徐々に芸能活動を再開。止まっていたSNS投稿も、活発になりつつあります」(同・スポーツ紙記者)

夫の両親を110番通報していた

 しかし冒頭の“敬老の日”投稿の裏では、新たなトラブルが起きていたようだ。

「実は、あの投稿の数日前に、熊田さんが、近所に住むAさんの両親を110番通報していたそうなんです。何があったのか定かではないのですが、親族でもある義理の両親を通報するというのは、よほどのことですよね」(熊田の知人)

 いったい何があったのか。Aさんの代理人弁護士に問い合わせてみると、通報の事実を認めたうえで、次のように語った。

「Aさんのご両親は、事件後に会えなくなったお孫さんのことをずっと心配していました。そして、9月中旬のその日、Aさんのお父さんの誕生日が近いということもあり、少しでも孫の顔を見られればと思ったおふたりは、近所にある上の娘さんが通う塾へ向かった。すると、上の娘さんがちょうど帰ろうと出てきたため、少しだけお話しできたようです」

 願いどおり、少しの時間ではあったものの、塾帰りの長女と約4か月ぶりの会話をすることができた。するとその2日後、義父の携帯に最寄りの警察署の生活課から電話がかかってきた。

警察官からは“お孫さんを待ち伏せしているとの通報を受けて連絡しましたが、もし事実なら気をつけてほしい”との注意を受けたそうです。Aさんのご両親と上の娘さんが話したことを熊田さんが知り、警察に通報したようです」(Aさんの代理人弁護士)

 “娘たちがさらわれてしまう”とネガティブに解釈したのだろうか。しかし、Aさんの代理人弁護士はそうではないと言う。

インスタグラムで敬老の日を子どもたちと祝う熊田。一部で“イメージ回復戦略では?”と疑う声も

「最初の通報から10日後の夕方、Aさんのお母さんが買い物中に、偶然道端で上の娘さんに会ったそうなんです。声をかけようとすると、後方にいた熊田さんの母親が駆け寄ってきて、娘さんの手を引き、足早にその場から去っていきました。数時間後、再び警察署の生活課から注意の電話がAさんのお母さんの携帯に入ったとのことです」(同・Aさんの代理人弁護士)

熊田を実の娘のように思ってきた

 義理の娘に2度も通報されてしまったAさんの両親。Aさんも戸惑いを隠せない。

「母が言うには、上の娘は笑顔も見せず、もはや他人と話すような態度だったそうです。以前は学校や習いごとの送迎、食事の準備を母がしていたので、娘もすごく慕っていたのですが。母も“声をかけただけなのに、どうして……。曜子ちゃんを実の娘だと思って接してきただけに、悲しい”と嘆いています」

 今回の通報の意図について、熊田の代理人弁護士に質問状を送ったが、期日までに返答はなかった。

 9月下旬の早朝、学校へ行く長女を見送るために、自宅マンションから出てきた熊田を目撃した。顔には少し疲れが見え、長女も心なしか元気がなさそうに見える。

「熊田さんは娘たちに“Aさんや彼の両親と話をしてはいけない”と言っているそうですが、小学生の長女は本当に信じていいのか悩んでいるらしいです。同級生にも相談しているようなので、周囲は熊田さんにもお子さんにも、どのように接したらいいのか複雑な思いを抱えています」(長女が通う小学校の保護者)

 熊田が本当に耳を傾けなければならないのは、子どもたちの声なのかもしれない。